私より年配の方々のパワーは以前大きくて・・・
自分などまんだまんだだと反省してしまいます。
昨夜、『飛騨作家の会』の忘年会がありまして、今時、同人誌仲間など若い者は皆無でして、相変わらず私が一番年少者となっております。
みなさん定年後の活動だということもあるのでしょうが、時間があるため、精力的に執筆なさっています。
主筆など、「私に芥川賞の選考委員の名簿をくれと、そうしたら、ここから芥川賞作家を出すから」、などと酒の勢いで叫んでいました。
色々蘊蓄を語り、みんなでバスをチャーターし取材旅行へ行こうなどと盛り上がっていました。
そんななか、私はひたすら静かに飲んでいるだけでしたが。
それでも、色々な話を聴かせてもらい、ためになることもあるのです。
そのなかから・・・
ひょっとすると、ご存じの方もおおいのかもしれませんが、お酒の銘柄、『鬼ころし』は、商標が取られないのだそうです。
ですから、各地に、「鬼ころし」はあります。
そもそも「鬼ころし」とは、酒の別称だったとか。
なるほどと。
たいした知識ではありませんが、妙に響いた話でした。
高山に、「くす玉」という銘柄のお酒がありますが、『久寿玉』と記します。
縁起のいい名称のお酒で、飛騨ではない地の結婚式のお祝いに、このお酒を持っていったら、気まずい対応をされたとか。
なぜなら、くすだまとは、『薬玉』と記されますが、真ん中から割れるようになっている薬玉もあり、そのため結婚のお祝いには縁起が良くないと思われたようです。
よく知られた話なのかもしれませんが、聴いていて、これも響いてきました。
鬼ころしで・・・
最初、鬼ころしをお酒の名称に使用した造り酒屋が、京都にあったそうです。
高山で、ある酒造屋が、その名称を使ったところ、京都の造り酒屋から訴えられたそうです。
しかし観光ブームに乗り、鬼ころしが売れに売れたら、その相乗効果で、京都のお酒の売り上げが伸びて、その造り酒屋さんは訴えを取り下げたということでした。
めでたい話ですね。
お酒を飲んでばかりでしたので、よったいな話になってしまいました。