ユーチューブで古舘伊知郎さんの語りをたまに見ています。
時事問題を彼なりの解釈で語るパフォーマンスなんですが、けっこう夢中で見てしまいます。
なんといっても、新日本プロレスで、猪木×ハンセンの試合で、「ブレーキの壊れたダンプカー」、と即興気味に中継した語り口に熱狂したくらいですから。
数日前に語った話は、元電通専務の高橋さんが逮捕されての話題なのですが……
かのオリンピック招致委員会から、人材派遣会社パソナへ、人材を派遣させるために支払われたお金の話でした。
過去のことですが、その当時話題になった話なのですが、衝撃を受けたので記します。
知らなかった、ということが罪かもしれません。
オリンピックが開催されているときに仕事をしてもらう、スタッフ、各種のディレクターや、細かいことはわかりませんが、そのスタッフに支払われる金額……
招致委員会から人材派遣会社パソナへ支払われるお金です。
パソナといえば、会長さんは、竹中平蔵さんでした。
一人頭、日当、一日働いてくださった給料ですね、35万円だったとか。
一日働いてくれた給料は35万円なのです。
一か月働いて貰える金額にしてもありがたいほど多いですよね。
それを一日で貰えるのです。
パソナが。
実際、それの応募で来てくださったスタッフさんに支払われた金額は、これは特別職ですから、スキルがないと雇われません。
そのスタッフさんに支払われたお金は、一日、12,700円でした。
……
そういう話を、古舘さんが話されました。
……
どういうこと?
これは過去のはなしです。
その当時、問題になった話題なのですが、思いっきり響いてきます。
35万円貰って、支払ったのは12、700円だと。
一人頭。
例えば、35,000円貰って、雇い人に12,700円払ったのだとしたら、これは、昔の反社会的な人材派遣の話でしょう。
仕事をしてくれる人に、40パーセントくらいしか払わないのですから。
60パーセント中抜きしたのですよね。
悪い奴らですよ。
だけど、人材派遣会社パソナは、350、000円貰って、12、700円支払ったのです。
中抜き、……計算できません。
もう驚きです。
こんなことがまかり通っていたのですね。
税金ですよ。
支払った人は腹は痛まない。
だって、税金ですから。
こうなったら、時効は関係ない、徹底的にどうであったのか、を解明してもらいたいものだと思います。
竹中平蔵さん、つい最近まで、「そこまで言って委員会」などに出演して、良いことをおっしゃっていました。
さすがだなと、頭のいい方は、ちゃんと日本のことを考えていらっしゃる、と感服していたのですが……