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戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

美術鑑賞×2

2024年11月17日 | 展覧会

昨日、岐阜市へ行ってきました。

岐阜市歴史博物館と岐阜県美術館へ行きました。

はじめに、岐阜市歴史博物館です。

金華山麓、岐阜公園内にあります。

まあ賑わっていること……岐阜公園ですけれど、土曜日ということもあり、家族連れで賑わっているのですが、面白いことに、県外から訪れている方も多いんですよね。

というのは、午前11時ころ、第一駐車場というところへ、10分ほど待って車を駐車したのですが、車を見てみると、四分の一は他県のナンバーでした。

なんで? ということですが、賑わっているのは高山だけでなかったんですね。

ただし、高山のように外人さんが目立つということはなかったです。

さて、博物館ですが、つなぐ、というテーマで、岐阜、美濃へ訪れた過去の著名人の足跡などが展示されていました。

お目当ては、雪舟の絵を模写した、狩野派の大家の絵を見ることだったのですが……まあ、そんなものか、というところでした。

後は……個人的には、芭蕉の直筆であろう書を見られたくらいですかね、なんせ、「奥の細道」は、わたし二度通読しております。

お昼食は、岐阜公園内案内所の中にあった食堂で、かき揚げうどん、を頂き、700円でしたが、これが意外に、と言ったら失礼ですが、美味しかったです。

続きまして、行ってきました岐阜県美術館、鳴り物入りで特別展示しております、「オディロン ルドン展」+「山本芳翠展」鑑賞です。

二つ合わせて入場料は2000円です。

最初に、ルドン展……まあ、線画、版画というのでしょうか、石版画、などですね……暗い……長い……その当時の時代の雰囲気なのでしょうか……

退廃的かな? なんとも深く落ち込んでいくような、感じがありまして、鑑賞しているうちに、暗い気持ちになっていったんですよね。

シリーズもの、それは、詩とか物語の挿絵なのでしょうが、最後にキリストの復活をテーマにした絵があるのですが、それさえも、希望に縋りついているような感じがあり、なんとも、カタルシスを得ないまま鑑賞を終えた気がします。

パステル画や油絵などで、鮮やかな絵もあったのですが、どうなんでしょう、好きな人はたまらない、となるのでしょう。

象徴的に描かれている、目、がとても強い印象を与え、後の画家たちに影響を与えただろうな、というのは想像されました。

さて……山本芳翠です。

圧巻でした。その多作に。

よくこれだけ描けれたものだと、まずは、感服いたしました。

56歳という短すぎる生涯に、大作も多く、よく描けたものだと。

スタイルも、写実的にとても優れたものから漫画チックなものまであり、何々派と分類されない、自由な画風を持っていらっしゃったのではないかと。

また、カメラマンのいない時代、戦場、災害を描く、という使命ももっていらっしゃって、日清、日露戦争など、細かく描いていらっしゃいます。

それも決してプロパガンダとして描くのではなく、たとえば、日本兵が中国人をあきらかに虐めている、という風にとらえられる場面が描かれた絵もあり、そこは画家の矜持というか、感じられました。

色鮮やかな風景画も多く、ジャンルにこだわらず、描かれているのですね。

56際ですからね、よくこれだけ描けたものだと、思いました。

絵画については、わたし知識が乏しく、ひょっとすると、見当違いなことを書いてしまったかもしれませんが、あくまでも、個人的に感じたことなので、間違っていたら、ごめんなさい、です。

以上、絵を見てきた、でした。

 

 


ミイラが中に

2020年10月21日 | 展覧会

昨日、愛知県美術館で開催されているエジプト展を見るために、名古屋へ行ってきました。

ワイドビューに乗って。

一車両10人も乗っていません、行き帰りとも。

昨今は、CTスキャンの技術が上がっているため、ミイラを開封(?)しなくても中を見ることが出来るそうです。

そのため、3000年くらい前に納められたミイラが展示されていました。

今現在、埋葬者が中に納められているのです。

包帯の綺麗なこと、まき直したわけでもないのに、驚きました。

それと、一番驚いたのは、6000年ちかく前に作られた、それは石を削って制作したと思われますが、壺や皿が精巧に出来ていたということです。

年代の新しい出土品より、綺麗に精巧にできているのです。

なんで? っていう感じです。

ピラミッドのキャップストーンを真似た呪文の記された石は、見るものを魅了しておりました。

皆さん、その石の前で佇んでいましたが、ひょっとすると、未だエネルギーを放出しているのかもしれません。

そのように、とても興味深い展覧会でした。

昼食は、リニューアルされたテレビ塔の前の広場でいただきました。

平日なのに、時間帯にもよりますが、大変賑わっています。

ことのほか美味しく、なかでも、写っていませんが、ジュース類はとても巧かったです。

私はビールでなく、ジンジャエールを飲みました。

入場券を支払って、展望台まで行きました。

小学校の時に上って以来です。

からの景色‥‥

高さ90メートルだということで、現在では、さほど高いとは言えなくなってしまいました。

天気が良くて気持が良かったですが‥‥。