参議院選挙が終わりました。
与党の大敗だとなっております。
昨夜のテレビにおける選挙特番は、開票が始まったばかりの段階で、ほぼ大勢が決まっていました。
不思議な話なのですが、世論調査や出口調査によって、票を数えなくてもどの党にどのくらい票が入るか分かっているみたいです。
どういうことなのかと考えてしまいます。
世論調査にしても、マスコミが誘導しているところもありますし、もちろん故意ではないでしょうが、選挙の行方もマスコミに導かれている感があります。
民意だ、世論だ、と掲げながら、揚げ足取りに躍起になり、意見を引っ張っているようです。
ゆえに、選挙をしてもいないのに選挙の結果が分かってしまう。
なんとも浅ましいしだいです。
もっとも、有権者も、自分でものを考えていないのでは、と思えますが。
全体の流れで、ある意味、空気を読んで投票しているような感じです。
良い例が、”みんなの党”の躍進ではないでしょうか。
みんなの党、ってなんとも抽象的な名称で、主張していることも曖昧なものです。
ですが、一番ウケが良い。
なんとなく巧くいきそうな気がするから、でしょう。
だけど、なんとなくでは何にも良くならない。
日本の一番の問題は、財政再建です。
国家が破産しようとしているとき、財政を立て直さなければ、何も進んでいきません。
景気回復といったところで、刺激策などというものでは立ち直らないでしょう。
言ってみれば・・・船が沈もうとしているのに、美味しいものを食べたい、とか、楽しみたい、と言っているようなものです。
やらなければならないことは、穴を埋めて水を掻き出すことでしょう。
辛いことですが・・・。
人のことは言えませんが、辛抱ができなくなっているのでしょうか。