戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

映像文化

2013年06月30日 | 想うこと

思うに、日本は映像文化というものに重きを置いていないようなところがあるのでは。

作りっぱなしで、きちんと保存するということを怠ってきたような気がします。

戦前に作られた素晴らしい映画なども、フィルムが痛んでいるのに、修復されていないのが現状でしょう。

今朝の新聞に、大阪万博で上映された映画が発見された、という記事が載っていました。

日本館で上映された、市川コン監督、谷川俊太郎脚本、『日本と日本人』という20分の作品です。

私、小学生の頃、大阪万博へ行きました。

ものすごく混んでいる日で、なんとか日本館だけは入りましたが、記憶の片隅にありますけれど、この映画観ています。

世界に日本を紹介する映画で、監督、脚本家と素晴らしい人を揃えて、大げさかもしれませんが、日本の威信をかけて作った映画だと思うのですけれど。

その映画が行方不明になっていたわけです。

どういうことなんだと。

とても貴重な映画なわけですから、きちんと保管されていて当然だと思うのですが、そうではなかったようです。

大学教授が7年間にわたる調査の末に、都内の民間の倉庫から発見したそうです。

ほかりっぱなしになっていたわけですね。

問題はまだ続き、その当時の先端の技術で作られたフィルムのため、上映するためにはデジタル化する必要があり、費用は1億円ほどかかるということです。

寄付を集め、ということになるのでしょうか。

ですが、ここはぜひ税金で賄ってもらえないでしょうか。

何に税金を使うのか、という話題が最近とみに話題になっていますが、私はこういうことこそ、税金を使ってほしいと願うのです。

 

 

 

 

 


凄い奴は凄い

2013年06月29日 | 想うこと

我が栄光のドラゴンズ、山井投手が、ノーヒットノーランを達成しました。

今年になり、ユウセイ君もそうでしたが、9回2アウトまでいっていたのにヒットを打たれて達成できなかったという試合が、2試合もありましたが、山井投手はやりました。

ユウセイ君の場合、9回のマウンドへ行くとき、野球を始めてから初めて怖いと思ったと話されましたが、山井投手は、楽しみだった、とコメントしました。

この差が出来の差になったのでしょう。

もっとも山井はベテランで、6年前には修羅場も経験しています。

日本シリーズ、8回までパーフェクト試合というやつです。

最後の最後にどんなドラマが待っているのか分かりません。

それを楽しみだと思える心境になれることが、素晴らしいことなのだと思います。

しかも山井投手、他にも、ノーヒットノーランにあと1イニング、という試合も経験しています。

いってみれば、それだけ凄い投手なのだということです。

左バッターの懐へ切れ込んでくるスライダー、俗にいう、”消える魔球”、に象徴されるような、抜群にキレのあるボールを投げます。

まだまだいけるでしょう。

やり残していることがあります。

完全試合、楽しみにしています。

 

 


そこまで言わんでも・・・

2013年06月25日 | 想うこと

辛坊さんが救助されたことについて、お金を返すべきかどうかと話題になっております。

数百万円かかったとか・・・。

それの是非はともかく、辛坊さんといえば、私なんか、『そこまで言って委員会』のことを考えてしまいます。

番組の中で、辛坊さんは、よくお金のことを話していました。

経済評論家でもあるのでしょうか、何にどれだけのお金が注ぎ込まれているとか、具体的な例を示し、無駄を指摘したりしていました。

特筆すべきは年金不正受給の問題で、親が死亡しているのに死亡届を出さず年金を受け取っていた、という問題を、いち早く番組で報告しました。

それを聴いたとき、パネラーのほとんどが眉唾物の話では、といった反応でしたが、それから半年くらいして、この問題が社会に浮上してきたのです。

なんと辛坊さんの情報力の優れていること、と感心したものです。

それだけ、お金の問題についてコメントしてきた本人が・・・

さて、救助されたさいに投入された税金を負担すべきかどうか、の当事者になってしまったのです。

さんざん話していた問題が自分に降りかかってきた、ということでしょうか。

言ったことは言われ、遣ったことは返ってくる、のが世の習わしでしょうが、見事なまでの現しだと思います。

辛坊さんには、ぜひ、『そこまで言って委員会』に復帰していただき、この問題について話してもらいたいものです。


よめない

2013年06月24日 | 想うこと

梅雨入り宣言したとたん良い天気が続き、そろそろ梅雨が終わるんじゃねぇ、と思いきや雨降りが続き、なんとも予想のつかない天候になっています。

沖縄は梅雨が終わっていますが、これから梅雨の終わりの豪雨がやってくるのでしょうか。

我が栄光のドラゴンズは、交流戦が終わり、東京ドームでジャイアンツと闘いましたが、まさかの2勝一敗でした。

それも、相手チームお株の、ホームラン攻勢で。

天気同様、ちぐはぐな展開になっています。

東京都議選は、自民公明の圧勝に終わりました。

現政権に批判的な勢力があり、仮に、マスコミ等でキャンペーンをはったとしたら、それは有権者の政治離れを促し、投票率を下げる結果になったのかもしれません。

お陰で、組織力の強い政党が支持を伸ばすことになるわけです。

意図したことと反対の結果を生むのです。

来月には参議院選挙があります。

どのような結果になるのでしょうか。

 

 

 

 

 


惜しい・・・か?

