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映画「キャデラック・レコードCadillac Records ’08」劇場公開2009年8月

2011-01-26 11:47:53 | 映画

               
 「最初に女が下着をステージに投げ入れたのは“ブルース”って音楽だった。白人女が投げ始めたとき、“ロック”という名に……そこに至るまでには多くの人が絡む様々なドラマがあったんだ」のナレーションに導かれながらR&Bがバックに流れる。

 1941年シカゴ、レナード・チェス(エイドリアン・ブロディ)は、恋人の父親から罵倒されながらも黒人街でクラブを始める。
 一方、ミシシッピー州では農民のマディ・ウォーターズ(ジェフリー・ライト)が掘っ立て小屋で民俗学者に協力して自身のギター演奏を録音していた。
 この二人の運命の出会いから、ブルースはロックン・ロールとなり、エルビス・プレスリーがその頂点を極めた。

 これらの流れの中でローリング・ストーン、エリック・クラプトン、初期のフリート・ウッドマックに多大の影響を与えたといわれる。そして何よりこの映画は、心地よいリズムに酔いしれるひと時を与えてくれた。

 特に印象に残ったのは、エタ・ジェイムズ役のビヨンセ・ノウルズだ。2009年のオバマ大統領就任式でエタ・ジェイムズのヒット曲「AT LAST」を歌い、本作でもしっとりと歌っている。黒人にしては整った顔立ちの美人。

           
           
           
           
           
監督
ダーネル・マーティン1964年1月ニューヨーク、ブロンクス生まれ。

キャスト
エイドリアン・ブロディ(レナード・チェス役)1973年4月ニューヨーク、クイーンズ生まれ。’02「戦場のピアニスト」でアカデミー主演男優賞受賞。
ジェフリー・ライト(マディ・ウォーターズ役)1965年12月ワシントンDC生まれ。’94ピューリッツアー受賞作品「Angels in America」でトニー賞、ドラマデスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞を受賞。
 演じたマディ・ウォーターズ(1915~1983)は、白人向けのレコード・チャートの上位に登場するクロスオーバー・アーティストととして知られる。

ビヨンセ・ノウルズ(エタ・ジェイムズ役)1981年9月テキサス州ヒューストン生まれ。ゴールデングローブ賞にノミネートされたヒット・ミュージカル「ドリームガールズ」などのエンタテイナーとして有名。
 エタ・ジェイムズは、1938年LA生まれで、現在も現役。ほかに、コロンバス・ショート(リトル・ウォーター役)、モス・デフ(チャック・ベリー役)など。
コメント
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