戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

すって、すって、すりまくる

2012年11月28日 | 想うこと

『タイム』をビデオでですが、観ました。

「タイム イズ マネー」、をそのまま世界にした映画ですが、単純化されているだけに、この世の仕組みがよく分かる話です。

人が等しく与えられているものを、搾取し、富豪層が作られる。

一度そのシステムが成り立つと、永遠に変えることができない。

イエス様の言葉にもあります。

持っているものは与えられ、持っていないものは、そのわずかなものも奪われる、と。

もちろんこれは、信仰の話ですが・・・。

世はデフレ、というわりには、公共料金は上がる一方です。

商売人は、それを価格に転換できず、その一方でコストは増えるばかりです。

なぜ・・・?

映画にもありました。

物価も金利も同時に上がる。

なぜ・・・?

答えを教えてください。

息子が小さいときに、私に聞きました。

お金がないなら、お金をたくさん刷ってみんなに配ることはできないの?

私はそれに答えていいました。

モラルハザードが起きるから、それはできない、と。

経済が破綻するということですね。

そう、私は信じていました。

しかし、映画を観て思いました。

それは、そう信じ込まされていただけなのかも、と。

モラルハザードが起きて困るのは、ごく少数の富裕層だけなのではないかと。

試しに、刷って刷って刷りまくって、みんなに平等に配ってみればいいのです。

はたして、それで困ったことになるのか。

ぜひ、今度の選挙で勝った政権には、実行してもらいたいです。

 

 


い・いえ

2012年11月26日 | 想うこと

今日は朝から冷たい雨が降っています。

昨日までの晴天が嘘のようです。

気分も湿りがちです。

ですが、昨日はとても良い天気でした。

午前中、髪の毛を切りに近くの床屋さんへ行き、店主と色々お話をしてきました。

その店主は知る人ぞ知る、有名人でして、面白い話を聞かせてもらいました。

とても精力的な人で、趣味も多彩なうえ、何より若々しい人です。

その人から、励まされたりして、気分良く一日を過ごせました。

昼から、別院で催されていた、お芝居、『イ・イエ』を観劇しました。

畳の客席の後半分は椅子が並べられていて、腰の悪い私としては、比較的楽に観ることができました。

この会場の舞台は、間口が四間ちかくあるわりには高さが2メートルほどしかなく、窮屈に思えるのですが、あえて両袖を狭めてあり、小舞台として見やすくしてありました。

客席は一杯で、この劇への関心の高さを改めて思い知らされました。

といいますのも、最初の朝鮮通信使であった方の生涯が物語にされていて、日本と韓国の関係を考え直すうえでも、タイムリーな公演であったからです。

お芝居は、語りを中心に、一時間半ほどの時間にうまくまとめてあったと思います。

なにより私個人の胸を打ったのは、憎しみの連鎖を私たちの世代で断ち切るのだ、という強い想いです。

拉致の問題が劇の中ででてきました。

主人公の母親が倭寇に拉致されて、イ・イエは母の奪還と復讐を誓い自分を鍛え上げるのですが、成長の中で、日韓の架け橋になっていきます。

その倭寇も、元は元寇に荒らされたことが原因になっていて、憎しみが悲劇を繰り返してきたわけです。

思えば、現在の世界も同じで、中東にしろ、我々が暮らしている東アジアにしろ、未だに民族間の憎しみが対立を深め争いが絶えません。

ですが、ここで、この私たちが生きている時代で、その連鎖を断ち切ることができないか、と願わずにはいられません。

それと、これは、劇が終わり、イ・イエの子孫の方が紹介され舞台に上がり、話されたことから思わされたことなのですが、自分たちの中に流れている血、民族としての誇り、文化を次世代にきちんと伝えなければならない、ということです。

