私は中老男である。
連日家に帰ると
オリンピック中継があり
ほとんどテレビの前から動けない。
今日も今日とて
柔道に競泳・卓球に女子ホッケーに女子体操個人総合
そして
バドミントン女子ダブル
私はバドミントンの競技経験がある。
まあ、社会人になってからのクラブレベルだから
エラソウなことは言えないが。
そうした人間として
今回のバドミントン競技の「本命達(フクヒロ・ナガマツ・桃田)」の敗戦について
すこしUpしようと思う。
桃田賢斗の場合
桃田は本当に「運の無い選手」である。
過去のあった様々なスキャンダルや交通事故・その後遺症などは
そうそう降りかかってくるような事柄ではない。
それでもその「圧倒的な練習量」で培った技術と自信で世界ランク1位を保ってきた。
それならなぜ「勝てなかったのか?」
女子ダブルス「フクヒロペア」は
そのディフェンス力を武器にやはり「世界ランク1位」を保持
今回広田の膝は「前十字じん帯を断裂」であったという。
どんなスポーツでもそうだが
怪我をしているということは、ほぼその実力を少なく見積もっても20~30%減らされると思って間違いない。
世界のトップの争いで、このハンディは致命的である。
「ナガマツ」ペアは実は私の一番期待したペアで「爆発力」では、他のペアの追随を許さない。
結局桃田とナガマツペアは韓国。
フクヒロペアは中国に敗戦。
これはある意味「象徴的」な敗戦と言える。
それは「技術的に差があまりない戦い」は
「精神的なモノ」
が勝負の分かれ目になる。
さらに、相手にたいする「敵愾心」(似つかわしくない表現だろうか?)の強さ。
彼の国々は、特に日本に対してのそれが異常なほどに強い。
「大きな声」を出せばよいというモノではないが、勝った韓国・中国選手はその声で自分を鼓舞していた。
競技によってコロナ禍の中、どういった強化を図るかがかなり分かれたように思う。
バドミントンは、世界的に見てまさにグローバルなスポーツであり「強国」となった日本は
世界各国からの「ターゲット」となり、対策を練られることとなった。
もちろん、その間日本も強化をしてきただろうけれど。
スポーツにおける「原始的な欲求」である「闘争心」より
それまで通り「技術」を磨くことが中心だったのではないだろうか・・・。
よく言われる「メンタルの弱さ」が、実は勝敗において「かなりの部分」を占めていることは分かっていただろうに。
ここまでUpしてきて何なのではあるが。
「バドミントン」というスポーツは「番狂わせ」が非常に起きにくいスポーツなのだ。
それであっても、この結果となったということは
私の唱える「オリンピックは『神様に愛された者』が勝つ」という法則は
間違っていないようだ。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんもスポーツおいての「神様(悪魔)」の存在を信じますように。
May
バドミントン日本代表監督(ヘッドコーチ)のパク・ジュポン氏は本当にすごい人だったんですよ!
彼の神通力も今回は通じなかったか・・・・。