戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

感情込めて

2014年02月28日 | 想うこと

うちの娘は、もうすぐ中学を卒業します。

現在、卒業式の練習などしているようですが、その時に、大きな声が出せない、のが悩みだそうです。

思い返してみると、私も、中学時代卒業式で、名前を呼ばれたときに大きな声で返事をするようにと、さんざん練習させられました。

ガナリに似たような声をみんなが出していて、可笑しかったのを覚えています。

いまの時代、声よ潰れよ、ばりの声は要求されないでしょうが、娘は小さい声しか出せず、苦労しているようです。

昨夜、どうすれば大きな声が出せるのか、と私と妻に訊いてきたので、私たちは次のようにアドバイスしました。

「感情を込めればいい」

多少、酔っぱらっていましたけれど・・・。

補足して、感謝の気持ちを込めて言えばいいんだ、と答えましたが。

娘はそれを聞いて、笑っていましたが、どう感じたでしょうか。

今朝になり、妻が、「感情を込めればいいって、どういうアドバイスや」、と笑い出しましたが、たしかに変なアドバイスをしてしまったな、と多少は反省しました。

普通、答えるなら、「お腹に力を籠めて」、とか、「口を大きく開いて」、などと言うと思うのですが、私たちのアドバイスは、そういう肉体的かつ具体的なことでなく、精神的でなおかつ抽象的なことを言ってしまいました。

ぜんぜん役に立たないじゃん、と呆れてもしまったのです。

もっとも、お酒が入っていましたが・・・。

ただ、「感情を込めれ」、などという言葉がすぐ出るのは、やはり、演劇をやっているからでもあります。

それが子育てにいかせればいいのですが・・・いまさらながら・・・。

 


仮想をかそうか

2014年02月27日 | 想うこと

久しぶりの雨降りです。

朝からずうっと降っています。

しかも、冷たくない雨が。

昨日から、pm2・5に日本はやられていますので、それを流してくれる、恵みの雨になっていると思います。

恵みといえば・・・恵みになるはずであった、ビットコイン、一会社のコンピューターから消えてしまいました。

サイバー攻撃を受け、全部引き出された、というそうです。

300億円以上。

これは銀行強盗と同じことなのでしょうか。

強固なセキュリティーがかかったコンピューターに進入して盗み出した、ということだと思うのですが。

ビットコイン、ゼロになったところで誰も保証してくれないわけで、ある意味、空虚な金融システムでしょう。

そもそも、旨みのある投資目的で利用していた人も多く、ゼロになったところで、それ見たことか、という感想が多いでしょう。

ですが、堀江貴文さんが新聞に違う趣旨のコメントを載せていました。

曰く・・・「ビットコインの広がりは止められないと。・・・必ずしも国に管理されている貨幣が信用できるとは限らないと。・・・日本でも何かの拍子に紙のお金が消える時代がくるかもしれない」

だそうです。

金融システムについて、何か見通しているのでしょうか。

ですが、私も商売人ですけれど、まだまだ仮想通貨では取引ができませんが・・・。

 

 


