完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

年末に間に合った!  ~「功名が辻」読み終わりました~

2006年12月30日 | テレビ
私は中年である。
安倍内閣は二人目の閣僚辞任者を出した。
本音を言えば、安倍氏に閣僚個人の細かい部分の責任があるとは、
私も思っていない。

しかし、前回のブログでも書いたように「任命権者」として何かしらの
責任を取る形でなければ「シメシ」がつかない。そこでシメシをつけておかねば
信頼が揺らぐ。(もっとも今の政治家の信頼なんて、揺らぐどころか「0ゼロ」
っぽいけど)

思えば安倍ゾウリも運の無い人だ。第一あの若さで大した実績も無いのに
「総理大臣」なんてのになってしまうのは、不運以外の何ものでも無い。

父親の「安倍晋太郎」氏は、タイミングが悪く総理になる前に鬼籍に入ったが
息子の「安倍晋三」も、タイミングが悪く総理になってしまった。

しかも「小泉純一郎」なんぞという稀代の「変人総理」の後に・・・。
人生何事も「タイミング」だと思う「中年」である。


さて、年内に間に合ったのである。

何が間に合ったかというと「功名が辻」全四巻(司馬遼太郎著)を、
読み終わったのだ。
いわずと知れた今年の大河ドラマの原作である。

前にちょっと触れたかもしれないが、今回の大河ドラマは主人公の二人
(上川隆也と仲間由紀恵)があれだけのそうそうたるメンバーの中では
いかにNHKのお気に入りとはいえ、かわいそうだ。

何か、なりふりかまわず演技力とネームバリューでその他のキャストを
決めていった感じがする。

本の方も、私の思っていたような重々しい内容ではなかった。
司馬遼太郎という人は、不思議な本を書いた人だった。
若い時のいかにも物語り然とした本は、はっきり言って面白く無いし、
話の展開がいかにも「作り事」っぽかった。

それはそれなりに面白くはあるけれど、晩年の長編になると彼しか出来ない
「狂言回しは著者」という不思議な「ルポ」っぽい小説を書き、それによって
歴史上の人物が、いかにもそこにいるような生き生きとした文体を完成
させていたのだ。(私はその「不思議さ」にはまっている)

「功名が辻」はその晩年の文体になる随分前の、作り事っぽい本に
私は感じたのだ。

とすると、ドラマとしての「功名が辻」が女流作家の脚本によって
(大石静だっけ?)いかにも「それらしい大河ドラマ」なったのは
必然とも言える。

本の中では大きく取り上げられない「男と女の情」の部分も、脚本に
よって随分「重き」を置かれている。

非常な大事な部分が「脚色」されているのは、大河ドラマファンとしては
少々残念だ。

結局、大きな歴史の流れの中で中心を成した「織田」「豊臣」「徳川」の
中では「山内一豊と千代」の話は「サイドストーリー」の域を出ないの
である。

こうしたドラマと原作本を読んでしまうと「喰い足りない」まま、年の瀬を
迎えてしまった感じで、どうしてももっとボリュームのある本を読みたくなる。

そこで私は同じ司馬物の「関が原」(全3巻)に取り掛かり新年を迎えようと
思う。実は、この本は察しの通り「功名が辻」の後半部分を主流たる「石田
三成」を主人公とした物だ。

正月明けには今回の「功名が辻」と更に比較した内容をUpできると思う。
今年は今回のUpが最後になるかもしれない。

数少ないこのブログの読者の皆さん良いお年をお迎えください。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、大いなる2007年を無事に迎えられますように。

今年はいい年だったな~~~あ?             may



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「週末の酒(7) ~そんなにいい酒?~」

2006年12月25日 | 
私は中年である。
先回マクラに使ったつもりが、そのまま1400文字を越えてしまったので、
そのまま1回分のUpにしてしまった。

その中でも、触れなかったのであるが辞任した本間氏が公務員宿舎に入って
いたことは「公然の秘密」だったという。

そのことは前回、酔いにまかせて罵倒してやったのだが、冷静になってみると
更に面白くないことに気がついた。

それでは「誰が『公然の秘密』を刺したのか?」(善良な皆さんはしらない
言葉でしょうが「刺す」とは『密告』することです)ということ。

最近そんなタイミングのいい「チクリ」(刺すと同義語)が目立つなぁ。
山本モナとかさぁ・・・。

もともと、刺されるようなことを堂々としているのもひどいし「刺す奴」が
いっぱいいるのもどうかと思う「中年」である。


さて、先回の終わりで予告したように「週末の酒シリーズ」(7)をお送り
しようと思う。週末どころか「週明け」になってしまったので、変な感じだが
お許し頂きたい。

先日、インターネットニュースをチェックしていたら

        「前田日明 07年リングス再始動へ」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061222-00000028-dal-fight

                         という記事が出ていた。

中年を自称する人間としては「プロレス」には、そこはかとない郷愁を
感じている。
アントニオ猪木とジャイアント馬場、新日本プロレスと全日本プロレス。
これが私の時代のプロレスの代名詞であり、これがすべてであった。
(あ、「国際プロレス」ってのがあったっけ、ラッシャーさんゴメン)

自民党と社会党・民社党・公明党・共産党etcの時代が「小沢一郎」が
自民党を離党して「55年体制」崩壊を呼んだように、新日本プロレスに
「前田日明」が出現したことで「プロレス団体乱立時代」を呼び、ひいては
現在の「格闘技界細分化現象」が起きた。

まあ、前田が一人でやったわけじゃないけど、今の格闘技界の隆盛の一端は
彼が担ったといえる。

・・・ここまで読んで、どこが酒の話じゃ!って思っている人もいるだろうけど、
指定のホームページに行ってみて欲しい。
そこに前田が藤原に酒を注いでいる写真がある。(藤原の話も掘り下げてUp
したいんだけど、それはまた別の話)

その酒が「八海山」だというのだ。この酒は名指しされる位だから結構有名
らしい。私の住む地域には、まさにその「八海山」の蔵元がある。

「越の寒梅」の蔵元は近くは無いが、とりあえずお金さえ出せばいつでも
手に入る。(このごろ「越の寒梅」くらいは、どこでも手に入るのかしらん?)

そうした中で、先週末クリスマスプレゼントでまさに「八海山」の4合瓶を
貰ったばかりだった。そして、まさにそれを飲みながらパソコンに向かっていた。

前田日明に酌をしてもらったような「錯覚」を起こしながら、岩塚製菓の
「海老黒胡椒」をつまみに二合ほど飲んだ。

古い自分のビデオライブラリーから「タイガーマスクvs前田日明」を
思わず引っ張り出して、それを見ながら、さらにもう一合・・・。

それだけ飲んでおいて言うのもなんだが、「八海山」も「越の寒梅」も
私は「それほどおいしい酒か?」と思っている。サラリとしてい過ぎて
手ごたえがなさ過ぎると思うのは贅沢なのかな~~~。

我が地域の地酒蔵元は100を越えるという。100%の魚沼こしひかりを
食べていると、それを「おいしい」と思わなくなるのと同じ現象か?
果たして「シアワセ」なのか「不シアワセ」なのか・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、クリスマスなのに日本酒を飲んで盛り上がりますように。

岩塚製菓の長岡工場では、直販所があって格安でB級品の米菓が手に入る。
「海老黒胡椒」や「鬼あられ」は絶品ですよ。
(しかもアマ~い!違った安~い!!)
                             may





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「週末の酒」で酩酊   ~酔っ払いの「辞任」に対する認識~

2006年12月23日 | 時事ネタ
私は中年である。
「政府税調の会長」本間正明が辞任した。ちょうど、前のブログで
なんで辞めねぇんだ!と言ったばかりだったので、ちょっと拍子抜けして
しまった。

しかし、辞任を受けて現閣僚から「任命権者の責任は無い」とか、いろいろ
コメントが出ている。あえて言わせてもらう。プライベートなことは、
任命権者が知らなかったから責任が無いというのはおかしい!

まず、本間本人のことから言わせて貰えば、彼が辞任しなければならなかった
理由は「愛人」が居たことでは無い。

その愛人と「入れないはずの公務員宿舎」に「一人で住む」と偽って
「二人で住んで居た」のが問題なのだ。

人は感覚は色々だ。「清廉」という基準もかなりのバラツキがある。
現代人で清廉潔白といっても「叩いて埃がでない」人など、まず
居ないだろう。

だが非常に不明確だが、世論的に「許容できる」か「できないか」の
「線は引いてある」のだ。

本間に愛人がいたことだけなら、これほど叩かれなかっただろう。
それこそ、それは「プライベート」なことの一部なのだから。

しかし、格安の入れないはずの公務員宿舎に入居していることは、
「愛人がいる」ことより重い「反則」と人々に捕らえられたと思う。

さらに「一人で住む」と偽って「愛人と住む」のは2重3重に反則を
していると受け取られたはずだ。

人の上に立つ人は、その位が上がれば上がるほど「自分の欲」を
捨てていかない限り「仕事」をまっとうすることは出来ない。
つまり、偉くなるほど「自分にとっての大事な何か」を捨てねばならない。