韓国の方は、過去、様々な国から蹂躙されてきた歴史があるだけに、自分たちの国、民族としての誇りがとても強くあるような気がします。

それを目の当たりにすると、私などは違和感を覚えてしまいます。

ですが、現在の私たち日本人は、民族としての誇りにあまりにも無頓着すぎたのではないかと。

といって、けっして国粋主義的な主張を述べるのではありません。

むしろ、最近の日本の右傾化には、違和感を持っている一人です。

抽象的すぎると。

そうではなく、自分たちの出自・歴史を、どこの国の人もしっかりと持つべきだろうと。

それが、他者を理解することにも繋がるのでないかと。

分かったような分からないような話になってしまいましたが、イ・イエを観て、そのようなことを考えてしまったのです。

そういう点では、なかなか骨のあるお芝居でした。

歴史物なのに、現実とリンクしていたわけです。

感想としては、良いものを観させてもらいました、という感謝の気持ちです。

公演に関わっていた方々、お疲れ様でした。

 

 


はつげん

2012年11月20日 | 想うこと

平湯は雪景色でした。

さすがに道路の雪は除雪してありましたが、周りは一面雪景色で、スキー場も緩斜面は滑降可能のようでした。

まだオープンしておりませんが。

落葉樹は枯れ木となっていて、一週間前まで、紅葉狩りのお客さんがみえていたのが嘘のようです。

気温は、9時頃、ー1℃でしたから、さほど寒いということもなかったです。

肌感覚では、高山の方が寒い気がします。

景気が良くならないせいもありますが・・・。

選挙後どんな政権ができるかわかりませんけど、広く富が分配されることを望みます。

今の世界のいびつさ、最近、とみに思ってしまいます。

それと、イスラエルのガザ地区への侵攻。

選挙を意識しての行為とか・・・。

信じられない酷いことです。

何が起きようとしているのか・・・。

世界の底のところで大きくうねっているものが、姿を現すのでしょうか・・・。

 

 


ふかかいなちから

2012年11月19日 | 想うこと

総選挙だぞ、となったとたん、マスコミの世論調査が始まりました。

自民と民主で4割ほど、維新は1割、他合わせて1割、残りは無党派層、だとなっているようです。

ソフトランディングを求めての調査のような気がします。

どういう力が働いているのでしょうか・・・。

ある意味、日本人の総意が無意識のうちに働くのでしょうか・・・。

不可解な力といえば・・・

NHKのアナウンサーが電車内の痴漢行為で逮捕されました。

なかなかのスピード逮捕でした。

思うに・・・

本当なのでしょうか・・・。

ひょっとして、填められたのか・・・。

さいきん、そのようなことが多いような気がします。

もっとうがった見方をすれば・・・

NHKの報道姿勢に対しての警告なのか、と思えたりもします。

勝手な妄想ですが・・・。


かいさん

2012年11月16日 | 想うこと

 

