完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

なるほど、そういうことか。       ~落語から昨年の大河ドラマの志ん生のこと~

2020年03月03日 | 落語
私は初老男である。





様々、ツッコミどころ満載の今の日本であるが・・・。





ヒネクレ者の初老男は、あえて今はUpすることは控えておこう。。。。





今の状況で、ほぼ忘れられそうではあるが「東出昌大」なる俳優がいる。






この名前を出したからと言って、不倫がどうなどということをUpしたいのではもちろんない。






いつかそのこと(不倫)についてUpするときがくるかもしれないが・・・・。







私が心配しているのは某国営放送のEテレで不定期放送されている、ある番組についてである。







            「落語ディーパー!」





                        という番組。







彼がMCをやっていることで、終了してしまうのではないかと心配なのだ。






いかに落語がブームになってきているといっても、この番組は世間的にはあまりメジャーな番組ではないだろう。







しかし、そうした中でなぜ例の東出氏の話が出てくるかというと、この番組のメインMCが彼なのだ。








自称ではあるが「落語通」ということで通っている(通している?)らしい。








落語にすこしでも興味がある人なら一見の価値はあるのでお勧めである。







東出氏の出演するドラマなどは、ほとんど興味はないがこの番組が終わるのは非常に残念だ。







撮りためていたこの番組が10本ほどあり、何度か見直している。










落語の何たるかを紐解く番組であるから、古典落語のネタの映像が度々現れる。








なかでもやはり「伝説の噺家・古今亭志ん生」の出番は少なくない。








しかも見直していた回は「古今亭一門の至宝」と呼ばれる噺「火炎太鼓」だった。







その映像を観ていたら・・・・、どうしても全編を聴きたくなった。






当然CDは持っている。多分、バージョンの違うモノが3枚ほどあるはずだったが。







一番近くにあったCDを車の運転をしながら聞いた。







この噺は、志ん生によって劇的に爆笑ネタに変えられたのであると番組では言っていた。






これまで何度も聴いているはずで、申し訳ないがそれほど出来の良いだとは思えなかった。









しかし、今回聴いて見て分かったことがある。







志ん生の存在というモノがつまりは「江戸の香り」を色濃く残していて、それこそが「江戸落語」そのものだということに気が付いた。






極古い落語本に書かれていた記事を思い出す。







志ん生曰く「東京人にあらずば人に非ず」私はこのセリフの意味が、この歳になってようやく分かってきた。






そして思う。






昨年の大河ドラマ「いだてん」の中で、この志ん生を演じていたのが「ビートたけし」こと「北野武」のこと。







この「江戸っ子気質を持った志ん生という噺家」と東京の下町育ち昭和22年生まれの「お笑いの転換期に長い下積み後に登場した漫才師」の雰囲気・佇まいが本当に「よく似ている」と。






「いだてん」を観るのを早々にリタイアした人間としては、心苦しいのではあるが当時いろいろ言われたこのキャスティングは完全なる「正解」であったことに気が付いた。






今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、似ているということが見た目とかだけではないことに気が付きますように。






             May





人間にとって「イメージ」や「信頼」というモノが、いかに大事かって東出氏はじっくり味わっているのでしょうねぇ。
















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