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自分の娘がパリで人身売買組織に誘拐され、96時間以内に探し出さないと、永遠の別れを告げることになる。そんな窮地に立ったのは、元CIA捜査官ブライアン(リーアム・ニーソン)だった。
娘を取り返そうとする男の憤怒は、留まるところを知らない。娘キム(マギー・グレイス)と電話で交信中事件が起きブライアンの指示で観察した少ない情報を元に犯罪組織を追及していく。
とにかく、法というものを無視した破天荒のアクジョンが展開される。銃撃、猛スピードの車の疾走=しかも 逆走する。格闘=頸の骨や腕の潰れる音。なんともすさまじい。
オークションで女を競売する男を追い詰めたブライアン、娘の行方を吐かせたあと全く躊躇せず銃弾を浴びせる。映画とはいえこの男を生かしておくような展開にすれば観客は金を返せと怒鳴り込むだろう。
その男が死んだ時、なぜかほっとして溜飲が下がる思いだった。観客を味方につけて暴れまわるブライアン。感情移入した観客は、娘を取り戻したブライアンに喝采を送る。日ごろの鬱憤を少しはこれだ晴らすことが出来るだろう。
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監督
ピエール・モレル1964年5月フランス生まれ。
キャスト
リーアム・ニーソン1952年6月イギリス、北アイルランド生まれ。’98「シンドラーのリスト」でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。
マギー・グレイス1983年9月オハイオ州コロンバス生まれ。