花と緑を追いかけて

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映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

コクーン歌舞伎「四谷怪談」

2006年04月04日 | 映画、観劇
今日は暖かい一日でした。
横浜地方は今年に入って初めて20度を超えたようです。
昨日の大風と今日の暑さで、桜もいよいよ散り始めましたね。

さて昨日は、いつものご近所仲間4人でコクーン歌舞伎「東海道、四谷怪談」を観に行ってきました。
どちらかと言うとアウトドァー派の私ですが、仲間のプリンさんの影響で、歌舞伎は年に1~2回ほど、映画は2ヶ月に1~2本くらいの割合いで観に行っているでしょうか・・・
「山」にも行くけど「舞台や映画」も観に行く
これで私のバランスも取れているような気がします。

1994年、若者の街「渋谷」から江戸歌舞伎を発信したいとの思いで、勘三郎(当時は勘九郎)が演出の串田和美とともにスタートさせたのが、このシアターコクーンでの歌舞伎だそうです。
自由で斬新なアイデアに満ちた古典歌舞伎を上演し続けて今年で12年目・・・
今回の演目は第一回目と同じ「東海道、四谷怪談」ですが、グロテスクな部分と滑稽な部分を織り込み、マタマタ新しい試みが加わったようです。



だまされて薬を飲まされ、醜い顔に変身してしまうお岩に中村勘三郎、お岩を裏切る夫伊右門に中村橋之助が熱演です。
歌舞伎座よりも狭い場内、私たちの席は前から3列目・・・
板張りの床に座布団が置かれた席でした。役者さん達は舞台から飛び出して、私たちのすぐ横でも熱演です。
どこから何が現れるか?ドキドキの演出でした。
悪役を演じる橋之助もずいぶん貫禄が出てきましたね。


第2幕、舞台の中央には川の設定で大きな水が張られていました。
3列目までは座席に置かれたカッパをかぶっての観劇です。バッチリ水しぶきが飛んできましたよ
インド帰りのK子さんは和服姿です。大丈夫
役者さん達の呼吸の音まで聞こえてきそうな前から3列目ですが、膝を痛めているN子さんは座りの席がちょっと辛そう・・・でもとても面白かった


今歌舞伎は凄い人気で、切符を手に入れるのも大変な作業のようです。
ぷりんさんが勘三郎の「友の会」に入っているのでどうにか購入できるのですが、それでも申し込む時は朝から電話機に付きっきりで繋がるのを待つそうです。
ぷりんさん、いつもお世話様です

それにしても勘三郎は凄いですね~
今回もスタンディングオーベーションで、いつまでも拍手が鳴りやみませんでしたよ。
今、油が乗り切っていると言う感じですね
来年の8月、又「中村座」のニューヨーク公演が決まったそうです。

2月、パースに行く前の日には同じメンバーで、国立劇場の「文楽」を観に行きました。
近松門左衛門の「曽根崎心中」です
人間が演じる以上にしっとりとした色気とはかなさが感じられて、幽玄の世界に導かれてしまいました。不思議ですね


コメント (6)
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