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映画 ジョン・トラボルタ「ソードフィッシュ」(01)

2005-06-25 11:28:49 | 映画
 アクション場面をちりばめた何も考えずに見る映画。謎の男ガブリエル(ジョン・トラボルタ)が密かに狙うのは、ソードフィッシュ計画と言われ、麻薬資金の流れをつかむため、80年代に麻薬取締局が作ったダミー会社の口座に眠る95億ドル(約10兆円)の金である。

 上院議員や美女も絡み、TVRタスカン(スポーツカー、60年代各地のレースを席巻した)での派手なカーチェイスや人質にC-4爆弾(プラスチック爆弾)のベストを着せて爆発させたり、爆発のあと血染めのベアリングがころころと転がってきたり、バスを大型ヘリコプターで吊り上げて見せたりする。ほとんどロケで撮影されていて、60年代に建てられたフランク・シナトラの家やロスアンジェルスの街路が使われている。

 大型ヘリコプターでバスを吊り上げ、街の上空を飛ぶ許可も得られたそうだ。監督は奇跡だという。ロスアンジェルスには、ハリウッドがある関係で理解があるのかもしれない。あるいは、使用料が取れるからか。まあ、どうでもいいけど。

 監督は、「全編を通じガブリエルは、愛国者振りを発揮していない。具体的に愛国者の証明をすることが重要だ、最後の最後で船を爆破させて暗殺(逃亡中のテロリスト ビン・ハザード)を成功させた」という。そんな必要があったのだろうか。気が遠くなるような金をせしめていて、何が愛国者かと言いたくなる。ドロボウはドロボウだよ。

 映画は娯楽だから、ポップコーン片手に楽しく見たい。とは監督の弁。出演者はトラボルタの他に、ヒュー・ジャックマン(ハッカーの役、00年のXメンで頭角を現す)、ハリー・ベリー(ガブリエルの共謀者で愛人の役、「チョコレート」で第74回アカデミー賞主演女優賞を受賞、なかなか魅力的で胸をあらわにする場面がある。いいオッパイだった)
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