今回の地震騒ぎで、くしくも被災者生活を味わった私でしたが、人間、不思議なもので、「ない」となると、実に多くの悪?知恵が働くようになるようです。
少しずつ、日常の生活に戻りつつある状況なので、今回の教訓やら生活のヒントを、メモしておこうと思います。
- 蒸しタオル2種
我が家は、以前「化粧品」などを扱う小売店をしていたため、化粧品メーカーの美容部員たちが、よく出入りしてました。
彼女たちがよく使っていた方法ですが、やかんで沸かした熱湯を、乾いたタオルに沁みこませ、ギュッとしぼると、それで「蒸しタオル」のできあがり。
顔や首筋などを拭きたいときには、これでOKでした。普段は、寝ぐせ治しににも、よく使っております。
もう一種は、今回考えたものですが、洗面器に、やかんで沸かしたお湯を少し熱めに調整し、そこに入浴剤を少し入れます。そのお湯にタオルを浸し、絞って使うと、いくらかでもお風呂に入ったような気分になり、体を拭くのにいい方法でした。
- 牛乳パックのまな板
水が限られているため、まな板をじゅうぶんに洗うことができない。そんなときにひらめきました。よく、イベントなどで野菜を切るとき、まな板が足りないと、洗って乾かしてある牛乳パックを切り開き、硬くて平らなものの上に置けば、まな板の代用に使えることを。
幸い、まだリサイクルに出していなかった牛乳パックがたくさんあったので、「使い捨てまな板」として、それが大いに役立ちました。
- ペーパータオル
やはり、水が充分でない頃は、ペーパータオルに少量の水を含ませ、ふき取ることで、少しの汚れは取ることができました。
いまだ「台ふきん」をジャブジャブ洗えない状況なので、テーブルを拭くときは、この方法で行っています。
- 「重曹」で洗濯
これは、野外活動愛好家の「山ねずみ」さんのブログからパクらせてもらったアイデアですが、(「山ねずみ」さん、ありがと~。) 普通の洗剤みたいに泡が出ないで、汚れは落とせる、とのことなので、必用最低限の下着などを、試しに洗ってみました。
なるほど、おっしゃる通りでした。 下着類だったのに、けっこう汚い水が出ました。なので、すすぎは1回でいいかと思っていましたが、結局2回行いました。
そして、その都度、(これはコーラス仲間から教わった知恵)洗濯機で脱水をかけると、すすぎに水を使う量が減る、とのことで、それもやってみました。
普通の洗剤のように、「いい匂い」はしませんが、「洗濯」はできたので、よかったと思います。
その他にも、まだいくつかあるのですが、長くなってきたので、続きはまた後ほど。
そういえば、昨日ピアノレッスンに来た、高校生の男子宅では、やはり野外活動愛好家の家族なので、キャンプグッズがいろいろあり、大いに役立ったそうです。その男子曰く、「ある意味、楽しかった...」そうな。
その子も、某子ども向け「サバイバル」的体験コースを経験しており、たくましさが養われているんでしょうね。
ところで、ウチの息子も同様ですが、せっかく慣れ親しんだクラス仲間と、中途半端な形で別れることになってしまったことを嘆いていました。
交通の足が途絶えているため、終了式等、何もかも全て中止で、このまま新学年を迎えることになるそうです。
茨城の先輩(射撃部)、先ほどようやく連絡が取れました。
瓦が落ちたり、石の灯篭が倒れたりで大変だそうです。
でも全員無事なので、キャンプだと思って楽しんでいるそうです。
ホッとしました。
自家発電の燃料が減って心配だけど「無くてもいいや」って気になってきたそうです。
ウチの発電機は、困るまで使わないつもりです。
そう言えば本ですが、何時でも結構です。まもなく本格的に水道が戻れば本業を本格始動しますんで。
そうなんですよね。不謹慎な話かもしれませんが、電気も水も何もない...そこまで「0」になってみると、「困る」のを通り越して、むしろ「楽しく」なってくる感じがしました。
「先行きの不安」を横に置けば、「ろうそく」の灯りの下、家族みんなで集まって、一つの食事を分け合いながら過ごす日々は、ある意味「しあわせ」を実感できる瞬間だったようにも思えます。
今回の大災害で、今まで個人主義的になりつつあった世の中が、「協力体制」でガッチリ固まってきているように思えます。
もしかしたら、神様が試練を与えたのかも...。東北地方の人たちには、過酷過ぎ...ですけどね。(-_ー)
>水浜軌道さん
ようやく、水が来ましたね。ひとまず安心しました。
本は、落ち着いたら返しに伺います。(^_ー)