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癌を宣告されたら、どんな態度をとるのだろうか。

2014-12-02 17:23:02 | 健康

 日経電子版を読んでいると「がんの告知と「魔の2週間」 日ごろ冷静な人も別人に」というタイトルで、ある先生の話が載っていた。

 それによると「たとえ早期のがんであっても人は必ず取り乱す」らしい。告知された人は、検査結果やこれからの治療方法についてゆっくり説明しても聞く耳を持たないようだ。要するに上の空ということ。かなりのショックをうかがわせる。

 そして大体ショックは2週間ほど続くらしい。恐らくその間は食欲もなく死の恐怖に苛まれているのだろう。
 私が思うに、このショックの度合いは年齢に比例するのではないかということ。30代なら気が狂わんばかりのショックだろう。50代でもかなりのショックだ。60代70代でも気分は落ち込む。80代になってようやく死を受け入れられる心境になるのではないだろうか。

 かかりつけ医の先生から言われているのは、前立腺のPSA検査だ。そのPSAとは何か。引用してみると「PSAとは、英語のprostate specific antigen= 前立腺特異抗原の略で、主として前立腺から精液中に分泌されるタンパク質の一種です。
 射精後の精液の液状化に関係し、受精に欠かせないものといわれています。血液の中にも流れ出ていて、健康な人のPSAはおおよそ2ng/mL以下です。加齢にともなって増えていきますが、50歳でも4ng/mL以下が標準値とされています。しかし、前立腺に異常があると血液中に大量に放出されて濃度が高くなります。
 他の臓器の異常では数値は変わらず、前立腺の異常にのみ反応することから、前立腺に特異的な抗原といわれています。前立腺がんでも数値に反応が出やすいことから、前立腺がんの腫瘍マーカーとして使われるようになりました」

 さて、私の数値はどうなるのか分からないが、その時がくれば覚悟をしなくてはならない。ただ、日経電子版の先生はこういうこともおっしゃっている。「少し不適切なたとえになるかもしれませんが、がんは交通事故や血管イベント(心筋梗塞、脳梗塞など)で突然死んでしまうことに比べれば、期限付きではあっても、というより、期限付きであるからこそ、残された時間を充実させる道が残されています」

 そう、まだ準備期間があるからいいほうだ。家族も心の準備が出来るしね。私の友人に定年直後の60歳で亡くなったのがいる。それに比べれば余分に生きていることになる。まあ、いいじゃないの。どんな結果になろうとも、これから20年も生きるわけがないから。
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