それが嫌な人は、はじめからその地位に上ってはいけない。
その「名誉欲」「権力欲」を満たしてはいけないのである。


さて「任命権者」の話。

任命権者は自分の選んだ人間の「すべて」を知った上で任命するわけでは
無い。

安倍ゾウリも本間が、2重3重の反則を犯して公務員宿舎に住んでいるとは
思わなかっただろう。しかし、ことは「知らなかった」では済まされない。
先にも触れたが、彼が政府税調の会長でなければここまで話が大きくなりは
しなかったのである。

中小企業の社長が任じた「主任」とかなら逆にうらやましがられ、中堅
土建会社の社長が命じた「会計係」ならうまく運べばコソコソの陰口位で
終わったはずだ。「悪の論理」が通る企業なら彼は「大幹部」になれたかも
しれない。

とにかく彼の仕事振り・業績を見て「プライベートのことを整理」させて
おくことは任命権者の「鉄則」だと私は思うのだ。

元イエローキャブの社長の野田氏であっても(だからこそ、か?)
新人タレントに「男関係は整理しておけ」と厳命していたと聞く。

他人様から「税」という名の「金のひったくり方」を考える人間には
より清廉潔白な「崇高さ」が求められるのは当然で、それを命じなかった
そして、その身辺を把握していなかった安倍ゾウリの責任は「回避」出来る
ものでは無いのである。

先日の休日のワイドショーでコリア・レポート編集長辺真一氏が言っていたが、
韓国ではこうしたスキャンダルでは、必ず本人以外の誰かの首が飛ぶという。

今こそ「取るべき責任」を取らせる様に、国民の意識が変わってもいいのでは
無いだろうか・・・・って、そうすると今の日本では「みんなクビ!」に
なっちゃうか。

と思っている「中年」である。・・・ってマクラだけで1400文字に
なっちゃったじゃないか!

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、こんなに「酩酊」してブログを更新しませんように。

今回Upしようと思った「週末の酒(7)~そんなにいい酒?~」は
次回にUpします

                             may







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また三人旅立った・・・。   ~青島幸男と岸田今日子と・・・~

2006年12月21日 | 時事ネタ
私は中年である。
相変わらず、高い地位にありながら「襟を正す」ことの出来ない輩が多い。
入れるはずの無い「公務員宿舎」へ一人で住むと偽って不倫相手と住んでいたという。
そういう人物が「政府税調の会長」をやっているのである。

しかも、そうした人物を更迭しない阿部ゾウリ・・・。これだけの騒ぎになっても
辞任しない「本間正明」あんたのことだよ!前に、日銀総裁の「福井俊彦」の時も
同じような話をしたような気がする「中年」である。


さて、年も押し詰まってくるとその年に亡くなった芸能人たちを偲ぶワイドショーが
目白押しになるが、この年の瀬の今日も3人の芸能人の「旅立ち」が伝えられた。

まず
           「青島幸男」

 この人は、中年の私らの世代には「意地悪ばあさん」以外の何者でもない。
 サザエさんで有名な長谷川町子のもうひとつのヒット作が「意地悪ばあさん」
 なのだ。私の記憶では、二度ドラマ化されて二度とも彼の主演だったはずだ。

 また「全く選挙運動をしない政治家」としても有名だった。
 まあ、あれくらいの知名度を持ってすれば何も考えないパーな国民なら
 投票しただろう。

 選挙運動をしなくても苦もなく当選し国会議員になった。・・・だからと
 いって有能な政治家であったとは限らない。
 暴言かも知れないが私にとって「青島幸男」は「無能政治家」の代名詞である。

そして
            「岸田今日子」

 中年の私にとっての彼女は、アニメ「ムーミン」でのムーミンの声の主だ。
 あれだけ特徴的な声は、声優になるには諸刃の剣なのだが、これ以外のものを
 やらなかったことが良い方に向いたのだろう。ヌーボーとしたムーミンの
 風貌とぴったりだった。

