ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

「マイムマイム」

2011-03-20 | 日記・エッセイ・コラム

 昔、キャンプファイヤーの時なんかに、よく踊ったフォークダンスの「マイム マイム」という曲。一般的な「男女一組」になって、交代しながら踊るタイプではなく、「輪になって」両隣の人と手を繋いで踊るタイプなので、「気恥ずかしい」感じがしない「軽い」イメージのせいか、フォークダンスの最初か最後に、踊ることが多かったように思われます。

 この「マイムマイム」という曲は、もともと、イスラエル地方を開拓しようとしたユダヤ人たちが、井戸を掘り、水が出たときの喜びを表現したものだそうです。

 なるほど、みんなの輪が、中心に向かって小さくなるように前進して行くのは、井戸を囲んで、喜んでいる形なんでしょうね。ちなみに、台湾では、この曲を「水舞」と呼ぶそうな...。

 「水が出た~!」この曲の気持ちと同様に、わが町でも、昨日の午後、ようやく水道が復活しました。地震発生から、9日めですね。まだ、一部「出ていない」地区もあるそうですが、大方の場所では出るようです。

 今まで、それこそ「一滴の水」も無駄にせず、食器などを洗った水は、溜めて、トイレのタンクに入れ、流水で何かを洗う、なんてことは「夢のような」話だったのにで、心置きなく食器類を洗えることに、心から感謝したい気持ちになりましたね。

 昨日は、所用のため、水の出ている水戸の某所に行ったのですが、トイレから出て、手を洗う際に、手をかざせば水の出る蛇口を見て、「何てもったいない...。」と感じたものでした。

 これで、もう、「水汲み」に行かなくてもいい。これで、洗濯も、思う存分できる。お皿にラップやホイルを敷かなくてもいい。割り箸ではなく、マイ箸を使える。紙コップを使わなくてもいい。トイレの後、バケツで水をタンクに補充しなくてもいい。...etc.

 電気や水の復旧に、尽力してくれた作業員の皆様に感謝。そして、身の危険を賭して、原発事故に立ち向かってくれている、最前線の方々に感謝。水がなくて困っているときに、豊富な水を与えてくれた、大洗神社の天然水に感謝。ポリタンクなどもなく、困っていたときに、ポリタンクを2本と大きなタライを貸してくれた、コーラス仲間に感謝。

 便利な生活に戻ったときに、つい忘れがちになってしまいそうな、災害当時の心境を、忘れないように、ここにメモしてみました。

 復旧まで、まだまだ大変な皆様が大勢いるようですが、とにかく「傷の浅い」者から順に、早く立ち直って、「重症」の人たちを、サポートする側にまわることが、自分たちにできることだと思うので、コツコツやっていくつもりでいます。

 まずは、この騒ぎでひいてしまった風邪を、早く治すことと、溜まりにたまった洗物を、少しずつやっつけることですかね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無理が祟ってしまったんでしょうか。やはり「普通... (水浜軌道)
2011-03-20 17:25:51
ご無理が祟ってしまったんでしょうか。やはり「普通の生活」が一番です。
是非早めに体調が戻られますことを願います。
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 お気遣い、ありがとうございます。(^^;) (ポテト姫)
2011-03-21 06:07:52
 お気遣い、ありがとうございます。(^^;)

 丸一日、横になっていたら、快方に向かってきました。体調が良くなると、気力も出てくるから、不思議です。
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