衆議院が解散しました。

総選挙になります。

3年4ヶ月ぶりです。

思えば、前回の選挙は、相当期待しました。

自民公明連立政権が終わり、新しい日本ができるような気がしていました。

それが・・・

より酷い状況になっています。

負の遺産を受け継いだからだ、という言い訳もあるでしょうが、やはり、市民派首相の、言い訳ばっかりで何もしなかった一年が痛かったと思います。

今回の選挙は、名前を取りざたされていた人たちが一堂に会し、選ばれるという、ある意味、劇的な選挙になるような気がします。

今までの、地縁血縁が意味をなさない、掟破りの選挙になるのではないでしょうか。

だからこそ、締め付けが今まで以上に厳しくなるような気もしますが、それはそれとして、有権者は自分の権利を行使すべきなのです。

世界が変わるいま、その主役は自分たちなのだと思える、意義深い選挙になってくれればいいのですが。


おもいっきりゆき

2012年11月15日 | 想うこと

大雪でした。

大げさかもしれませんが、朝起きたら、本格的な雪降りに驚いてしまいました。

頭をよぎったのは、車が出せるかな、ということで、急いでスタッドレスを裏から出してきました。

予定では、来週の頭にでもタイヤ交換するはずでした。

しかし、明日以降、峠を越えた郡部への配達もありますし、雪が降らずでも道が凍みていたら走らせませんので、急遽今朝替えることにしたのです。

といって、自分で行うわけでなく、いつものスタンドへ持っていきました。

運転して。

道の滑ること。

さて、スタンドへ着いてみると、9時頃でしたが、12台待ちの状況でした。

みなさん同じことを考えるようです。

聞けば、3時間待ちということで、迷ったあげく、車を預けて家に戻ることにしました。

雪道を、ぼた雪がボッボッと降る中を。

30分かけて家まで歩いてきました。

いつも行くスタンドは、安さが売りの所であるため、実は遠いところにあるのです。

傘を持っていなかったため、びしょ濡れになりながら帰ったのです。

さて、昼飯を食べて、今度はバスに乗っていこうと別院前のバス停まで行ったところ、まちなみバス、というのですが、定刻10分過ぎても現れないのです。

業を煮やした私は、結局歩いてスタンドまで行きました。

30分かけ。

久しぶりに歩きました。

いい汗をかいたということです。

タイヤ4本替えて、2100円でした。

お得です。

お得といえば・・・

いつもは、コンビニで10袋498円のコーヒーを買って、煎れて飲んでいます。

ですが、一昨日、妻の弟が帰郷していまして、彼からコーヒー豆をいただきました。

というのも、彼は純喫茶に勤めていまして、今時純喫茶は珍しいですが、もちろんこちらの地方にはありませんが、その店の美味しい豆をいただいたというわけです。

そこで早速、今朝、煎れて飲みました。

・・・美味いこと。

おかしな表現ですが、コーヒー豆の味がするのです。

普段飲んでいるワンパックコーヒーは、そこそこ美味く満足していますが、やはり奥行きがないのでしょう。

いただいた豆で煎れたコーヒーは、コーヒーとしての深みがあるのです。

まあ、一杯400円とるわけですから、一杯50円そこそこのワンパックと同じ味では困りますが、意外に違いははっきりしていました。

しばらくは、じっくり煎れて飲むつもりです。

 

 

 


あすとび

2012年11月12日 | 想うこと

昨日のお昼過ぎ、正確には3時開演の、『明日への扉3』という演劇を文化会館へ観にいきました。

高山青年会議所主催による創作劇で、青少年育成を目的に、地元の演劇関係者と子供たちとの競演芝居です。

小雨が降っている中でも文化会館大ホールへ足を運ぶ人は多く、客席はキャパ1400ですが、7割方埋まったでしょうか。

出演している子供たちが多いため、その家族や関係者が多数しめているとはいえ、地元を盛り上げる意味でのイベントとしては成功していると思います。

芝居については、とても残念なことに夕方用事があったため、途中退場させてもらいましたが、前半(1時間半)を観た印象では、楽しいお芝居になっていました。

物語も構成が良くできていて、興味を持って観ることができました。

これを観劇した子供たちの中には、舞台に興味を持ったものも多いでしょうし、そういう点でも良い企画であると思います。

関係者の皆さん、お疲れ様でした。


ぼらんてぃあ

2012年11月03日 | 想うこと

まったくもって、ハードな日でした。

といって、終わっていませんが・・・。

お手伝いをした、福祉朗読劇の本番があったのですが、祝日で週末のため仕事も忙しい日でした。

早朝からバタバタと働き、10時過ぎに文化会館へ向かい朗読劇に出演し、続いてのシンポジウムを欠席し家に戻り、残りの仕事をこなしました。

ようやく解放されたところです。

残念なのは、打ち上げに出席できなかったことで・・・

それは承知の上だったのですが、何か消化不良のようなものが残りました。

ゆえに、疲労感に襲われています。

やはり演劇公演は、打ち上げとセットになって行うものだと、しみじみ実感しております。