戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

大きな溝

2014年11月24日 | 想うこと

22日の夜、決して深夜ではないですが、寝ていたので、驚いたのですが・・・

ケイタイがなり出しました。

地震です、地震です、って。

寝ぼけていたので、火災報知器が鳴っているのだと思い、スイッチを押さなきゃ、と飛び起き慌ててウロウロしたのですが、どうも勝手が違い、頭がハッキリするにつけ、ケイタイが近辺の地震を知らせたのだと分かりました。

こんなことは初めてです。

それで、これから地震が来るのかと構えたのですが、なんともありませんでした。

眠気に勝てない私は、そのまま寝てしまったのですが、次の日に、長野県北部に大きな地震があったことを知りました。

マグニチュード6以上で、大きかったな、と思うよりも、家々が倒壊している映像が映っていて、それに驚きました。

そうとう大きな揺れが、長野県北部を襲ったのです。

こちらから距離も近いです。

先の御岳噴火といい、同じくらいの距離のところでの自然災害です。

白馬村だということですが、白馬といえばスキー場、そして冬のリゾート地などと勝手にイメージしますが、その場所での大きな地震です。

どこに地震が起きるか分からない、噴火にしろ、水害にしろ、日本中どこも安全地帯などない、とまたしても思わせる地震です。

ただし調べてみると、あまりにも有名な、フォッサマグナの直上ではないですか。

これがなにを意味するか、少し怖い想像をかき立てる地震であります。

大きな地震でしたが、亡くなられた方がおられなかった、というのがせめてもの慰めになっています。

 

 


かえさん

2014年11月21日 | 想うこと

衆議院が解散しました。

やく一月後には、衆議院選挙があります。

二年ぶりの選挙ですが、考えてみると、議員さんは今日議員でなくなったわけで、短い人は、たった二年の議員だったわけです。

解散のたび失職するなんて、長く持って四年ですから、議員という仕事も辛いものです。

選挙で選ばれなければ、ただの人です。

いや、人によってはいきなり無職ですから。

 

 


かえさん

2014年11月21日 | 想うこと

衆議院が解散しました。

やく一月後には、衆議院選挙があります。

二年ぶりの選挙ですが、考えてみると、議員さんは今日議員でなくなったわけで、短い人は、たった二年の議員だったわけです。

解散のたび失職するなんて、長く持って四年ですから、議員という仕事も辛いものです。

選挙で選ばれなければ、ただの人です。

いや、人によってはいきなり無職ですから。

 

 


不器用ですから・3

2014年11月20日 | 想うこと

三日連続で、健さんのことを書いてしまいます。

特集とかを見ていて、ほんとに亡くなってしまったのかな、と思えてしまうこともあるのです。

今までだって、映画が公開されるとなって、公の場に出てこられましたから、現在はそんな風にうつっています。

ですが、事実は事実なので、改めて、寂しくなってしまいます。

私は、どうしても斜めにものを観てしまう傾向があり、素直に感じることができないところがあります。

例えば、『幸せの黄色いハンカチ』の中のシーンで、出所後、初めてビールを飲む場面では、撮影二日前から飲まず食わずで挑んだ、とか言われますが、それは大げさにしろ、そこまでしなければ良い演技はできないのかよ、と思ってしまうのです。

あげくは、わざとらしい、と、観た当時は思ってしまいました。

余談ですが、昔の時代劇スターは、立ち回りを撮るときには、前日の夜から水を飲まなかったと言われています。

それは、汗をかくとずらがずれたり、衣装が乱れたりするからだとかで、撮影をスムーズに行うための気配りであったというはなしです。

関係ないはなしでしたが、健さんは、演技が巧いとか下手とかの次元を超えている演技者だったのでしょう。

スターの証ではありますが、存在が全てであるわけです。

残念なことに、その佇まいを継承している役者さんは少ないように思えます。

これはテレビのせいかもしれませんが、いま売れている日本の役者さんは、どこかにやけて見えてしまうのです。

その点、中国の役者さんは、渋いです。

アンディー・ラウ、中国の役者さんでは、この方しか名前を知りませんが、渋いです。

他にも、映画『グランドマスター』で、イップマンを演じた役者。

あちらの大スターでしょうから、名前を知らないのは失礼に当たると思っていますが。

健さん仕様の佇まいを見せています。

韓国でも、『武人』の主役の方は、渋かったです。

そういう点では、健さんの佇まいは、東アジアの役者さんたちに引き継がれているのでしょうか。

と書いてきて、馬鹿なことを考えたものだと気がつきました。

スターさんは、唯一無二なのですね。

三船敏郎さんしかり、石原裕次郎さんしかり、渥美清さんしかり。

似た方はいません。

 

