Wind Socks

気軽に発信します。

旨い話は無いなあ!……インドネシアの鉄道建設で中国の態度

2016-02-04 18:18:14 | 国際

 2月4日付け読売新聞から。『インドネシアの高速鉄道計画で、鉄道建設を手がける中国とインドネシアの企業連合が、事業が失敗した際の「保証」をインドネシア政府に求めていることが分かった。
 インドネシア運輸省が50年後に負債の無い状態での譲渡を求めているのに対し、企業連合はより長い期間を要求し、事業破綻の場合、政府が買収するよう提案。それが出来なければ中国側に所有権を移すよう求めている。

 さらに企業連合は、譲渡条件が将来変更されない「法的な保証」も求めている。企業連合のインドネシア人幹部は「建設途中になにか起きら、誰が責任を取るのか。保証がなければ(融資の)貸し手は合意しない」と中国側の意向が背景にあることを示唆する』

 総事業費約6600億円のうち75%を中国の国家開発銀行が融資する。私が思うに、なんでこんな話になるのかということ。高速鉄道計画を中国が受けた時点で解決しておかなければならない事項ばかりだ。形ばかりの起工式を1月21日に行っておきながら今さらという感じの要求だ。中国はあまりにも身勝手すぎる。

 そして建設途中に何かが起きたら、建設をになう中国に責任があるというのは常識だと思うがなあ。それにしても建設前から何かが起きたらなんて言葉が出るとは日本では考えられないことだ。(実は、日本では考えられないことだと断定したが、いまや怪しくなっている。免震構造事件を思い浮かべると偉そうなことは言えないかもしれない。それでもまだまだ中国よりはましと思いたい)

 中国は詐欺的な契約を平気でやる国だな。そういえば思い出した。二年か三年前かな。スリランカで高速道路が出来た。日本も中国も参加していた。そして中国施工の道路は、波打っていた。それを日本企業が直したという話をスリランカ人から聞いた。ことほど左様に、道一つまともに作れない国が高速鉄道なんて出来るはずがない。

 中国のそういう側面を聞いたのか、インドは日本の新幹線方式を選んだ。賢明な選択だと思うよ。まあ、言ってはなんだけど、インドネシアもインドネシアだ。かなりの賄賂が飛び交っているんじゃないかな。中国が糸を引く上記の話は、どうやら経済の減速もあるのかもしれない。

 3日に発表した2016年度通年の国内総生産(GDP)成長率目標を6・5%~7%とすることを明らかにしたとの記事。これはあくまでも目標だ。恐らく目標を下回るだろう。中国の経済はそういう流れだという気がする。

読売新聞以外の中国の行状が分かる記事はこちらでどうぞ!

ご面倒ですが、クリック一つで私は幸せになります。よろしく!

社会・経済ニュース ブログランキングへ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする