公演が終わって、ほっと一息できるかなと思っていたら、仕事が忙しく、なんといってもお彼岸ですから何も片づけ等できぬまま、今日まできました。
ようやく、振り返ろうと、このブログに向かっているしだいです。
それにしても、公演までの一週間は長かったです。
はやく過ぎてくれないかと、日々重圧に耐えながら過ごしていました。
公演のための段取りも終わり、何が辛いということもなかったのですが、ただただ重い日々を過ごしたのです。
それだけ、『寿歌』上演にかえる意気込みが強かったのか、と自問しているのですが、よく分からないのです。
ただ、遣らなければならない、という気持ちだけはず~と持っていました。
このような世界にしたのは、他の誰でもない自分たちだと。
自分たちの思い、行いが、現実を招いているのだと。
そう考え、それがなぜか、『寿歌』上演に向かうエネルギーになりました。
それならば・・・
これからの世界は、より良い世界にしたいなら、自分たちが創っていくのだと。
他の誰かが創ってくれるのではなく、自分たちで新しい世界を創っていくのだと。
それは、自分のできることで、より良い世界にしたいと願いつつ、行えばいいのじゃないかと考えるのです。
私の場合は、仕事を持った地方の演劇人として、何ができるか考え公演を企画しました。
公演を行い義援金を募ることも一つの手段ですが、仕事を持ちつつ演劇活動を行うことが、それを知った人の励みになれば良いなと願うのです。
作品をご覧にならなくても、こんなことをしている者たちがいる、というのを知れば、よし自分ももう少し頑張ってみるか、と思ってもらいたいわけです。
何を隠そう、私自身が、色々な活動に励んでいる人たちを知り、元気づけられます。
そう考えると・・・長年、長い年月、演劇活動に携わってきましたが、時々虚しくなることも多かったのですが・・・今現在は、意義があったんだと信じられるのです。
自分たちがこの地方で演劇公演を行うことは、意味があり意義がある、と思えるのです。
自分のできることを懸命にやる。
それが、新しい世界、より良い世界を創っていくことだと思えます。