最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

函館五稜郭病院は助産師外来「OLUOLU(オルオル)」を開設

2023年05月31日 10時57分20秒 | メディカルはこだて
第85号では函館五稜郭病院産婦人科の助産師を取材した。

函館五稜郭病院は昨年11月、助産師外来「OLUOLU―オルオル」を開設した。名前の由来はハワイ語で「心地よい場所」という意味で、お母さんが何でも相談できる心地よい場所にしたいという思いが込められている。同病院は27科の診療科があり、チーム医療を重視した医療を提供。合併症を抱えている妊婦をはじめ、様々なリスクの高い分娩にも対応している。助産師は10人が在籍、新生児蘇生法インストラクターや公認心理師、アドバンス助産師などの資格を持つ助産師が多い。産科以外の患者への看護も担当するなど、様々な全身疾患にも対応できることが特徴だ。
「当院の自慢は助産師の人柄です。アットホームな雰囲気で一人一人に寄り添っています」と、教えてくれるのは産婦人科副看護師長の梅田恵さんだ。お母さんの持つ力を最大限に活かし、医療介入が少ない自然な分娩を目指し、五稜郭病院で産んでよかったと思ってもらえるよう親身に対応している。分娩だけではなく、妊娠中から外来に通院するお母さんの悩み相談や保健指導を行っている。母親学級は新型コロナウイルスの拡大予防のため、集団指導から個別指導となった。「これまで様々な指導を外来の片隅で行っていましたが、助産師外来の開設により、安心してリラックスした雰囲気の中、それぞれのお母さんの生活背景にあわせた細やかな指導ができるようになりました。お母さん方からは『カフェみたいで、ついつい長居しちゃいます』と好評です」
 

函館五稜郭病院産婦人科の10人の助産師(助産師外来OLUOLUにて)
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