 女優としては、あまりに「個性的」で岸田今日子本人がいつもそこにいるようで
 使い道が狭かったのでは無いだろうか。


そして、
             「中島忠幸」

 「そりゃ誰だ?」と言う声が聞こえてきそうだが、インターネットのニュース
 速報を読んでいる人にはわかるだろう。
 「カンニング竹山」の相方である。

 日本テレビの「エンタの神様」でブレイクした途端に「白血病」に倒れた
 不遇なお笑い芸人だ。つい最近「春にも復帰」という知らせが届いていたのに
 残念だ。

 中でも、竹山の心中は察して余りある。人の世のはかなさを痛感せざるを
 得ない・・・・。

 しかし、冷酷なようだが果たして中島が復帰しても居場所があったかどうか
 ・・・。少なくとも私には、竹山はすでに「ピン芸人」のイメージがついて
 しまっている。

 「キレキャラ」の竹山を右往左往しながら、ウロタエ止める中島の存在は
 ブレイクする時には必要だったかもしれないが、ピンでの存在が認められつつ
 ある竹山にとって今更「カンニング」でやるべきことは何も無い気がする。

 はっきり言って「カンニング」芸は、私にとってとても「面白い」と
 いえるような芸では無かった。

 何でもいいから話題を作ってお笑いの人気軍団のケツに喰らい付くための
 手段があの「キレキャラ漫才」だった気がする。

 そうした「右往左往する」イメージだけを植えつけられて亡くなった中島が
 ひどくかわいそうに思える。永遠に彼の本当の面白さを認めさせることは
 出来なくなったのだから・・・。

さようなら・・・3人のやすらかなご冥福をお祈りします。合掌。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、こんな年の瀬に「悲しい別れ」を体験しませんように。

亡くなってはいないが「山城新五」がひどいことになっているらしいね・・・。

                             may

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06’スポーツ総決算   ~サッカー編+マクラでフィギュア~

2006年12月18日 | スポーツ
私は中年である。
フィギュアスケート「グランプリファイナル」で出場権のある12名のうち、
5人までが日本人だった。(男子に棄権者が出たから11人中5人!)

結果は「知っての通り」である。
なにやら日本選手団に「集団病」の疑惑なども浮かび上がっているが、
どうにもしまらない結末といえるだろう。

何しろ、日本ファンにとっては期待を含め、注目すべき点の多い大会だったが、
「トリノオリンピック」の時のような実力者がほとんど見当たらず、そのため
日本人ばかりの出場が目立った大会だった。

しかし、そのことがヨーロッパを中心とする文化である「フィギュアスケート」の
現状を見て、なにやら細工を考えた輩がいた可能性が無いとはいえないような・・・。
まあ、でも勘繰りすぎであろうと考える「中年」である。


06’も押し詰まり「総決算的」な意味を含めて、表題のようなことを
考えてみようと思うのだが、あくまで「私見」であることを含みおいて欲しいと
おもう。(読んであまり、エキサイトしないで頂きたい)

今年が「ワールドカップイヤー」だったことが、信じられないほど遠いことに
感じるのは私だけだろうか?
ジーコジャパンの最大の功績は、スーパースターが初めて指揮を執ったことに
対する世界の注目が集まったことだろう。日本にも、そうした人脈があることを
しめしたのは意味深い。しかし、ジーコ氏が監督として有能かどうかは別の話。

現実に日本のサッカーレベルは、ワールドカップに出場するところまでで
世界の「ベスト32」と考えれば「そんなもんだろ」って気がする。

そうして意味では次回南アフリカ大会が正念場で、本当に実力で出場権を
勝ち取る3度目のトライになる。ここで出場できて本当にワールドカップの
「常連」になったといえるのでは無いだろうか。

Jリーグに目を向けると、まあ、結局今シーズンは「大本命」が「順当」に
優勝したといえるだろう。しかし、なんだかんだ言いながら最終戦まで
もつれ込むというところに、サッカー自体の「面白み・不思議さ」があると
思うのだ。

レッズの「ワシントン」は1試合に1点平均でゴールした計算になる。
単純に考えて必ず「1-0」でハンディを持って戦っているようなものだ。
他のメンバーもこれから先にありえないような「スター軍団」日本版
レアル・マドリードみたいだったね。

しかし、レアルがここ数年ぱっとしないように、レッズの優勝が来期以降も
続くとは思えない。監督が変わり、サントスが移籍。これによってはっきり
「激変」するだろう。更に気がかりなのは金を持っているフロントがその金を
間違えないように使わないと、必ず「現場」から不満が出るだろう。

