戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

吹雪いています

2015年11月27日 | 想うこと

時折ですが。

というより、大降りになりました。

雪が。

初雪だと思うのですが、情緒などありません。

午前10時頃から降り出して、湿った重い雪が、大ぶりになっています。

まだ11月ですけど。

昨年、降ったといっても、怖いほど降りましたが、12月のことでした。

今年はそれより2週間ほど早いのです。

屋根の上にも数センチ積もりました。

今日一日降るのでしょうか。

この冬は、雪は少ないだろう、ということでしたのに・・・

 

 


ああ・・・永遠の・・・大女優

2015年11月26日 | 想うこと

ずいぶん長い間ブログを更新しませんでした。

なぜなのか・・・

自分でもよく分からないのですが、面倒なだけでなく、ということは面倒だと思っている自分がいるのでしょうが、虚しい思いもあるのだと思います。

といって、けっして悲観的ではないのですが・・・

世の状況を眺めていると、いよいよ瀬戸際まで来た感じがあります。

来年以降、世界はどうなっているのでしょうか。

いまが過渡期のような気がいたします。

そんななかで・・・

原節子さんが亡くなりました。

享年95歳ということです。

映画界から、というか芸能界から完全に引退して半世紀になります。

今の人たちに、それは私より下の世代ですが、原節子さんといっても知らないでしょうが、大女優であったことは違いありません。

それも、スケールの違う稀代のスターさんでした。

正直、私の世代でも、彼女が出演した映画を観たことのある人は少ないと思います。

たまたま私はシネマディクトで、小津安二郎監督の映画が大好きだということもあり、よく観ました。

思うに、何度の記したと思うのですが、彫りの深いバタくさい顔をして、背が高くグラマラスなのに、小津監督の映画では、古風な日本女性を演じていました。

そこのギャップが、印象が強くなった要因とも思うのです。

後の映画で、司洋子さんや、岩下志麻さんというとても美しい女優さんが出演なさっても、原さんほど支持されなかったのが、その辺にあるのではと思ったりします。

だいたい、笠智衆さんのおじいさんだって、間違いなくオジイサンだと思うのですが、40代くらいで演じているのですから。

それもこれも、テンポ優先の、真っ正面の(やや仰いでますが)固定された画面に写される、画一的な演技を求められていたからなんでしょう、と。

たまに、原さんの笑顔が引きつったように見えたのは、私だけではないと思うのです。

ですけれど、その映画を観ることが、たまらなく嬉しいのです。

なんてことないことを描いているので、話が面白いわけでもないし、意外な展開や、考えさせられるテーマがあるわけでもないのに、観ていて嬉しいのです。

楽しい、とか、面白い、とかいうのを超えているところがあります。

それが、たぶん、芸術なのでしょう。

それを支えていた大黒柱でありました。

原節子さんです。

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

 


テロ後

2015年11月18日 | 想うこと

パリのテロから、欧米は9.11テロ直後のムードになっているようです。

団結してテロとの戦いをすると。

ロシアに続きフランスも、ということでみんなして爆撃をしようということです。

シリアのどこを爆撃しても問題にされないでしょう。

もうなんでもかんでも破壊してしまおう、という感じもあります。

シリアとイラクと、徹底したモグラたたきの果てに何も残っていない地域になるのでしょうか。

ヨルダンでも大きな爆破テロがあり、パリと同程度の被害を受けているのに、話題になりません。

容赦ない爆撃が続き、中東の一地域は廃墟にされようとしています。

なぜにそれほど破壊しなければならないのか。

日本もかつてアメリカの執拗な爆撃を受けました。

ある将軍が、ペンペン草も生えない地にしてやる、とほざいたそうですが。

徹底してその地の文化を破壊する行為だと考えるのです。

イスラム国が世界遺産を破壊している、と喧伝されていますが、やってることは同じです。

非常事態宣言に監視社会、ますます窮屈になっていく感のあるこのごろ、テロを利用するものたちがいるのではないかと勘繰ってしまいます。

 