2013年06月20日 | 想うこと

今日は、朝から、7時からですが、テレビにかじりつきました。

仕事をそっちのけで。

サッカーの試合です、日本対イタリア。

ブラジル戦は、あまりにも情けない闘いかただったので期待していなかったのですが、いきなりの得点で、夢中で観てしまいました。

あのイタリアを相手に、攻める攻める。

常にボールをキープし、攻め続けました。

これが本物のイタリア相手なの、と驚くくらい、圧倒的に有利に攻め続けたのです、日本が・・・

なのに、3-4で破れました。

互角以上の闘いで、試合の主導権は常に日本にあったのに・・・

負けたのです。

良くやったと、惜しかったな、と評価されるのでしょうか。

そんなことはないと思います。

攻め続けても勝てなかったことが、日本と世界の差を如実に現している、と思うのです。

ここまでやっても勝てなかった、ということが示されたわけで、その壁を破ることが、いまの日本チームに課せられた大きな課題であるわけです。

試合後、インタビューで、本田選手が泣いているように見えました。

予選敗退が決まって悔しかったのでしょうが、ひょっとすると、日本チームの限界が見えてしまったのかもしれません。

いまのままでは、ワールドカップ出場止まりであろうと。

予選リーグを突破する力はないと。

力というか、肝心なところでの集中力というか、気合いというか、何がなんでも勝つんだ、という意識が無い、それが日本の限界、と思えるのです。

お人好しというか、ギリギリのところで戦った経験が少ないからか、まあいいか、で終わってしまうような感じです。

もしこれが戦争なら・・・

してはいけない喩えですが、サッカーは国家間の代理戦争にもなる、と公言する人もいますから・・・

十中八九勝っていて、最後の詰めを失敗し、全滅してしまうような結果です。

 

 


恵みの・・

2013年06月15日 | 想うこと

雨です。

昼前から降りだし、未だにショボショボした感じではありますが、降り続いています。

早すぎる梅雨入り宣言から、ほとんど雨が降らない天気が続いていて、このぶんでは雨が降らないまま梅雨が終わってしまうと心配していたのですが、ようやく梅雨時のような天気になりました。

本来なら、雨が降り続くと嫌な気分になるものですが、今日の雨は、ほんとうにありがたい雨といえます。

空梅雨が続き、各地で水不足が発生し、干上がった水田の様子がニュースで流れたりしていました。

この地でも、宮川の水位が極端に下がり、少し怖い感じがしていたのです。

まだ取水制限等は出されていませんでしたが、時間の問題だと思っていました。

今日の雨は恵みの雨となりました。

 