視界不良好

2014年02月26日 | 想うこと

今朝、外に出てみると、天気は良いはずなのに霞んでいて、盆地全体が白いもやに包まれているようでした。

3キロほど離れた山々も見えず、霞の中に高山が沈んでいるようでした。

春霞ですか・・・。

まだ早いような気がしますが、それでも情緒豊かな・・・って、違うでしょう。

pm2・5でしょう。

大気汚染ですよ、飛騨も。

中国から飛来した靄に、包まれてしまったのです。

健康被害が心配などという気はないですが、それにしても、いままでクッキリ見えていた山々が消えてしまうほど、白い靄が降りてきてました。

中国から・・・。

その中国で、バブル崩壊なのでしょうか、大手銀行の取り付け騒ぎが起きているようです。

金融商品の利子が受け取れないだけでなく、元本まで返ってこないこともあるとか。

一部投資家が損するだけですむのか、それ以上のことが起きるか、今のところわかりません。

経済的なことなら、インターネット上のみ取引可能な、”ビットコイン”を扱う会社が、取引を無期限停止したとか。

世界中にいくつか会社があって、そのなかの一会社だけですが、390億円ほどの資産が凍結されたようです。

ですが、思うに、そもそもビットコインなるもの、実態のない泡みたいなものでしょう、と。

なんの裏付けもないもので、信用取引だけのものだったのではないでしょうか。

無から始まって価値が急激に上がり、言ってみれば、最初に使った者だけが大きく得をしたのです。

現代の錬金術の一つではないでしょうか。

もっとも、貨幣の進化の一つの可能性ともいえるでしょうから、なくなりはしないでしょうが、今のところ、危ないような気がしますが・・・。


猫のパリ

2014年02月25日 | 想うこと

うちの飼い猫の”パリ”は、ウチへきてから2年と3ヵ月経ちます。

生まれてからは、推定ですが、2年と5ヵ月くらいです。

まあ、二歳半といったところでしょう。

雌猫で、臆病な割に好奇心旺盛で、いまだ猫じゃらし等で飛び回ります。

夕方になると、”遊んでくれ攻撃”が始まり、まとわりつきます。

いつになったら落ち着くんだと、呆れているのですが・・・

そのパリ、最近少し成長したようなのです、といって躯がではなく、知能の方が。

正確には、知能とも違うのかもしれませんが、面白い発見がありました。

昨日の昼、妻がBSで放送されている、猫写真家の番組を観ていました。

猫写真家が色々な場所を訪ね、街なかをうろつきまわっている猫を写真で撮るのを、追っかけている番組です。

ややこしいですが。

結構な人気の番組のはずです。

それを、なんとパリも一緒に観ていたというのです。

妻曰く、画面に映っている猫を目で追っていて、画面から外れると、それにつられテレビの端を観たというのです。

しかも、ついにはテレビの後ろに回って調べていた、と言いました。

いままでそんなことはしなかったですから、これは明らかに成長なのではないでしょうか。

もっとも、妻の話ですから、盛ってる感はあると思いますが・・・。

そして昨夜、いつものようにパリが寝床に来て、化粧台に飛び乗りました。

化粧台の上に髪をとめるゴム輪が置いてあるため、それで遊ぶために飛び乗ったのですが、昨夜は、ふと、化粧台の大鏡を見てしまいました。

いままででしたら、鏡の前をうろついても気にしなかったのですが、昨夜は、鏡に映った自分に気がつき、座ってしまいました。

そしてそのまま見つめているのです、その間、5分くらい。

動き回る猫にしては、ちょっと信じられない行為でした。

パリが、鏡に映っている自分の姿をどう思っているのかは知りませんが、見つめているのです。

そして、たまに何かの音が出て、猫はすぐに反応しますから、ビクッとすると、鏡の中の猫もビクッとするので、ハッとして、鏡を注視したのです。

そのため、動くことができない。

自分が動くと向こうも動くので、ひょっとすると、怖く感じたのかもしれませんが、座ったまま動きませんでした。

五分くらい、座っていました。

ついには飽きたのか、何事もなかったように化粧台から飛び降りました。

こんなことは初めてで、成長の証だと思うのですが。

 


ほ、しゃ、分離だと

2014年02月24日 | 想うこと

歩車分離式信号の交差点がお目見えしました。

うちの近くの交差点もそうなってしまったのですが。

どういうものかといいますと、歩行者用信号が青の時は車用はすべて赤、逆に、車よう信号が青の時は歩行者用はすべて赤、になります。

簡単にいって、スクランブル交差点で、歩行者が青の時、歩行者は交差点を前、横、渡れますが、交差はできない、ということです。

よけい分かりづらくなったような気もしますが。

とにかく、そのような交差点が導入されたということです。

それにより事故が減るなら良いと思いますが、私は車に乗っているときがけっこう長いので、前より赤信号で待たなければならなくなったかな、という感じもあります。

ただし、良い点も一つ。

車が交差点で曲がったとき、横断歩道には歩行者はいません。

前提として。

昨日、夕方ですが、ブンネモン坂を下りてきて安川交差点近くに来ました。

右折しようと思っていたのですが、信号機の斜め後ろで太陽が輝いていたため、まったく信号が見えませんでした。

雲一つなく、空気は澄んでいて、これ以上ないくらいの大きな太陽が真っ正面から照らしているのです。

ブラインドを下ろそうと、手をかざそうと、前を見ることができません。

まぶしすぎて信号が見えないのです。

ここだけの話ですが、いけないことですけれど、こうなったらカンで曲がるしかありません。

なんせシグナルがまったく見えないのですから。

対向車が右折するのを待って、それに併せて、私も右折しました。

そのとき、ふと頭をよぎったのは、右折した先の横断歩道を歩行者が歩いていたら、でした。

その時点では見えていないからです。

横断歩道直前の陰に入って、状況が見える、となったからです。

ですが、安川交差点は歩車分離式信号ですから、歩行者はいなかったのです。

助かりました。

それにしても、陽の強いこと。

夏でも、これだけの強い日差しは感じられないのでは、と思ってしまいました。

以後、気をつけます。

 

