私は初老男である。
ベルギーで行われている強化試合を見ている。
vsマリ戦である。
ワールドカップイヤーであることを実は忘れていた。
そうである。
冬のオリンピックがある年は「ワールドカップ」があるのである。
すでにワールドカップに出場するのが「当たり前」になっている日本代表であるが・・・。
沈滞気味であると感じるのは私だけだろうか?
私からすると「いまだに『本田』でもあるまい」って思っている。
世界のサッカーにおいては余程のスーパースターを除いては、20代前半の選手が中心にならない国はサッカーの強国にはなり得ない。
しかも正式メンバーの選考がかかっているゲームのためか、日本代表選手の動きが硬いな~~~って思ってたら「PK」を取られて失点。
解説の松木さんも言っているが・・・。
正式メンバーに入るために「失敗したくない」という意識の強い日本代表の選手たちは、思い切ってプレーできていない。
その上、マリの選手たちの身体能力(伸びる脚)に戸惑うばかり。
PKを取られたプレーも、体験したことのない「間合い」で起きたミスに見える。
しかし、言い訳はできない。
こうしたことに「アジャストできません」なんてことは代表選手が言っていいわけがない。
後半になっても、他の国との対戦のように「相手の足が止まる」ことはないと思わなければならない。
なんたって「アフリカ勢」なのだから。
と言っていたら、当の本田が投入された。
「残念ながら」彼が入って、その前よりゲームが落ち着いて見える。
こうした浮ついたときには、彼の特徴が生きる。
いま、中島がシュートを打った。後半38分になって日本代表初めてのシュート・・・。
なんといってもマリの選手の、ボールキープ力が日本代表より数倍良い。
元々日本の個の能力は、世界的に言えば残念ながら「低い」と言わざるを得ないが。。。。
後半アディショナルタイムで中島のゴール。
ラストプレイでの同点ゴール。
・・・・・評価のむずかしいゲームだなぁ・・・。
最後のプレーでの得点が象徴しているのだが。
こうした身体能力の高いチームには
「慌てさせる」
ことが一番効果的だ。
このゲームでマリの選手が慌てたのは今のゴールに絡んだプレーだけだったように見える。
まあ、負けなくてよかった。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、今の日本代表の実力を的確に判断しますように。
May
ワールドカップ本番には、頑張ってほしいなぁ。