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映画「悲しみが乾くまでThings We Lost in the Fire’08」劇場公開2008年3月

2011-02-11 12:34:14 | 映画
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 人は寂しさに耐えられるのだろうか? 例外はあるにしても、孤独を癒すために飲酒に逃げたり、麻薬に手を出したり、可愛いのは大食いしたりする。

 正義感と人情味のある夫ブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)を、女を殴っていた男を制止しようとして、逆に銃で撃たれて失ったオリバー(ハル・ベリー)。
 ユニークな建築家として成功した夫との幸せな日々は一瞬のうちに失われた。自宅のかつては夫の仕事場にさえ入れない恐怖感にさいなまれていた。
 
 夫が殺された日、一緒に飲んでいた親友のジェリー(ベニチオ・デル・トロ)に対しても、「あなたが生きているのが納得できない」と言う。その気持ちが痛いほど分かるジェリー。
 列車事故や交通事故でも自分の子供あるいは夫、妻がなぜ死んだのか。なぜ我が家なのか。ほかに生きている人がいるというのになぜ? この素朴で当然の感情に答える事が出来ない。

 いずれこの淋しい喪失から生き生きとした元の生活が戻るだろう。そうあって欲しい。夫を失った一人の女の喪失感と揺れ動く心の綾を描出した映画だ。この監督の演出にアップが多い。それも片方の目のアップなんかも。
           
           
           
           
           
           
           
           
監督
スサンネ・ビア1960年4月デンマーク、コペンハーゲン生まれ。

キャスト
ハル・ベリー1966年8月オハイオ州クリーヴランド生まれ。’01「チョコレート」で有色人種として初めてアカデミー主演女優賞を受賞。
ベニチオ・デル・トロ1967年2月プエルトリコ生まれ。’00「トラフィック」でアカデミー助演男優賞受賞。
デヴィッド・ドゥカヴニー1960年8月ニューヨーク生まれ。「Xファイル」のFBI捜査官で有名。
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