昔のプロ野球「ジャイアンツの9連覇」などということは、今のプロスポーツでは
夢物語になりつつある。だからこそ面白いのだけれど・・・・。

最後に我がアルビレックスのことを少々。

新監督を迎えて昨シーズンとは全く違ったコンセプトで闘い、最終結果は
昨年とほぼ同じだった。

しかし、昨シーズンのセレッソ大阪が優勝争いをして今シーズン降格になった
ことを考えれば、フロックで優勝争いをするより雪国で我慢することに慣れて
いる我が地域の人々は「着実な前進」を良しとするだろう。

いつの日か、我がアルビレックスも「歓喜の優勝パレード」が出来ると信じている
中年である。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、今年一年のスポーツを振り返り「熱くなった時」に
酔いしれますように。

「ウィ アー レッズ!」「アルービレックス!!」「サッカー万歳!」

                             may
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「12人の怒れる男たち」と今の裁判制度  ~政治・警察以上に・・・・~

2006年12月15日 | Weblog
私は中年である。
先ほど某国営放送の「にんげんドキュメント」なる番組を見ていた。
毎回「ある人物」にスポットを当てて50分を使い、細かく分析していく。

今回の「ある人物」は川崎フロンターレのMF中村憲剛選手。
とても面白かった。彼は26歳。実は今回日本で行われている「クラブ・
ワールドカップ」の優勝候補バルセロナのロナウジーニョと同じ歳である。

この番組は必ず再放送がある。サッカーに興味のある人も、無い人も是非
見て欲しい。・・・そんな風にお奨めする「中年」である。


さて「12人の怒れる男たち」という映画を知っている人がいるだろうか。
古いアメリカ映画で、モノクロの非常に「味」のあるストーリーだ。

この映画に出てくる場面は「裁判所の入り口」「法廷」「陪審員室」
「トイレ」の4箇所だけだ。

出演者も陪審員12名(しかも名前が明かされず、役名は「陪審員○番」)と
裁判長、係員他で40名ほどだろうか。
これほどシンプルでお金がかかっていない映画も珍しい。しかし、内容は
非常に濃い。

ハレム街での殺人事件「父親殺し」の容疑者の実の息子を、いかに裁くかを
陪審員の12人が議論する。

いってみればそれだけの映画だ。しかし、この映画を見て「陪審員制」が
どういうものかよく理解できた。「司法」とはかくあるべきとも。


さて、先週末の昼間にテレビ朝日系の番組「ザ・スクープ」を見ていた。
その中の後半部分に取り上げていた事件の報告を見ていてあきれ返って
しまった。

詳しいことは動画で配信されているので、興味のある人はアクセスしてみて
欲しい。
概要としては、5歳の幼児を殺した罪で服役を終えた男性が、無実を訴えて
最高裁に「再審」を申請している。ということなのだが、何よりも私が
あきれ返ったのは「警察」にではなく「裁判所」に対してだ。

「ザ・スクープ」は何度かこうした問題を取り上げているが「警察は信用
できない部分が多々ある」ことには、悲しいことだがこの頃驚かなくなった。

そうした警察の「いい加減さ」を水際で防いでくれるのは「裁判所」だと、
望みをかけていた。しかし、それは間違いだった。

「疑わしきは罰せず」は決して悪い意味ばかりに取るべきでない。
警察のずさんな捜査や証拠を精査し「冤罪」を避ける意味もある言葉だと
考えられないだろうか。
自分がこうした「事件」に巻き込まれる可能性があるかと思うと「ゾッ」とする。

前にブログにUpしたことがあったかどうか・・・。同じように、
警察のみならず「裁判所」が信用できない事件に「御殿場事件」がある。
こちらも興味のある人は調べてみて欲しい。

どちらの事件も「陪審員制」を採っていたら、どういう判決になっただろう。
少なくとも、今の無茶苦茶な判決とは違ったものになっていたはずだ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、信頼できるような「警察」や「裁判所」が
一日も早く出来ますように。

「12人の怒れる男たち」題名どおり、12人の陪審員は全員1度は
怒りの声を映画の中で上げている。

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同じ素材を使っても・・・。  ~時代小説読み比べ~

2006年12月12日 | 
私は中年である。
この頃、本文に入るまでのマクラが長くなっている。
マクラの事柄で1回分Upできるのになぁってこのごろ思う。

マクラが長いせいで1回のUpする量が1500文字を越えるように
なってきているし・・・。今回からは、もう少し短くしようっと。
そんな風に思っている「中年」である。

さて、私が調理人であることはUpしておいたと思う。(してなかったっけ?)
調理人というのは「感性」を頼りに仕事をしている人種である。
素材をいかに自分の感性を頼りにいかに「変化」させていくかが勝負の仕事だ。