研修生、だと

2013年06月11日 | 想うこと

日曜日の昼、息子が帰ってきていましたので、家族四人で○○寿司へ行きました。

休日は、一皿105円です。

値段の割に美味しいと思いますし、なんせ、腹一杯食べる子供たちですから、値段設定がありがたいのです。

混むだろうと思い11時過ぎに入りまして、食べ終え会計に向かいましたら、入り口付近は席待ちのお客さんであふれかえっていました。

みなさん考えることは同じなのです。

寿司を食べたい、だけれど懐は・・・となると、やはりリーズナブルな回転寿司屋さんへ行ってしまいます。

息子の友達が寿司屋さんへ就職しまして、それは岐阜県内では有名な、昔はテレビCMも行っていた、岐阜○○寿司ですが、現在も研修生として頑張っています。

その彼が就職するととき、高校へは、推薦枠が2名あったそうです。

飛騨の一高校で2名も募集するなら、岐阜県全体で何十名の高校出の若者が就職するのだろうと、思ったものです。

実際、20数名就職したそうです。

有名な寿司屋さんですし支店も多いですから、たくさん就職するのだなと感心しました。

ですが、毎年のことなので、凄いことだと改めて驚いたのです。

さて、その研修生の彼が頑張っている現在、就職してから二ヶ月が経ちましたが、研修生で残っているのは、なんと、彼を入れて3名だそうです。

大半が辞めていったそうです。

そのため、かくも大勢就職させていたわけです。

ようは、保たない、ようです、いまの若者では。

それはそうでしょうと。

研修生といいましても、ようは、見習いです。

それも、板場に配属された職人の見習いなのです。

朝は早よから起きて掃除から始まり、半日皿洗いでしょう。

宴会が入れば深夜まで働き、忙しいときは、食事もままなりません。

職人の世界ですから、ごく普通のふうけいですが。

特別酷いわけではありません。

ですけれど、いまの若者には耐えられない世界かもしれません。

よほど強い意志がなければ。

そのかわり、金銭的な待遇は昔と違い良いようでして、新人が9割辞めたため、残った者の手取りが増えたようです。

そこのところだけ、息子は羨ましがっていました。

まずは早起きからですが・・・。

 


忘却・・・のかなた

2013年06月07日 | 想うこと

『オブリビオン』を観てきました。

昨日の昼、夫婦割で二人2千円というのですが・・・

お客は、3人しかいなかったような。

ものすごい宣伝をかけていた割には、流行っていない感じがします。

たしかに、何をみせたいのかCMでは分かりづらいですし、魅力もないような・・・。

それでも私は個人的に気になっていて、観にいきました。

描かれていたのは・・・

エイリアンに侵略されたあとの荒廃した地球。

それと、水資源の略奪、ですか。

最近、繰り返し描かれるテーマです。

なぜにこれほどまでにみせたいのか、不思議に思ってしまいます。

意図があるのでしょうか・・・。

映画自体は、なんとも、寂しい印象がありました。

『めぐり逢い』・・・でしたか、50年代のハリウッド映画だと思いましたが、それを思い出しつつ観ていました。

にしても、スカスカな感じがして、そういう点では、『エヴァンゲリオン』に似ていますが、返す返すも、何を描きたいのか、何をみせたかったのか、不可解な想いが残る映画でした。

 


サービス業

2013年06月04日 | 想うこと

今朝、配達で平湯へ行きましたが、9時頃、トンネル過ぎの気温は19℃でした。

平湯もようやく初夏の訪れということでしょうか。

それでも、花が散りきっていない桜の木がありましたが・・・。

観測史上何番目かに早い梅雨入り宣言をしたはずなのに、次の日からは晴れの日が続いています。

しかも割と乾燥しているようで、どこが梅雨だという感じです。

ありがたいのですが。

高山市の職員給与を何パーセントか引き下げるよう、市長が指示したようですけれど、職員組合は猛反対しています。

県職員の給与も下げようとしていますが、これも猛反対されているようです。

公務員は給与だけでなく色々な特典もあるため、下げてもおかしくないだろうと思いますが、この時期に行うのはどうかなとも考えるのです。

景気を上向きに、給与を上げて、と盛り上げている最中の減額では、景気に冷や水をかけることにならないかと。

もっとも、公務員はまだまだ勉強不足では、と思えることもありますが。

ひとつには、役所の窓口は市民サービスのところだというのが定着しつつありますが、昼飯時にいっきに職員が居なくなるのは、いけないのではと。

手続きが必要な市民が来ているのに、待たなければならなくなっています。

これが、サービス業を生業にしている民間なら、昼食は早番が11時ころからはじまって3時頃まで順番にいきます。

当たり前のことですが。

こういうことが当たり前に行われるようになれば、私なんか、公務員の給与を減額しなくても、と賛成できますけども。

 

 

 

 


ざ・いなかもの

2013年06月03日 | 想うこと

昨日は、名古屋へ行ってきました。

妻と娘を連れて、愛知県美術館へ絵画を鑑賞しに。

久しぶりに美術館へ行きました。

美術の教科書に載っていたような絵画を一時間ほどかけて観ました。

正直、まあボチボチといった感想ですが、妻と娘は堪能したようです。

日曜日に名古屋へ行くのは久しぶりだったせいか、名駅といい、栄といい、人の多さに驚きました。

地下鉄もほぼ満員で、それだけのことでけっこう疲れてしまいました。

栄から名駅に戻り、高島屋に入り、あまりに足が疲れたため、二階にあった喫茶店に入りました。

コーヒーが一杯650円する店です。

娘も値段の高さに驚いていましたが、半分ちかくが場所代だから、しょうがないのだと答えました。

私はゆずティーを飲んだのですが、これがことのほか美味しく、けっこう疲れもとれて、さすが高いだけあるものだと感心もしました。

まるで田舎者の感想ですが、飛騨の生活に何十年も浸っているため、都会のエネルギーに当てられてしまったのです。

若い頃はそれが楽しくて、東京にも住んでいたのですが、さすがに昨日は堪えました。