きな臭い

2015年11月14日 | 想うこと

しばらくブログを更新しませんでした。

チェックもしていなかったのですが・・・

その間に、なんだか世界は危うい方向へ向かっているようです。

日本でも地震が頻発していますし、ここ高山でも、地震は珍しくならなくなりました。

もっとも震源地は乗鞍火山帯に近いところで、ここら辺まで地震を感じることは少ないですが、その代わり、火山が噴火する懸念があります。

世界は・・・

今朝方、現地では金曜日の夜ですが、フランスで大規模テロが発生しました。

13日の金曜日ということです。

連続爆破に、劇場内での銃撃だということで、150人近くの死者が出て、多くの負傷者がいるということです。

フランスは全土に厳戒態勢を引きました。

西ヨーロッパは衝撃を受けています。

このテロ、一月のテロを受けて、なおかつ国際的な会議があるため、パリは厳重にテロ対策をしていたのもかかわらず起きました。

こうなると、どこで何が起きるか分かりません。

日本だってわからないということです。

ここんとこロシアに対して風当たりが強くなりましたし、ヨーロッパへ向かう難民は後を絶ちませんし、混乱の度合いが増しているようです。

それにしても、日本のテレビはあいかわらず脳天気な番組ばかり流しています。

わざと世界の情勢から目を背けようとしているのでしょうか。

まあテレビは終わっている、という見方もできますし・・・。

この世界の荒れようが、新しい世界への変化のあらわれならば、と願うばかりです。


サーチング

2015年11月04日 | 想うこと

今日は良い天気でした。

というか、夕方、宮川沿いを歩いたのですが、空には雲一つなく、絶好の秋晴れでした。

その青空に、鳶が、ピーヒョロロと鳴きながら何羽も飛んでいました。

一応町中ですが、鳶の鳴き声がよく響いて聞こえました。

観光客も多いですし、まだまだ秋のシーズンというところですね。

もっとも、山々の紅葉はだいぶん色落ちてきましたが。

ふと、インディージョーンズ映画を観たくなり、『レイダース』を借りてきて観ました。

もう30年前の映画なのですね。

今の映画とはずいぶんスタイルが違うというのを感じました。

あの頃の王道だったのでしょうが、現在のリアルさを強調した画面作りからすると、あくまでも家族で来た観客を楽しませる作りなのだとわかります。

笑えてスリルがあって楽しめるのですが、ずいぶん引いた感じもあります。

現在の映画に慣れてしまったおかげでしょうか。

ちょっと前の気がしますが、30年前というのは、映画にとってもずいぶん昔なのだということですね。

 


ともだち、とですと

2015年11月02日 | 想うこと

娘が友達の家に泊まりにいきました。

それ自体は珍しいことではないのですが、今日は、友達から「来ていいよ」といわれるまで自宅待機でした。

面白いこともあるものだなと思っていたら、どうやら娘の誕生祝いをしてくれるようで、その用意が調うまで来てくれるな、ということでした。

仲の良い二人の友人が、娘の誕生祝いを行ってくれてるようです。

なんとも、”友達とは良いものだな”、と思ってしまったしだいです。

私ほど歳をとってしまうと、友達ってのはどういうものなのだろう、と考えてしまいます。

仲間や知り合いは多いですが、友達という種類のものは必要なのだろうかと。

若いときは、特に学生時代は、友人がいるかどうかが大きな問題になりました。

友達のいない学生生活など考えられませんでした。

しかし現在はどうだろうかと。

いなくても問題なく生きていけると。

それでも友達なら、それはどういう意義を自分の人生に与えてくれるものなのだろうかと。

そもそも与えてくれると考えている時点で、友情は終わっているのかもしれません。

終わっていても問題ないと思えるなら、人生の後半において友達は必要ないのです。

でも本当にそうなのだろうかとふたたび考えてしまいます。

人によっては、家族と等価、いやそれ以上でもあるのでしょうが・・・。