 

 

 

 


不器用ですから・2

2014年11月19日 | 想うこと

高倉健さんの訃報が伝わり、昨日からテレビでは、健さんのエピソードの数々が流れています。

素晴らしい人柄の方でしたので、美談ばかりであると思いますが・・・

健さんが、自分は部外者であるからと焚き火に当たらなかったため、その場にいたスタッフや役者さんたちがみんな焚き火に当たらなかったとか・・・

撮影の待ちで椅子に座らないため、他の役者さんも座れないとか・・・

旅館での食事が、健さんと監督が他のスタッフより豪華なため、健さんが同じものにしてください、と頼んだとか・・・

それでは監督さんの立場がないでしょう、などと私などは気になってもしまうのですが。

やはり、不器用なのでしょう。

それでいて、気配りのできる方だから、ある意味、周りが振り回されたのでしょうか・・・?

良い意味において。

誰からも尊敬される、希有な大スターでした。

私は、健さんが出演された映画は、健さんが東映をお辞めになってからいくつか観ています。

そのなかで、例えば、『八甲田山』では、なぜか北大路欣也さんの印象が強く、健さんは二の次になっているのです。

もっとも、「天は我々を見捨てたもうた~」のセリフが強烈だったせいかもしれませんが・・・。

『ブラックレイン』は、なんといっても、松田優作さんが強く印象に残ってしまいました。

もっとも、健さんの役は、一番個性の薄い刑事役でしたけれど・・・。

そういう点では、主役のマイケルダグラスもいまいちで、アンディーガルシアの方が印象に残っています。

あくまでも私の感想ですが・・・

思うに・・・昨日も書きましたが、健さんは、強い個性を持った役者陣の中で、なぜか爽やかな印象を感じさせてしまうのではなかったでしょうか。

あれだけ、任侠の徒、前科モンを演じているのに、くどくならないというか、あくどく描かれないのは、一種の爽やかさがあったからではないかと思うのです。

ですから、老若男女から好かれ、尊敬される俳優だったのでしょう、と考えます。

ああ~、健さんが主演された映画を見たくなりました。

と書いたところで、今日知ったのですが、黒澤明監督の、『乱』、スクリーンで観ていますが、それに出演するはずだったのですね。

ぜひ観たかったなー、と。

その絵コンテがあるそうで、それだけでも拝見したいと思います。

黒澤監督もそうでしたが、亡くなって、改めてその偉大さに気がつくのですね。

 

 

 

 


不器用ですから

2014年11月18日 | 想うこと

ご本人、そんなことを仰ったかどうか、言葉だけが一人歩きしている感がありましたが、生き様が映画を見ない人々にも影響を与えた、大スター、高倉健さんが、亡くなられました。

