当然といえば当然だけど、数字にハッキリ出すぎた結果だったのではないでしょうか。
日本対韓国戦です。
サッカーの。
ワールドカップ前、前哨戦というか、景気づけ壮行試合のはずでしたが・・・。
せめて引き分けか、惜敗といわれる0-1くらいでしたら、この絶望感はないでしょう。
思い返してみると、ワールドカップ一月前になっても、少しも盛り上がりを見せませんでした。
期待度が薄いというか、日本の実力が分かっているので、前回のワールドカップほど燃え上がるものはなかったのです。
それでもある意味、静かに燃えているものはありました。
無理とは知っているが、ひょっとして、一勝できるのでは、と・・・。
自国開催以外では、日本は今までワールドカップで勝ったことがありませんから。
それだけに、たとえ勝てなくても、非難はされなかったはずです。
岡田監督は、今年になってから、さかんに”ゾーン”という言葉を使っていました。
私流に解釈すれば、”無の境地に入る”、ということになりますが。
一瞬でしょうが、全てを支配できる感じになるんでしょうね。
その時、ストライカーなら、必ずシュートを決めている、と・・・。
そのゾーンを意図的に作り出したい、と言っていたと思います。
凄いことを考えているな、と感心していました。
これなら、日本も世界に通用するかもしれない、とサッカーではシロートの私は期待していました。
でも、よく考えてみれば、それはある種の逃げ口上のようなもので、戦前の日本軍が考えていた戦略とそう変わらないことなのではないかと。
結局、しっかりした戦略がないため、神秘的な思いに頼ってしまったのでは。
言い過ぎかもしれません。
ですが、結果がハッキリ出ています。
これでは、一勝どころか、なぜワールドカップに出てきたの、と失笑を買うことになってしまうのでは、と心配します。
後半月ですが、今からできることは、開き直ること、しかないと思いますので、シンプルに闘えるようになってほしいです。
もう、難しいことはいいんです!