Vol3を聴けばVol2も聴きたくなるのは人情。ロッド・スチュワートは、1945年1月生まれというから、もう62歳になった。
エルダー・マーケットというのがあるそうで、このアメリカン・ソングブック・シリーズは、そういう年配者の間でヒットしているという。勝手な解釈をすると、団塊の世代をいうのかなと思っている。
年配者でなくても、いいものはいいのである。タイム・アフター・タイム(Time after time)、恋の気分で(I’m in the mood for love)、ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア(Don’t get around much anymore)、魅惑されて(Bewitch, Bothered and Bewildered)妖しい魅力のシェールとデュエット、ティル・ゼア・ワズ・ユー(Till there was you)、本当のことが分かるまで(Until the real thing comes along)、いつかどこかで(Where or when)、スマイル(Smile)、決めた心(My heart stood still)、やさしき伴侶(Someone to watch over me)、アズ・タイム・ゴーズ・バイ(As time goes by)クイーン・ラティファとデュエット、ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマン共演の映画「カサブランカ」の挿入歌で、酒場で演奏される場面が印象的だった。瞳は君ゆえに(I only have eyes for you)、クレイジー・シー・コールズ・ミー(Crazy she calls me)、わが恋はここに(Our love is here to stay)、マイ・フェイヴァリット・シングス(My favorite things )が収められている。
車の中でもいいし好きな女性(あるいは男性)との食事や夜一人追憶のひと時にもいい。
好きな女性あるいは男性は、恋人に限らない。奥さんでもだんなでもいいのです。気分が乗らない? 勝手にしろ!