83歳でした。

10日に亡くなられていたようですが、ご本人の意志で、身内だけの葬儀を済ませたようです。

その人生の終わり方は、やはり大スターであった、描かれる人物は正反対のようでしたが、渥美清さんに似たものがあります。

シネマディクトであった私は、健さんの映画については、やくざ路線を卒業なさってから観るようになりました。

劇場で一番最初に見た映画は、『幸せの黄色いハンカチ』です。

感想をあれこれ申すのは今更ですので、印象的なセリフだけ記します。

惨めな振る舞いをした、武田鉄矢扮する人物に、諫めて言います。

「お前のような奴、九州で何というか知っとるか」

「草野球のキャッチャーたい」

「ミットも、ない」

バッチリでした。

男たるもの、ダジャレを言う場合には、こうでなければと学びました。

あくまでも渋く極めるのです。

最近になって、東映での、任侠伝初主演映画をビデオで観ました。

なんというか、個性的な、ある意味濃い味を出すスターさんが並んでいる中で、健さんは、清涼剤的な雰囲気も出しているのだと、感じたしだいです。

映画自体の良さは、マキノマサヒロ(?)監督の技量のなすところだと思います。

巧く作ってあるな、と感心しました。

無駄がないですね。

健さんが亡くなりまして、色々なところで、健さんを偲ぶ映画の会が催されるでしょう。

高山でも、健さん映画が上映される・・・ことはないですね。

映画館がなくなりましたから。

残念なことです。

健さんを偲んで、(今はなき)旭座で健さんの映画が上映されましたら、映画館の前で、「健さん、ありがとうー!」、と叫びましたけれど・・・。

健さん、ありがとうございました。

ご冥福をお祈りします。

 

 


おでんとどてにとえんげきと

2014年11月15日 | 想うこと

冷たい雨が降っています。

ここら辺は雪に変わることはないと思いますが、平湯あたりでは雪が降ったようです。

タイヤの交換もそろそろしなければ、というところです。

少し二日酔い気味でして・・・。

近所に、ほぼ斜め前くらいにあるお好み屋さんが、週の後半三日間だけ夜に営業をしていまして、たまにですが訪れます。

寒くなったこともあり、おでんを出すようになり、客さんが自由によそって頂くのですが、美味いのです。

そのため、昨夜は遅くまで飲んでしまいました。

基本、メニューは、お好み焼きと焼きそばなのですが、アテとして、どて煮とおでんがあるのです。

そのどちらも美味しいため、ビールがすすむというわけです。

おでんをつつきながら飲んでいましたら、昔、30年も前になるでしょうが、伝説のおでん屋さんで、演劇の稽古の後、飲みながら侃々諤々と芸術論を闘わせていたことを思い出しました。

議論が熱くなり、灰皿が飛んだこともあります。

もちろん若輩者だった私は、目を丸くしてその光景を見ていただけですが・・・。

昨夜は、現役の演劇関係者が同席していたのですが、どちらも家族連れだということもあり、演劇論を語ることにはなりませんでした。

まあ、歳を取り、時代も違いますから、熱く語ることはもうないと思いますけれど、あの頃の熱気が懐かしいと思えてしまった、少ししばれる夜だったのです。

 

 

 


頂きたい

2014年11月12日 | 想うこと

ほっともっと、弁当やさんですが、新しくできまして、私はまだ利用しておりませんが、店の前を何度か通っていますが、いつも賑わっているみたいです。

弁当屋さんなら、今までにもいくつかありまして、珍しいことはないと思うのですが、ネームバリューが違うのでしょうか、お客さんが入っています。

それとも、目新しさからか。

今だけか・・・?

