戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

よあけは

2010年07月07日 | 想うこと

上半期視聴率ナンバーワンは、『龍馬伝』でしたそうな。

そうであろう、と納得しています。

なんせ、私も毎回観ていますから。

一回も見落とさないなどとは、大河ドラマでは初めての経験かもしれません。

といいつつ、先々週、先週と、放映時に観ることはできませんでした。

そのため録画しておいて、月曜日に二回分まとめて観ました。

いや~、二回分泣けました。

くたびれましたけど・・・。

特に、武田・勝海舟のお別れの演説には、胸が震えてしまいました。

厳しい時代を乗り越えていかなくてはならないわけですから、自然、熱い思いがほとばしってくるわけです。

それは、歴史物フィクションの上だけでなく、現在の若者たちへのエールも含まれていたと思います。

だけど、現実は厳しい、というのがキチンと描かれていました。

それと、先週の龍馬伝は、まるで、『ダークナイト』のような、終わり方でした。

龍馬が全て罪をかぶる、そうすることでしか友を救うことができない、その覚悟と切なさ、これも胸を打ちました。

台本が良いし、演出はリアルだし、そして、福山君を初めとした配役たちの素晴らしさ、久々のヒット作品です。

個人的には、近藤正臣の”鯨候”が好きですね。

見えすぎるうえに酔っているしかない、雰囲気が抜群です。

長く引っ張ってきた、土佐勤王党も終わりますし、これからがいよいよ龍馬本領発揮のシリーズになります。

益々楽しみです。