ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

矛盾?

2009-05-10 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日は、PTA関係の会合に参加しまして、そこでのやりとりを通して、ふと思ったことです。

 我が町には、現在、小学校が4つありまして、小さい町ながらも、「歩けば遠い」地区もあるので、子どもの足で歩くことを考えると、妥当な配置だと思われます。その内1つはけっこうな児童数の規模、次いで2つめも、それなりの児童数、残り2つは、各学年10人いるかどうか...くらいの小規模校です。

 最近問題になった「耐震構造」の校舎の件で、実は、どの学校も、そういう問題の基準となる決まりが出来る前に作られているそうで、全部引っかかってしまうそうな...。そこで、上から(国?or 県?)からの意向で、早急に解決する必要があるんだとか...。見積もったところ、あれこれ手直ししているよりは、建て替えた方が経費の面でもベストだそうで、ただ、すぐにでも取り掛かれる予算は、2校分しかないと云う...。

 一応、町民に対して、説明会が開かれ、意見交換もしたようですが、結局、「上から」の方針は固く決まっているようで、「統合して」2校にする方向は、避けられないのが事実の様子。現在は、その方向で、動き出しているようです。

 少子化、時代の流れ、などで、そういう方向に行ってしまうのは、全国的に見ても例が多いので、仕方ないのかな? と思う反面、私個人としては、本当に残念に思います。昨日も、その「小規模校」のPTA役員の方が、「こういう場で言う話でもないですが、個人的には反対です!」と語ってましたが、そのお気持ちは、痛いほどよくわかります。

 例えば、キリスト教が主流の国だと、各町や村には、必ず教会があり、そこが人々の交流の場となりますが、日本の場合、小学校がそれに近い「場」の役割を果たしていると思います。「子どもが通うだけ」ではない意味合いが、小学校にはあると思うんですね。

 町内にある4つの小学校にしても、それぞれ「カラー」があり、歴史的な「地域色、雰囲気」など、独特なものがあります。それを、2つある中学校と同じ学区内で統合してしまうことは、簡単なようで、かなり複雑なものがあると思われます。まず、低学年は「歩いて」通えなくなるだろうから、送迎バスが必要になってくる。すると、何をするにも、時間的制約が出てくる...。

 まあ、個人的グチはこれくらいにして...、問題は次の話しです。今、ウチの息子が通っている中学校は、文科省か何かで「コミュニティスクール」ってなヤツに指定されてるんだそうな...。「コミュニティスクール」って、何ぞや? そう思って、説明を聞いてみても、難しい言葉が並ぶだけで、結局、抽象的過ぎて、何のことやら、いまだによくわからない...。単に、「学校と地域のコミュニケィション」のことなら、現時点でも十分に取れている地区だろうと思われます。今後更に、何をせよ!というのか?

 そこで、私は、矛盾を感じるのであります。同じ「上から」の方針で、方や、せっかく長年の歴史で培ってきたコミュニケィションを「消そう」としていて、方や、「作れ!」と言われている...。こういうのってどうなんだろ...?

 大阪府の橋本知事が、最近大声で叫んでいるようですが、各地域には、それぞれの歴史や事情があり、抱える問題も様々。その細かい事情を知ってか知らずか、「こうしろ!」「ああしろ!」と振ってきては、それに従わざるを得ない、各地方の状況...。

 私のPTA役員との関わりも、今年度で最後。今後は、こういう問題に直面することもなくなると思うけど、「関係ないからもういいわ!」ってわけにもいかず、将来の子どもたちののために、良い環境を残してやりたいと、陰ながら願って行きたいものです。

 まとまりませんが、独り言でした。

コメント (3)
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