開店当時はだいたいどのお店も人が入りますから、当てにはならないのですが、そこでしっかりとお客さんを掴むことができればいいですね。

味が一番ですけれど。

弁当屋さんならお店の雰囲気はあまり関係ないでしょうが、これがレストランなら、お店の雰囲気は大きいでしょう。

古民家を改装した、最近よくある食べ物屋さんの内装ですが、本物が現れると、今まで良い雰囲気だと感じていたのに、みすぼらしく見えてしまうってこともあります。

伝統ある商家の雰囲気には適いませんでしょう。

どれだけ凝ってみたところで。

雰囲気といえば、飾ってある、絵でも陶器のようなものでも、本物はやはり違って見えるでしょう。

店の中の雰囲気を変えてしまう力もあるでしょうから。

となると、それらを見せられないのは、残念なことかもしれません。

味は一番ですが、雰囲気も大切です。

当たり前のことですが。

私は、椅子に拘ってしまいます。

喫茶店へ行って、今時、一杯400円するコーヒーを飲むのは贅沢なことかもしれませんが、どれだけ美味しいコーヒーでも、くつろげない椅子だと行きません。

反対に、味がそこそこでも、椅子が良かったりすると、そういう店は雰囲気も良いですが、行ってしまいます。

味わって頂きたい、当然のことですが、良かったらこれも見て頂きたい、雰囲気も味わって頂きたい、そういうお店に行きたいものです。

もっとも、お代も頂きたい、となってしまいますが・・・。


一粒で二度美味しい

2014年11月09日 | 想うこと

今日は文化の日かというくらい、半日で、実際はほんの3時間くらいでしたが、色々な催し物を鑑賞してきました。

文化会館で、版画展と写真展があることを新聞で読み、二つ見られるならお得なので行ってみようと、昼から出かけました。

文化会館の駐車場は満車で、雨も降っていましたし、入るかどうか迷っていたところ、運良く空きができたので入りました。

ロビーへ行き気がついたのは、今日は文化会館の大ホール、小ホールとも催し物が入っていて、そのため来場者がとても多かったことです。

大ホールでは日本舞踊の発表会が催されていて、小ホールでは飛騨地区高校演劇部の合同公演が行われていました。

実は、どちらとも今月中に行われることを知っていたのですが、来週以降だと勘違いしていたのです。

それが今日行われていることを知り、それならば観ていこうとスケジュールを変更しました。

時間を調べ、まずは4階で催されている版画展を鑑賞しに行きました。

版画といっても、まるで水彩画のようなものもあり、よくこれだけのものを作られるものだと感心してしまいました。

はっきりいって、私の知らない世界でした。

満喫し会場を出て、小ホールへ、高校演劇を見に行きました。

私たちが観られたのは、4校のうちの最後の公演で、吉城高校演劇部の公演でした。

それが終わり大ホールへ移動し、日本舞踊の発表会の一部を鑑賞しました。

いくつかの演目を観させていただきましたが、その中の一つに知り合いが出演してるのがありまして、よく遣れるものだと感心したしだいです。

それが終わり、急いで2階の写真展へ移動したのですが、こちらは展示が終わり片づけに入っていました。

そのようなわけで、写真展は観られませんでしたが、ほんの数時間のうちに、いくつも芸術文化活動を鑑賞できたわけです。

一粒で二度、いや三度美味しい、はなしとなったわけです。

とてもお得な半日でした。

ただ、シロートながら、こうすればいいのに、と考えさせられる鑑賞ではありましたが。

 

 

 


たかがコーヒーですけれど

2014年11月04日 | 想うこと

昨日までの連休中は、安川通り、大いに賑わいました。

安川通りの中程にセブンイレブンがあるのですが、休日の昼間は、観光客で賑わいます。

昨日、陣屋からの帰りに前を通り店内を覗いたら、セブンカフェの前に人だかりができていました。

皆さん、コーヒーを飲もうと、煎れようと、列を作っていたのです。

美味しいですからね、なにもセブン・・だけが美味しいわけでなく、ローソンをはじめ、どこのコンビニのコーヒーも美味しいですから、求める人は多いです。

レギュラーサイズは、100円ですし、私もよく飲みます。

その昨日、陣屋から外へ出たとき、寒かったこともあり、ちかくの喫茶店へ入りました。

暖を採るのと、おいしいコーヒーを飲みたかったからです。

私は、ちょっと奮発し、ウインナーコーヒーを注文しました。

なかなか待たされたのですが、出されたコーヒーを見て、えっ? と思ってしまいました。

クリームが乗っていないように見えたからです。

実際には乗っていたのでしょうが、溶けてしまっていたのです。

まあ、溶かして飲むものでしょうから、文句はつけられないのですが、個人的に、クリームをいただいて飲むというのを楽しみにしていました。

つまらない拘りでしょうが、それができなくて、少し残念だったわけです。

まあ、それはそれとして、会計をするためカウンターへ行きましたら、奥に、コーヒーを煎れるマシーンが置いてありました。

なんとそれは、ファミマに置いてあるマシーンに良く似たもので、ひょっとすると同じものかもしれませんが、それでコーヒーを煎れていました。

・・・。

まあ、混み合う店ですから、一杯一杯手で煎れていたら間に合わないのでしょうから、マシーンを使うのはわかりますが、コンビニと同じ機械だとは、と驚いたのです。

たしかに美味しいのですが、驚くことはなかったです。

よく賑わう観光施設の際にある喫茶店ですから、とびきり美味しいコーヒーなど出す必要はないでしょうが、コンビニと同じかよ、ということです。

ちなみに、コーヒーのお値段は400円でした。

消費税別ですが・・・。