「時代小説」も非常に似ている。完全フィクションの本は別であるが、
時代的史実は変えられない。つまり、素材は変えられないのである。
それを作家の感性で「料理」して「小説」に仕上げるわけだ。

最近、そんなことを現体験した本があるのでそのことをUpしようと思う。

その本とは、藤沢周平著「清河八郎」と司馬遼太郎著「奇妙なり八郎」
(短編集「幕末」内)の2冊である。

いずれも幕末の奇人「清河八郎」なる人物について書かれた本だ。
この人物は、かの「新撰組」の基を作った人間として有名である。

とりあえず
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%B2%B3%E5%85%AB%E9%83%8E
                   にアクセスしてみて欲しい。
これが「素材」である。

詳しいことは、それこそ本に譲るが、正に「幕末」にしか世に出て来ない
タイプの人物であろう。故にどういう人物であったかを著者の「感性」で
肉付けしやすい「素材」といえる。

藤沢氏のそれは、人間の「情」と「繋がり」に重点を置いて愛人・親子・仲間を
通して清河の人間的苦悩を中心に書いている。ゆえに私としては「大時代劇」風の
古臭さを感じてしまったのだ。某国営放送がドラマにしたがるタイプの
「情念渦巻く」展開だ。

そして、司馬氏のそれは、全く逆で「カラリ」と乾いた展開になっている。
司馬氏の清河は倣岸なまでの「自負心」を持ち、藤沢氏の描いた人間としての
「情」や「繋がり」を置き忘れたかの様な人間となっている。

藤沢氏の本は、今、手に入りにくいし読みにくい。司馬氏の本は逆に
手に入れやすい。短編でもあるのでこちらだけでも是非読んでみて欲しい。

しつこいようだが、清河八郎の人生での「歴史的史実」は変えようが無い。
しかし、人物そのものの性格をどう捉えるかによって、その歴史的史実も
これほど違った印象になる事にある種の「感動」を覚えたのだ。

「調理もかくあらん!」と思う。素材をいかに解釈し、自分の感性で
変化させ仕上げていくか。「完成」することが無いことに強烈な「やり甲斐」を
生む仕事を言えるだろう。

そうした仕事を選んだことに「大いなる喜び」を感じつつある師走である。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、走っている先生に「がんばって」と声をかけたり
しませんように。

                             may






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「タモリクラブ」長寿の秘訣   ~素のタモリはこっち?~

2006年12月08日 | テレビ
私は中年である。
マスコミというものは、昔から信用できないものだったが
最近は特にひどい。

前にこのブログでも取り上げたが、自民党の造反議員「復党」問題で、
復党を果たした中に「郵政民営化に元々反対していない」と言った
議員がいたのだが、それを「苦しい言い訳」だと某国営放送まで
言い出す始末だ。

私は精査したわけではないが、幾つかの資料を読んで確認したが
何人かの人は「小泉式の郵政民営化」に反対していたのだ。
「郵政民営化」そのものに反対していたのではない。

とにかく今の日本のマスコミは、随分以前から「歪み」過ぎている。
マスコミが報道すること、わざとしないこと。(今は、特にイーホームズの
「藤田社長」のことをわざと報道していない。少し、サーチしてみて欲しい。
安倍ゾウリがらみの話が出てくるはずだ)それらに「恣意的」な部分を
感じざるを得ない。

マスコミを頭から信じることには、非常に危険だ。残念ながら、
まず「疑ってかかる」必要があるとと思っている「中年」である。


さて、マクラで怒っておきながら、全く違うクダけた内容をUpしようと思う。
それはテレビ朝日の深夜の長寿番組「タモリクラブ」についてである。

この番組は S.57.10.8にスタートしたというから、かれこれ25年目に
入ったことになる。私が21歳の頃の話だ。(・・・・。)

独り者のときには、結構喜んで見ていた気がするのだが、我が地域では
何度か放送時間が移動して、いつの間にかご無沙汰になっていた。

1年半ほど前から、ビデオ録画で再会して今更ながら「森田一義」と
いう人の「偉大さ」を痛感している。

一般の人には彼のイメージは「笑っていいとも!」のそれだろう。
もちろん、あの番組も長寿だし彼の絶妙な司会がハマッている番組だ。
しかし、間違いなく彼の「素」はこちらの番組だ。

だいたい、彼くらいの「大物」になると深夜番組などには出演しなくなるのが
普通だ。それをあえて25年の長きに渡って続けているのは、彼にとって
こちらの番組こそが「彼の原点」に近いからだと私は思っている。

