戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

むしん

2010年05月09日 | 想うこと

高山の、とあるクラシックバレエ教室が8月に発表会を開くのですが、ひょんなことから、私もほんの少し出演することになりました。

といって、バレエの経験は皆無です。

そのことを、話をいただいたときに了承してもらっての出演なのですが・・・。

今日の昼間、第一回目の稽古、というか顔合わせがありました。

出番は30分ほどだと聞きましたが、短いながら周りの方と合わせて踊るシーンが4回ほどありまして、そのステップと振り付けを習いました。

・・・まったく頭に入りませんでした。

基本も何もありませんから、両足を交互にスキップさせるところも、転ばないようにやるので必死です。

たぶん、主宰の方や教室の生徒さんにとっては基本的なステップで、繰り返さなくてもできることなのでしょうが、シロートの私にとっては驚くような、大げさですが、動きだったのです。

伸ばした足のつま先を伸ばしポーズを取るだけで、足の指がつりそうになります。

そのため、稽古の最初は、話を簡単に受けてしまって、困ったことになったと思いました。

この振り付けが30分も続いたら、出来ないどころか、とても覚えられない、と真っ青になってしまったのです。

実際、3つのシーンの振り付けを受けましたが・・・忘れました。

ですが、不思議なことに、必死に覚えようとも思わなかったのです。

それはけっしていい加減ではなく、徐々に身体に染みこませていけばいいかな、と。

考えるのではなく、むしろ考えないように動いてみようかなと思ったのです。

今日、一回目で、ほんの1時間ほどの練習でしたが、当然ついていくのに必死でした。

正直ついていけませんでしたが、何も考えず身体を動かすことが、けっこう清々しく感じられたのです。

こんな調子では巧くできるか不安もありますが、とりあえず、良い経験でした。