我が家の庭では、夏~秋にかけて、夜になると、様々な虫たちが「賑やかに鳴く声」が聞こえてきます。今頃の時期は、俗に「オケラ(ミミズ?)が鳴く」と云われている「ジ~!」or「ビ~!」という声が聞こえます。その後、秋になるまで、「スイッチョ」だったり、コオロギの鳴き声だったりと、季節の音?を楽しませてくれます。
先日のこと、娘が「今年も、この季節になったね。‘ビ~!’って声が聞こえてきた。」と言いだしました。でも、私には、そのとき全く何も聞こえなかったので、「え? 耳がおかしいんじゃないの? 何も聞こえないよ。」と言うと、娘:「え?! ウソ! こんなにはっきり聞こえるのに?」。 私:「ガンガンした音楽ばかり聴いてるから、耳が変になっちゃったんじゃないの?」 そこで、少々ムッと来たらしい娘は、家に入るなり、弟たちに尋ねたのでした。娘:「‘ビ~!’っていう虫の声、聞こえるよね?」 すると、弟たちは、2人とも、声を揃えて言うのでした。「うるさいくらいに聞こえるけど...。」
そこで、私は、もう一度、窓を開けて、耳を澄ましてみました。う~ん、かすかには聞こえるような...。すると、子どもたちは、声を揃えて、「かすかに?! 窓をしめても、ガンガン聞こえるよ!」
これはいよいよ、私も「耳が遠く」なってしまったんだろか? でも、日常生活の中では、「聞こえ難い」と感じたことはないんだけどなァ...? そんなことを思って、ちょっとショックな気持ちでいると、こんなニュースが耳に入ってきました。「若者にしか聞こえない音がある」との話。もしや、この件は、これに関係があるのでは?
なんでも、ある周波数を境に、若者にしか聞こえない音があるそうで、これを利用して、ある道具が開発されたそうな...。その、若者にしか聞こえない音=「モスキート音」を発生させる装置を作り、それを使って、その音を流すと、若者たちは不快感を覚えて、その場から立ち去るそうな...。主に、コンビニ前に座り込んでたむろする若者たちを退散させるのに「役立って」いるらしいです。
「蚊の鳴くような音」で、蝿のように「追い払われる」若者たちの現状も、想像すると、なんだか哀しい気もするけれど...。
そういえば、「うるさい」って、「五月蠅い」っていう書き方もあるんですね。