全国どこのお土産やさんでも、飛騨はもちろんですが、店頭に木刀が置いてあります。
置いてないお店もありますが・・・。
いったい誰が買っていくのか、いつも疑問に思っていました。
もっとも、木刀は腐ることがないので、たぶん賞味期限もないでしょう、一度仕入れたら半永久的に置いておくことができますから、店頭を飾る置物的な意味もあると思っていました。
まれにですが、町を歩いている観光客で、木刀を持って歩いているオッサンを見かけます。
買う人もいるのだ、と驚きましたが、お土産やさんにとっては木刀はあまり商売にならないでしょう。
ところが、つい最近、木刀を買う者たちを突き止めることができました。
それは・・・なんと、子供たちだったのです。
娘が修学旅行へ行ってきたのですが、お土産の話になったとき娘の言うことには、「男子は、みんな、お土産やさんで木刀を買ってた」、ということでした。
女子でも買った子がいたそうですが、そのお店では大量に売れたわけです。
うちの娘が通っている小学校だけの話ではないと思います。
どこでも似たようなことが起きるのだと思われます。
子供たちが修学旅行で、お土産に木刀を買う。
だから、お土産やさんの店頭にたくさん置いてあるのです。
一年のうち何回あるか分かりませんが、普段はまったく売れない木刀が、その時に一気に売れてしまうのです。
そういう商品なのでしょう。
ただし、子供たちが修学旅行に来てくれる観光地でなければならないかもしれませんが・・・。