Wind Socks

気軽に発信します。

犯罪が減ったニューヨーク!

2005-06-08 21:09:35 | 社会
 ニューヨーク市が2004年の犯罪発生率が対前年比で4%減少したと発表したという記事があった。

 FBIの2004年度の年次報告によるものだそうで、ニューヨークのブルームバーグ市長は、「米国でもっとも安全な大都市は2004年にさらに安全になった」と勝利宣言し一層努力することを表明している。

 殺人4.5%減(全米3,6%減)レイプ犯11.2%減(全米0.3%減)強盗6.2%減(全米3.6%減)侵入盗7.8%減(全米1.4%減)となっていて成果が上がっているようだ。人口10万人当たりの殺人発生率は7人でロサンゼルス13.5人、シカゴ15.5人のほぼ半分。このため人口10万人以上の240都市の中で危険度(犯罪発生率)は221番目、人口100万人以上の10大都市の中では10番目でもっとも安全な都市となっているそうだ。

 減少した理由について、この記事は触れていないので分らないが、景気回復による失業率の改善や施策の徹底などがあるのかもしれない。しかし、家庭内犯罪が増えているという。日本でも子供に対する虐待が後を絶たない。おそらく家庭内暴力も頻繁にあるのだろう。憂慮すべき事態だ。

 犯罪と言えば、いま全米でいや全米どころか世界的に注目を浴びているマイケル・ジャクソンの裁判がある。有名人の裁判として注目を集めたのは、プロフットボール選手のO・J・シンプソン事件で無罪を勝ち取った。当時のアメリカで最高のメンバーで構成された弁護団は、1ヶ月1人1000万円の報酬で4人揃えた。弁護側は、人種差別的なロサンゼルス市警の事件でっち上げの捜査のずさんさを押し立てた。陪審評決は、検察側の小さなミスが重なり、弁護側の提起する合理的な疑いを払拭しきれなかった。

 果たしてマイケル・ジャクソン事件は小児性愛を始め10の罪に問われている。間接証拠を陪審員がどのように判断するのだろうか。いま協議中という。

 日本でも陪審制の導入が決まっている。12人の陪審員ではないが、その精神は変わらないだろう。素人のいいところは、世の常識にのっとって判断するという点だ。国民が最高裁判所判事を選ぶばかりでなく、司法に参画するという大きな意味もある。そんなわけで、マイケル・ジャクソン裁判を注視している。写真はN.Y.Loves Youからのものです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする