戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

容赦なし!

2006年12月13日 | パフォーマンス

私の同級生にテノール歌手がいまして、世界三大テノール歌手の、次の次世代(?)になると思うのですが・・・主にヨーロッパで活躍しているヤツなのです。

たまにこちらへ帰郷したとき、一緒に飲みに行くことがあります。

身体が横と前が大きくて(イタリアの歌手のようです)そのぶん、よく飲めるのですけれど、カラオケへ行くと、酔っぱらったまま歌ってくれます。

カラオケでは、演歌をオペラの発声法で歌うため、無茶苦茶喧しくなります。

彼曰く、「(顔の前に手をやり)ここで歌うのに、10年かかったよ」

それはそうなんだろうけど・・・普通のスナックでそれをやられると、部屋全体が振動するくらいの大音響になるのです。

彼曰く、「2000人はいるホール全てに響かせなきゃね」

・・・って、ここは10人で一杯になるスナックだって

まったく・・・プロってヤツは、手を抜きません。

 

 


ハートのエースが・・・こんなところに。

2006年12月05日 | パフォーマンス

昨夜、NHK特集の『キャンディーズ』を観ました。

彼女たちが活躍していたのは、私の中学から高校へかけての頃で、とても懐かしい映像でした。

あの頃は、あまり好きではなかったのです。とくにメインボーカルを取るランちゃんが嫌いで、興味を持って観ることはありませんでした。

それが、この歳になってみると気がつくことが多く。キャンディーズというトリオは、ある意味、アイドルの完成品のようなものだと判ります。

また本人たちの自覚も相当なものだったのでしょう。

発言も物議をかもしましたが、二十歳そこそこの女性の発言としてはしっかりしたものだと感心します。 もっとも、現在の若い女性が幼稚に感じられるのかもしれませんが・・・。

私にとって、卒業ソングといえば『微笑み返し』でして、あの歌を聴くと、高校を卒業する、そして東京へ行くときの晴れ晴れとした気持ちが蘇ります。

その歌の中で、ハートのエースがタンスの下(?)から出てきた、見つかった、というところがありますが、青春を終える一抹の寂しさ、を象徴させたのでしょうか・・・

それと『ハートのエースが出てこない』、という曲を聞き直してみたら、とても素晴らしい曲だと思いました。 あの頃は・・・まともに聴いていなかったのですね・・・。

 


親ばかチャンリン

2006年11月27日 | パフォーマンス

のピアノの発表会がありまして、ビデオ撮影しながら聴いていました。

3分ほどでしょうか・・・いやー長かったこと。ハラハラドキドキのし通しでした。

練習は何度か聴いているので馴れているはずなのですが、ホールの舞台に上がっての演奏となると勝手が違うものですね。こちらの方が緊張しました。

しかも聴いているうちに、あんなに小さいのによく弾けるものだなー、と本気で感心してしまいました。尊敬してしまいます。

うちでは、15年ほど前に購入したポータートーンで練習しています。

(私と妻)が弾くはずで購入し、10年以上放ってあったのですが、娘が練習するようになり、役に立ったと喜んでいたのです。ここ2年。

ですが、どこで聞いてきたのか・・・

妻曰く 「ピアノの練習はピアノでしなければならないのよ」 と。

そう言われても、買うお金もありませんし、私としては、十分ポータートーンでいいと思っていたのです。

ですが、発表会を聞いて考えました。ポータートーンの場合は、どのような状態で弾こうと、確実に音が出ます。ですが、ピアノの場合だと、自信なげに弾くと、いかにも自信のない音で響いてきます。反対に、気持ちを込めると、音まで表情を持つように聞こえます。

これのことだったのねー と先の言葉を理解しました。

このさき続けるのなら、いつかはピアノを購入しなければならないのですね。

私の子供の頃は、ピアノがある家庭=金持ちの家、ということでした。

時代とともに、そうは言えなくなってきたのです。といって、購入するのは難しいですが・・・。