観戦してきました。
飛騨高山高校 対 帝京可児高校の試合です。
大垣北公園球場です。
中学野球で一度応援しに行ったことがあります。
アピタに車を駐車し、内緒ですが、といって、皆さんそうしていますが、見させていただきました。
風が入ってくるため、それほど辛い観戦ではありませんでしたが、球児たちにはきつい暑さに違いありません。
1-2の接戦まま、9回まで来ました。
スコアーは僅差ですが、正直、押されっぱなしの展開でした。
強打の帝京ですから、二桁安打されていました。
こちらは2安打しかできていません。
ただ、試合の展開として、帝京の2点目のスクイズは、防げたかもしれませんし、8回裏2アウト2塁で出たライト前ヒットでのゴーサイン、?、はありました。
9回表でタイムリーを打たれ2点差になって、エースが押さえきれない涙を流してしまいました。
自分のふがいなさ? ナイン、チームへの思い、色々なものが溢れてきたのでしょう・・・。
その涙を抑えながらの投球でした。
暑さ対策のため、なんせ涼しい飛騨の球児たちですから、暖かくなってもジャンパーを着てプレーしたり、晴れてても、ハウスの中で投球練習したり、辛い練習に耐えてきたのです。
負ければ、それで終わりです。
もう二度と、高校野球をすることはできません。
ピッチャーというものは辛いものです。
仲間の思いを抱えながら投げなければなりません。
打たれても、締めるために投げ続けなければなりません。
自分の抑えきれない感情を抱えたまま・・・。
現実はもっとシビアーなものです。
棒玉になれば面白いように打たれるでしょう。
討ち取ったと思えたピッチャーゴロも、マウンドに当たって、非情にもセンター前に転がります。
それに耐えながら、投げ続け、押さえました。
よく投げきりました。
守っているナインも、笑顔のまま、励まし続けました。
ベンチにいる者たちだって、応援席にいるものたちだって、声をからして応援しました。
応援、観戦している者たちに、強い感動を与えました。
私も、胸がいっぱいになってしまいました。
飛騨高山高校3年生の熱い夏は終わりました。
この想いが後輩たちに伝わってくれれば嬉しい、と思えた観戦でした。