このところ、というか相当前から、ブログを更新するのが億劫になってきています。
書きたいことが、いや、書かねばならぬと思うことが浮かんでくるのですが、いざブログを明け文字にしようとすると面倒になってしまいます。
ひとつには、これは言い訳ですが、世情においておかしすぎるだろう、と思えることが多くなったこともあるのです。
しらけてしまうのです。
世情というか、政治的なことが主ですが・・・
消費税関連法案が可決された次の日、ある週刊誌に、世論調査が載りました。
小沢新党を支持するかどうかという調査です。
私は見出ししか見ていませんが、約8割が不支持だと記されていました。
まだ小沢さんが離党するかどうか分からない段階で、調査結果が示されるのです。
しかも週刊誌であるなら、記事が出来上がるのは、数日前なのではないでしょうか。
となると、議決される前に、すでに記事はできていたということになります。
これのどこが世論調査なのでしょう。
また、一斉に、テレビ、新聞の世論調査が出て、どれも同じ結果を示していました。
世間の人が考えをまとめる間を与えず、結果が出たような気がします。
世論調査の名を借りた、世論主導ではないでしょうか。
大飯原発再稼働についての世論調査も似たようなところがあります。
各マスコミの調査結果は、だいたい、反対6割・賛成4割、だったと記憶しています。
要は、気持ち的には反対なのだけど、国の産業を考えると仕方ないのかな、といった気分を示しているような数字です。
ですが、企業が関わらないネット上の世論調査だと、反対8割だそうです。
これはたぶん、質問の仕方に問題があるのだと思います。
そこには、稼働やむなし、という世論の空気を作りたいという意図が見え隠れしているような気がします。
こういうことは、今までもありましたが、うまく隠れていました。
それが現在は、もう隠す気もない、と、見え見えなのを承知で行っているような気がするのです。
完全に、国民を舐めきっているのでしょう。
消費税関連法案についてもうひとつ思うことは・・・
もうなんでもありのモラルが崩壊してしまった、と個人的には大げさに捉えてしまえるのです。
民主党はマニュフェストを掲げ、選挙で大勝ちしました。
かくいう私も、民主党に投票しました。
しかし政権を運営していく中で、次から次へと選挙公約を破ってきました。
その集大成が、増税をしないと約束したのを反故にしたことではないでしょうか。
増税しなければならない、というのは、実は私も思っていたことです。
8%から10%などという姑息なことをしないで、いきなり20%でも仕方ないかなと、思ってもいるのです。
もっとも時期が時期ですが・・・。
ですが、遣るなら、選挙で国民に問わなければならないでしょう。
なぜなら、前回の選挙で増税しないことを約束し、政権を取ったのですから。
それでも増税しなければならないなら、なぜ増税しなければならないかをきちんと説明し、選挙で戦うべきです。
それじゃないと、選挙公約というものがまったく意味のないものになってしまいます。
しかし、それを遣らなかったというのは、まったく国民を信用していない、ということの表れです。
完全にバカにしているのでしょう。
言葉にすれば、乱暴かもしれませんが・・・
「こんな奴らには何を言っても分からないのだから、とにかくこちらの言うとおりにしとけばいいのだよ」、といったところでしょうか。
そういう思いも、以前から変わらないといったら変わらないのでしょうが、先にも書いたように、そういうことはうまく隠れていました。
それが、もう隠しもしなくなったようです。
これが腹立たしい原因です。
虚しい思いがあるのです。
・・・
東京電力福島第一発電所、四号機、の水温が上昇していた話は、ほとんどのマスコミに載りませんでした。
朝日新聞にもまったく載っていなかったと思います。
以前から危険だと言われている四号機、使用済み核燃料が覆いのないプールに貯蔵されているところですが、その四号機の冷却装置が故障していたということでした。
30日のネットで、解決されたと報道され、そういうことがあったと知ったわけですが、後から色々調べてみると、武田教授のブログでは、このまま直らなければ、5日には水温が100℃に達する計算だと載っていました。
一日で修理できたからいいようなものの、これは大変なことだったのではないでしょうか。
それなのに、私の知るかぎり、TBSでしか、ニュースを流さなかったみたいです。
いらぬ心配をさせる必要はない、ということでしょうか。
大きなニュースであったと思うのですが・・・。