その時の模様はこのブログでも何度か取り上げましたが・・・
去年の夏は息子が我が家近くに家を新築し、八月下旬が引越しで旅行どころではありませんでした。
そして今年の冬は息子一家は家族でグァム旅行、私はエジプト行きで忙しくて・・・
元旦に皆で息子宅に集まっただけでした。
今年の夏は久しぶりに孫の海水浴方々伊豆のホテルに集合との話しが二ヶ月前に決まり、
7月30日のその日を、我々も楽しみにしていました。
私たち夫婦は前日から休み、7月29日は箱根に宿を取っていたのです。
箱根・仙石原「CAFE & RESTAURANT LYS(リス)。
晴天の暑い日々が2週間以上も続いていたのに、この日はナント朝から雨模様でした
箱根は我が家から近くて1時間半で行けますから、午前中に母を見舞ってから、ノンビリと出発しました
お天気が悪ければ、旅のお楽しみはグルメと温泉しかありません。
最初に目ざしたのが仙石原の「箱根ラリック美術館」内にある「CAFE & RESTAURANT LYS(リス)」
LYSとはフランス語で「ユリ」のことだそうです。
そういえば、この時期の箱根はアチコチに白い「ヤマユリ」が咲いていました
美術館のまん前の第一駐車場に車を入れました。ここは有料です。
少し離れた第二駐車場ならレストラン利用者は無料のようですが、大粒の雨が降っていたので300円支払いました。
入り口で「美術館に行くのか?レストランに行くのか?」と聞かれます。
この4月から無料でレストランに直行できるようになったそうです
店内は箱根に相応しく、アダルトな雰囲気で落着いていました。
外の緑のシャワーが、庭に面した三方のガラス張りの窓から眩しいばかりに注がれます
メニューはお肉コースとお魚コースの他に、サンドイッチやランチプレートもあります。
私たちはお魚とお肉の両方が少しづつ乗っているプレート料理(1900円)を頼みました。
地元湘南の朝採れ新鮮野菜のサラダに、天然酵母(じゃがいも)で作った自家製パン。
これが柔らかくてモッチリしていてとても美味しかったです
添えられていた自家製のバターにはハーブが入っていて、爽やかな香りも楽しめました。
この日はシャケのフライにチキンの燻製が盛られていました
またドリンクはホットコーヒーかアイスブレンドティーの2種類から選び、お代わり自由。
いちいちお願いしなくても、カップが空になると必ず注ぎにきてくれました
従業員の皆さんのきびきびした動きも申し分なかったですね
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店内は約100席。テラス席で約20席、思った以上に広いレストランです。
この日は本格的な雨でテラス席は開放されていませんでしたが、普段は人気のテラス席の方からうまるそうです。
次回は是非お天気の好い日に訪ねたいレストランでした。
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反対側の窓の向うには何故か?「オリエント急行」の車輌が見えています
本物だそうで、こちらは喫茶のみの営業だとか・・・
雨はますますひどくなり、希望していた「ガラスの森美術館」行きを諦めました。
ここの「ラリック美術館」はアール・ヌーヴォー様式を極めた宝飾作家の「ルネ・ラリック」の宝飾作品を、
日本最多数の規模で常設展示しています。
※このルネ・ラリックが「オリエント急行」の車体の窓を設計した関係で、ここにこうして車体があるそうです。
主人は宝飾品見学よりも断然「温泉」が希望です。
日帰り温泉「南甫園」
レストランで近くの温泉「せりざわ荘」を紹介してもらい行きましたが、この日(木)は生憎定休日・・・
しかたなく3~4年前の古い「るるぶ」を参考に行った所が「南甫園」(入浴料・1000円)
大涌谷から直接ひいている白濁の露天風呂が魅力でしたが、施設が古いのが難点でしたね。
これだけの立派な日本庭園があるのに、整備されていないのが何とも勿体無い
主人は「思わず自分で草を刈りたくなった」と・・・
でも涼しい雨の中の温泉は気持ちが良かったです
「宿」の夕食
この日の箱根の宿はいつもの会員制ホテル、ナント、我々だけの貸しきり状態でした。
露天風呂はないけど温泉と料理が自慢の宿です。
もう一度夕食前に宿のに入り、冷酒を飲みながらのお料理に舌鼓を打ちました。
満足、満足
前菜とお造りと冷たい茶碗蒸し | キンメと野菜の煮物&陶板焼きのステーキ |
天ぷら | 鯵の南蛮あげサラダと冬瓜の葛煮 |
食事の後はカラオケルームを貸切、夫婦二人で声を張り上げて、日頃の憂さを晴らしました。
翌日は朝からカミナリがとどろく生憎のお天気です
せっかくの「箱根&伊豆」ドライブ旅行が雨とは、ナント運が悪いこと・・・
でも考えようによっては「ユックリ休め」という神様の思し召しと思うことにしました。
朝風呂から出てきたら弟からメールが届きました
「昨夜から母の血圧が低下して、この2日間が峠」との連絡が主治医から入ったとの事
私は全員集合のこの日の「伊豆・伊東温泉行き」を諦めて戻ることにしました
「今ば~ちゃんの病院に行って見舞ったけど、俺の事も分ったようで案外元気だった」
とのTELが息子からありました。
息子一家は我が家とは逆に、伊豆の次の日に箱根泊りを予定していたようで、
私が母の急変を告げ、伊豆のキャンセルを頼んだ時はまだ出発前で家にいたのです。
「それならお父さんだけでも連れて行って」と
途中で息子一家と落ち合い、主人は息子の車に同乗し孫達と一緒に伊豆へ向いました。
携帯電話が普及した今の世の中は、本当に便利ですね。
私は病院に駆けつけましたが、思いのほか母は元気でホッとしました。
これからもこのような騒ぎが何度か繰り返されるのでしょうね
その後毎日私は昼食時、弟夫婦が夕食時に病院に通い、必至で母の食事の面倒を見ています。
完食できて喜んだのもつかの間、今度は吐いたり熱を出したりと
母は一進一退を繰り返し、私はその度に一喜一憂しております。