若い人は知らないだろうけれど、彼の「4ヶ国語麻雀」は抱腹絶倒である。
数年前にその「いんちき外国語」を久しぶりに聞いたのだが「面白さ」は
全く衰えていなかった。中国語・ロシア語・韓国語・ドイツ語・英語・
カンボジア語等々・・・。似たような国でも見事に演じ分けてしまう。
何の苦もなくである。

タモリという人の最大の武器は、その「好奇心の旺盛さ」だろう。
何気に目に入ってくるものすべてを自分の知識のメモリに入れて再構築し
ネタとして絶妙なタイミングで会話にに取り入れていく。

もうひとつの武器は「子どもがいない」ことだろう。
それによって彼自身が「子ども」の心を保持している。(だから彼は
「年齢不詳」のところがある)
九州博多の出身のためか、あっけらかんとした明るさで少々のエロネタは
「いやらしさ」を感じさせない。

私の予想なのだが「笑っていいとも!」が終わっても「タモリクラブ」は
終わらないだろう。タモリの「魂」はタモリクラブでこそ発揮されるのだから。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「空耳アワー」に投書をして「手ぬぐい」を
もらえますように。

「毎度おなじみ、流浪の番組タモリクラブでございます」・・・彼は
仲間を家に呼び、台所の椅子を掴んで前後に揺すりながら「草津湯もみ歌」を
延々4時間繰り返したという・・・。
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年末のスポーツ総決算1  ~フィギアNHK杯の意外~

2006年12月05日 | スポーツ
私は中年である。
ついに我が地域にも「雪」が降ってきたのである。
2日夜半に雨がやんだと思っていたら、急に独特の「無音状態」になった。

雪が降り出すと、降る雪が雑音を吸収して「シーン・・・」となる。
雪の降るのを「シンシン」と表現したりするが、それはこの「無音状態」を
あらわしている・・・まあ、仕方ないか12月に入ったし・・・。
そんな風に思っている「中年」である。

さて、ついに「師走」に入ったわけだが、スポーツ界は06'シーズンの
総決算の時期に来ている。最近、届いたスポーツ結果を私なりに分析して
みようと思う。

まず

    NHK杯フィギアスケート女子シングル 浅田真央優勝
     (ついでに表彰台、男子・女子シングルダブル独占)


・・・浅田真央は追い詰められていた。今回優勝しないと「グランプリ・
ファイナル」に出れない。「2位」で得点では並ぶが、優勝回数の関係で
出場できないのである。

そうした中で、彼女は見事に優勝を果たした。そうした天性の「オーラ」が
彼女には見える。

あくまで私見だが、今回の浅田真央の演技の出来は点数をつけるとすれば
「80点」というところだろう。(あくまで「演技」としての出来)
だが、その「80点」の出来で今の採点法での「史上最高点」を出してしまう
ところが彼女の「恐ろしさ」だ。

このことはトリノオリンピックの時の荒川静香に似ている。様々意見はあるだろう
けれど、あのときの荒川の演技は、私にはやっぱり「80点」くらいの出来に
見えた。

勝負は「6:4」での優勢勝ちが一番いいといわれる。それ以上の優勢で
勝ってしまうと、必ず勝者に「驕り」が出てしまうからだ。

そうした意味でフィギアの演技「80点」の出来での勝利はこれに似ている。
「危機感・緊張感」と「自信」の両方が存在する精神状態。その中での
80点の演技。つまり、状況が悪かろうが、体調が悪かろうが、ここまで持って
いくことが本当の意味で「強く」になったことを意味するからだ。

完ぺき主義で若い浅田がスケートアメリカでのフリー演技の最初のジャンプを
失敗し、それで舞い上がってしまい後の演技がボロボロになった。
しかし、今回のNHK杯では同じ失敗を繰り返さない「強さ」を見せた。

ちなみに、今シーズンの開幕戦(スケート・アメリカ)で優勝した安藤美姫は
非常に今シーズン調子がよく演技の出来が「95~98点」に見える。
彼女もトリノオリンピックでの失敗を克服しての今シーズンを迎えている。

しかし、苦言ばかりで申し訳ないが、安藤の場合は私には今シーズンの
調子のよさは「諸刃の剣」に見える。
「好事魔多し」彼女はグランプリ・ファイナルで、好調が故の「思わぬミス」に
泣くのではないだろうか・・・。

「新採点法」になってから結構経つが「演技の完成度」が重視されるようになり、
その場の「演技での出来」が軽視されるようになった。(分かりにくいかな?)