 

 

 


進撃

2014年02月23日 | 想うこと

話題の、古すぎるかもしれませんが、息子もはまっていた、『進撃の巨人』を、3巻まで借りて読みました。

マンガですけど。

まずは、絵・・・

どうなんでしょう、決して上手くないような気がするのですが・・・

それと、画面構成とその画面の繋がりが乱暴に感じ、状況を把握しにくいのです。

これは、『ナルト』を読んだときも感じたのですが、いま何が行われているのか、という状況が分かりにくいのです。

もちろん、これは私個人の感想です。

なぜそうなのか?

これは、思うに、映画やドラマの影響も大きいかもと。

私の馴染みの映画だと、フルショットで状況をみせ、それからアップでディテールに迫る、というのが多かったです。

まあ、古典的な手法だと思いますが。

最近の映画だと、ハンディーで風景を切り取って繋げていく、のが多いような気がします。

となると、そういう映画やドラマを見てきた若いマンガの絵がき手は、それを基本として描くのだろうかと。

『アキラ』を描いた、大友克ヒロ、(ヒロという漢字が思い出せず)、彼の画面構成など、黒澤明を彷彿とさせます。

手塚治虫さんのマンガは、いま思えば、無理がないというか、たっぷりと世界を堪能させていた、と感じます。

古き良きハリウッド映画を鑑賞しているような、充実感があったんです。

最近のマンガを読んでいないので、進撃の巨人、だけで思ってしまうのですが、分かりにくいのです。

だからといって、おもしろくないかといえば、そうじゃなく、とても面白かったのです。

読んでいて、既視感に苛まれたのですが、それは名作の証明でもあると思いますが、ひとつには、映画『パシフィックリム』に似ている、のもあります。

世界観がですが。

護るものは壁しかなかったという、絶望感。

それは、目を閉じ耳を塞ぎ、安心しようとしている日常を描いているのです。

どこにも救いはないような・・・

だけれども、諦めはしない。

おっと、まだ3巻だけしか読んでいないので、まとめることはできませんでした。

 

 

 

 


発売日だとな

2014年02月22日 | 想うこと

聞き飽きた感のある、朝の挨拶、「今朝も凍みましたな~」、連日です。

ここ一週間、最低気温が下がってきています。

昨日は-11℃、今日は、-13℃、っていうんですから、辛いです。

来週からは、暖かくなってくるはずです。

て、もう3月になりますが・・・。

そんな凍みた午前中、ビデオを借りにゲオへ行ってきました。

賑わっていること。

これでは借りたいビデオが借りられてるかな、とビデオコーナーに行ったところ、それほどでもありませんでした。

ですが、カウンターには列ができています。

いつもの倍の人が並んでいます。

不思議に思い並んだところ、なんと、3人ほど、カウンターで大きな箱をもらって説明を受けていました。

Ps4です。

今日は発売日だったのです。

それでたくさんの人が、ほとんどが若い男性ですが、押しかけてきていたのです。

わたしも、ほしい・・・。

4万円ちょっとですか、ほしいなと妻に話したところ、「バイトしなさい」、と言われてしまいました。

かつてのゲームオタクとしては、Ps4でRPGをプレイしたいのですが、当分の間無理そうです。

せめて半額になったら、2年ほどかかりますか、購入できるかも、です。

最近の若い人たちは、スマホでゲームをします。

最初はタダで、アイテム等で課金されていくたちのものですが、さすがにオヤジの私は、スマホでは行いません。

思えば二十数年前、ファミコンで『ドラゴンクエスト2』をプレイして、はまってしまいました。

それからの筋金入りのオタクですが、最近はさすがにプレイしません。

たまに、ユーチューブでゲーム映像を見て懐かしんでいるだけですが、Ps4には触手が動きました。

作品によっては、映画と変わらない質感をもっているように見受けられます。

これで、『オブビリオン』のようなRPGができたら、とひそかに考えているのです。

ただ、お金とともに、時間も必要になりますが・・・。

 

