ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

アヴェ マリア

2006-08-31 | 音楽話

 ここんとこ、音楽話が続いてますが、エントリー200ってことで、節目を記念して、またまた音楽話を。(^^)

 「アヴェ マリア」...初めてこの名前を聞いたときは、「阿部まりあ?」などとふざけた連想をした私ですが、文字通り、聖母マリア様をたたえる歌です。声楽や合唱に携わってると、必ず出くわす曲でもあります。

 「マリア様」といわれても、クリスチャンでもない我々には、今ひとつピンと来ない。そう思っていると、ある先生が上手い事を言ってました。「あなた方のお母さんのことを思って歌ってください。もし、不幸にして、何らかの事情で、お母さんがいない方は、お母さんのような存在の人を思って歌ってください。」 なるほど。この言葉を聞いてから、私も「アヴェ マリア」が好きになっていきました。

 「アヴェ マリア」という歌、いろんな人が作曲しているので、とてもたくさんあります。その中で、作曲者は知らないけれど、おそらく多くの人が聴いたことあるだろう作品は、「アルカデルト」のものですね。この人は16世紀・フランス方面の方です。日本でいうと、信長が登場してくる頃の時代の人。 この曲は、あのドリスターズの全員集合!の中で、「少年少女音楽隊」のコーナーがありましたが、このオープニングに使われてました。 私は、初めてこの曲を歌ったとき、どうにもカトちゃんたちの姿が浮かんでしまい、笑いをこらえるのが大変でした。

 次になじみがあるのは、シューベルトのものでしょう。彼は、19世紀初頭・オーストリアの人。日本でいうと、江戸時代後半、寛政・文化・文政の頃ですね。31歳の若さで他界してる。「ドイツ歌曲の王」と言われるくらい、ドイツ語の歌曲を中心に、かなりたくさんの曲を残してます。ロマン派らしく、甘く切ない感じの曲が多いですね。

 シューベルトのと並んで人気があるのが、グノ-のものかな。彼は19世紀・フランスの人。日本は、幕末から明治にかけてですね。没年は明治26年。かれの「アヴェ マリア」の面白いところは、バッハの鍵盤楽器練習曲「平均率」を伴奏として、それに合うメロディを乗せてしまったこと。バッハは、17~18世紀、日本でいうと、元禄の頃の人。音楽史上、重要な立場にいる偉大な作曲家です。私も、つい最近まで、「アヴェ マリア」の中では、これが一番好きでした。

 ところが、去年出会った新しい「アヴェ マリア」、新しいと言っても、時代は古く16~17世紀・イタリアで活躍した作曲家&テノール歌手の「カッチ-ニ」の作品。何でも、古い楽譜が最近見つかり、人気が出た曲だそうな...。彼は、家康が没した2年後に亡くなってます。

 私がこの曲に出会ったのは、町の歴史講座で行った、古い煉瓦造りの倉を改造してできた喫茶店の中でした。とても暑い日、その中に入るとひんやりしていて、コーヒーを飲んでホッとした瞬間、耳に流れてきたのが、そのメロディでした。「この曲、何だったかな? どこかで聴いたような...。」とても印象に残ったそのメロディ、家に帰ってから、早速調べてみると、手持ちのテノール歌手のCD2枚に入ってました。それまで、何気なく聴いていただけだったのですね。

 その後、自分でも練習したり...。(^^;)今でも、疲れた時などにその曲を聴くと、心からホッとできます。お勧めですよ。 (うわ! かなり長くなってる...:汗)

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2 コメント

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安部まりあさんが、 (tadatako)
2006-08-31 21:31:07
安部まりあさんが、
水田さんとか、小田さんとか、団さんとか、と結婚すると・・・。
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 「水たまりァ」「おだまり!ァ」「...ダンマリァ... (ポテト姫)
2006-09-01 05:19:31
 「水たまりァ」「おだまり!ァ」「...ダンマリァ」...

 「〇原まき」という人を、私は知っている...。(笑)

 
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