戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

しかる

2010年07月24日 | 想うこと

西武ライオンズの大久保コーチ、選手に対しての暴行容疑で解任だとか・・・。

”デーブ” と愛称のついた愛すべきキャラクターでしたが、言ってみれば、昔気質の体育会系キャラでもあったわけです。

荒い言葉使いと、手が出る足が出る的な指導をしたのでしょうか・・・。

自分たちはそのような指導で育ってきていますから、多少荒っぽいのも当然と思っているでしょうが、現在の若者たちはついてこないでしょう。

まずは言葉です。

納得いく言葉が出せるかどうか。

それが難しいなら、話し合うことでしょう。

指導といえど、コミュニケーションです。

プロだけでなく、未だ、怒鳴り散らす指導者は多いですから。

頭から怒鳴りつけて、それでも足りなく足が出る。

子供たちは萎縮してしまって、野球どころでなくなってしまいますからね。

それで野球を辞めていく子供たちの多いこと。

野球だけではありませんが・・・。

球界の宝、とまで言われる、あの菊池雄星投手がまったく日の目を見ないのも、デーブのせい? と思われてしまうでしょう。

人を教えるというのはほんと難しいことだと思います。

あのイチロー選手だって、新井コーチとの出会いがなければ大成したかどうかわからないでしょう。

振り子打法、プロでは通用しないと誰もが思い、まずは矯正しなければ、となったはずです。

ですが、新井さんは、とりあえず、それを認めた。

イチローが苦心して作り上げてきたものを尊重した、ということではないでしょうか。

そこから、4割近くヒットを打つ打法を作ってきたわけです。

まずは個性を受け止める、そこが大切なのではないでしょうか。

もっとも、不真面目なヤツは叱らなダメでしょうけど・・・。