だから村主章枝の演技が旧採点法なら良い点が出たであろうが、新採点法では
残念ならが優勝の可能性がかなり低い。演技の基礎点が高い選手が皆、大失敗を
しない限り、彼女が「優勝」まで届くことは無いだろう。

この3人がグランプリファイナルに出場することになる。表彰台に「2人」が
上ると私は予想するが結果は・・・。まあお楽しみ。

ついでに今回のNHK杯は、男子も日本勢が表彰台独占だった。
男子については、女子ほどコメントが無い。もし、グランプリファイナルで
織田・高橋どちらかが表彰台に立ったらコメントすることにしよう。

まあ、何はともあれ、フィギアファンの私が30年近くこの種目を見てきて、
こんな時がくるとは思わなかった。
これから先に男女ともにフィギアの国際大会「表彰台独占」などということは
まずありえない。
皆の心に長く長く刻み付けておいて欲しい「06’NHK杯」である。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「06’NHK杯フィギア」を忘れませんように。

一生に一度でいいから「生」でフィギアの大会が見てみたい・・・。
                            may

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「池波正太郎の銀座日記(全)」読み終わりました  ~日記つけてる?~

2006年12月03日 | Weblog
私は中年である。
ダイエットをしている。続けているのは「ぶどう酢を飲むこと」
「半身浴40分」「主食を玄米に」「ダイエット日記をつける」
そして「毎朝の体重・体脂肪計測」・・・毎日計っても、全然減って
いないのはくやしいねぇ・・・。という「中年」である。

さて、日記をつけている人は多いと思うが、実は私もつけている。
若いときは全くの「三日坊主」でほとんど続かなかった。
お金がないから、大学ノートに書き初めてだいたい3ページ書ければ
いいほうだった。

若いときは、日記をつけることの意味が分からなかった。
そんなとこより「今」や「明日」のことが大切で心配で・・・。
日記を読み返すことなどありえなかった。

それがいまは日記を書かないと気持ちが悪い。3年連用の日記を使って
いるので、昨年・一昨年の「今日」の日記を読んで「今日」の記事を
書いている。

これが面白い。本当に面白いのだ。

私にとって「若い時」は、「恥ずかしいこと」だらけだ。日記においては
字は汚いし文もメチャクチャ。更に書いてある「行動」が恥ずかしいこと
恥ずかしいこと・・・。

そんな私がはっきりと、書き残しておき始めたのは「恋日記」である。
逆に恥ずかしすぎて書けなそうなものだが、薄い手帳に毎日毎日
びっしりと書いていた記憶がある。

それをきっかけに「今の自分」を、書き残しておくことの意味を
重く考えるようになった。

そして、その頃はじめて

     「池波正太郎の銀座日記(全)」

                  を読んだのだ。

日記をどういうものと考えるかはむずかしい。考え方によって
単純な「行動記録」にする人もいるだろうし、逆に「頭の中の思考」を
中心に書く人もいるだろう。

ただ、私の場合この本を読んでから、自分自身が「いつか読む」ことを
前提とするようになった。

池波正太郎といえば「鬼平犯科帳」「必殺仕掛人」「剣客商売」の
3大人気時代小説を世に送り出した人気作家であるが、私はこの人の
小説があまり好みで無い。

ディティールにこだわった細かい描写や、人情厚い江戸の風景などは
私などにとって随分好みのはずなのに、どのシリーズも2・3冊しか
読めなかった。

その代わりといっては何だが、この人のエッセイは群を抜いて面白い。

戦中派の彼は「江戸っ子」の部分が強調されるが、それより「日本人」と
して「日本の男」として持っていなければならない「魂」みたいなものを
エッセイの基本にして、数多くの名エッセイを残してくれた。

いずれこのブログにも紹介していこうと思うが、この本はその中でも、
エッセイにさえなるかならぬか分からないほど淡々としている。

平成2年に亡くなる2ヶ月前までの8年間の日記(風)エッセイなのだ。

若い時にはそれほどではなかったのだが、今読むと最後に近づいてくると
身につまされる内容だ。しかし、本人が覚悟していた通りの「死」に
向っての「潔さ」には、感動を覚える。

そうした意味で、この本は「日記の書き方」としても「男としての行動」を
戒める意味においても生涯の「お手本」としている。

日記が続けられないあなた、是非一読をお奨めする。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「良い日記」が書けますように。

喰い道楽改「池波正太郎」である。神妙に食卓に着け!
                            may



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