 

 

 

 

 


自分に勝つ

2014年02月21日 | 想うこと

まだ雪は降り出しておりません。

週初めの天気予報では、また大雪かも、と心配されていましたが、降っていません。

ここ数日日差しも出て順調に雪が溶けているのですが、なんせ冷え込むため、今朝も-10℃近くまで下がりましたし、ずいぶん残ったままです。

ただ、山に雪が多く降りましたから、夏前の水不足の心配はしなくてもいいかもしれません。

さて、真央ちゃん、良かったですね~。

フリーの演技のあと、出し切った感がありました。

思わず堪えきれず泣き出し、それを見ていた私もウルッときてしまいました。

自分の表現したかったものをきちんと魅せることができたのでしょう。

ジャンプも、トリプルアクセルをはじめ、6種類8本も飛んだそうです。

世界最高レベルのアスリートであることを証明したのです。

彼女ほど動けるフィギュア選手はいないのです。

応援していた人すべてが、ある意味、天国と地獄を経験したでしょう。

二日間で。

しかし最後に笑えたわけです。

これは間違いなく、勝利なのです。

結果は6位入賞ですが、勝ったことには違いないのです。

何に勝ったかというと・・・

もちろん、自分自身に勝ったのです。

 

 


もうひとつ

2014年02月20日 | 想うこと

やはり、そうなったか~、と思いました。

今朝、テレビを点けて、真央ちゃんがショートプログラム16位になったことを知ったとき。

今回は、期待が強すぎたでしょう。

テレビを点ければ、どこでも真央ちゃん特集が流れていました。

ある意味、国民的アイドル、になっていたのかもしれません。

それを健気に受けて、相当なプレッシャーと闘っていたのではないでしょうか。

まだフリーは行われていませんが、たぶん、メダルには届かないでしょう。

ですが、一ファンとしていうならば、けっして失望などしておりません。

いや、むしろ、だからこそ、プレッシャーから解放されて、存分に自分の力を解放してもらいたいものです。

色んなところから、応援メッセージが届いてることと思います。

そのどこにも、批判する意見はないでしょう。

あとはもう何も気にすることなく、思い切って演技してくれればいいのです。

だけど・・・願わくば、考えを変えて、次のオリンピックも狙ってほしいものです。

トリプルアクセルは跳べないかもしれませんが、表現力はもっと豊かになっているでしょう。

妻がいみじくも言っていましたが、「日本は、20代がプレッシャーに弱い。10代は怖いもの知らず、30過ぎてようやく闘える」

ここぞというときに勝てないなら、粘りに粘って、周りのものが引退してから、勝てばいいのです。

 

 


うかれている間に

2014年02月19日 | 想うこと

春が近づくにつれ、気温はますます下がっていきます。

今朝も-10℃ちかかったですし、昼近くから日差しも強くなったのにもかかわらず、空気が冷たいです。

庭の温度計は、0℃より上がりません。

道ばたの積み上げてある雪は氷のように堅くなっていて、交通の邪魔をしています。

道幅が狭くなっているため、大型バスが来るたびに、車の通行が滞ります。

バスにとっては気の毒なことだと思いますが、氷の山はなかなか溶けそうにありません。

その大雪の被害ですが、ずいぶんと酷いことになっていたようです。

ソチオリンピックの陰になってしまい、なかなかまともなニュースが届きませんが、北関東から山梨にかけて、雪のために孤立してしまった集落がたくさんあります。

食料がすくなくなり、自衛隊のへりで空輸するところもあります。

大災害といってもいいくらいなのですが、オリンピックのせいで、いまいち悲惨さが伝わってきません。

実際のところ、被害は広範囲にわたっていて、被災した人の数も半端でありません。

ようやく対策本部が設置され、組織的に救助活動が行われるようです。

考えさせられるのは、浮かれ気分でいるときは、初期対応も遅くなってしまうということでしょう。

逆に考えれば、悲惨さを隠す必要があるときは、大きなイベントが行われるということにもなるのでしょうか・・・。