完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

いつも政治は茶番    ~郵政民営化の本質~

2006年11月30日 | 時事ネタ
私は中年である。
このブログをはじめた頃に痛んでいた右薬指の「腱鞘炎」の
ことだが・・・。長らく低周波治療を続けてきたのが功を奏したようで、
だいぶ良くなった気がする。

痛みが出る前には比べるべくもないが、急に全力で握ったりしなければ
サポータをするのを忘れるくらいだ。

しかし、二度と思いっきり女性の手なんかを握ることが
出来ないんだろうな・・・・。「中年」である。

さて「小泉純一郎」なる人物が総理大臣を降りてから、いやに
「総理大臣」の価値が下がっているように感じるのは私だけだろうか。

特に外務大臣も大蔵大臣(あっと今は財務大臣か)も歴任していない
総理大臣だからか、または単に青臭い風貌と裏でかなり怪しい団体との関係が
うわさされているせいなのか、安倍ゾウリは「存在感」が薄い。

テレビに映る時間も、幹事長・政調会長達の方が多い気がする。

今回の「郵政民営化反対議員」の復党問題も、最終的な判断はゾウリが
したというけれど、厳しい注文をつけた中川幹事長が全部決めているように
見える。

小泉純一郎前総理の例の「郵政民営化解散」は、長らく政治に興味を
持って見てきた中年男にとっては「まさか」の出来事だった。

「自民党をぶっ壊す!」といい続けてきた彼は、この解散権という
「伝家の宝刀」をこうした形で使って本当にぶち壊した気がする。

歴代の総理大臣が使いたくて使いたくて仕方がなかったが、ついに
使えなかった「伝家の宝刀」である。それを彼は使ったのだ。

今回復党した議員の中には「私は郵政民営化に反対とは一言も言って
いない」といった人が4~5人いたが、これは決して嘘ではない。

彼らは「小泉純一郎氏が提案した郵政民営化法案」に反対しただけなのだ。

中年男もこの法案をしっかり読んだわけではないが、それでも
「この法案なら逆に成立しないほうが良い」と思ったことを覚えている。

だから、あの解散に対して「自民党大勝」の答えを出した国民の意識が、
いまだに中年男には分からないのだ。

そうは思いたくないが、だいたいの人たちが「民営化」という名前だけで
自民党を勝たせたのではないだろうか。(はたまた、小泉さんが好き!とか
いう理由で・・・)

あれ以来自民党は「派閥」は壊れ、良い意味での「仲間」がなくなり、
替わりに「主従」関係ばかりが目立つ組織になってしまった。

いくら政党といえども、政治家には政策・政論に違いがあってしかるべき
で、昔の派閥にはその「微調整」をする機能があった。
それゆえ総理大臣が簡単に「派閥」を無視して解散権という「伝家の宝刀」を
使えなかったのだ。

私には小泉前総理のあの解散には、多分に個人的権力の「誇示」が
含まれいたように思えてならない。彼にあったのは「国民の人気」だけで
あったが、あの選挙以後彼には目に見えない「勢い」が身に付いたのだから。

また、あの時かなりの人が「勝たせすぎた」と思ったのも間違いない。
それには必ず「反動」きて次の選挙での自民党の議席減が予想される。
それが分かっているから、自民党は今回の「造反議員復党」をさせて
来年の「参議院選挙」にそなえているわけである。

このブログを続けて読んでいる人(とっても少ないと思うけど)には
おなじみだが、政治においては「勢力の均衡」が、政治家達を真剣にさせる
最大の方法なのだ。自民党をいつまでもノホホンとさせないように
しようじゃないですか。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「政治的良識」を持ってくれますように。

どんな選挙にも必ず行きましょ~~~!!
                            may






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燃える嬬恋ライブ  ~間に合わなかったフォークブーム~

2006年11月25日 | 音楽
私は中年である。
若いときには、全くなかった「頭痛」を最近感じるようになった。
私のつれあいは良く頭痛を訴えるので頭も揉んでやることがある。

すると頭皮が良く頭蓋骨から浮き上がっているような感じがある。
私はいくら頭が痛くても直接皮膚が頭蓋骨に張り付いている感じだ。

なにか脳外科的に問題があるのかなぁ・・・。「中年」である。


さて、見なければならないビデオがたくさん溜まっている。
今日は土曜日で冬支度もほぼ終わったのでそれらをゆっくり見ることにした。

NHKBSで今月放送された「嬬恋コンサート」の総集編である。
コンサート自体は「よしだたくろうとかぐや姫」の二組を中心に8時間に
及んだという。それを半分の4時間に編集してある。
総集編は2部構成で4時間。それでも気合を入れないと見れない時間だ。

そこには、60歳になり肺がんを克服した「よしだたくろう」が圧倒的な
パワーで迫ってきた。
それに比べると、このときのために再結成された「かぐや姫」には、
たくろうより元気な活動を続けてきた「みなみこうせつ」を中心と
している割には「衰え」が目立った。

実は「中年」を自認する私は、よしだたくろうという人のブームに微妙に、
乗り遅れた歳なのだ。

このコンサートに参加した人たちの平均年齢が48~9歳だという。
つまり、よしだ氏が活躍したとき高校生くらいの時の人々だ。

私はその人たちより、3~4歳下。つまり、当時中学1~2年生だった。
それをたいした違いがないように思うかもしれないが、一番大事な彼の
「核心」をつかみ損ねた年頃なのだ。

今回このビデオを見て「よしだたくろう」がいかに「偉大」であったか
良く分かる。

私の記憶にあるよしだたくろうは「結婚しようよ」や「旅の宿」が
テレビのベストヒット番組に入っているのに、かたくなに出演拒否を
している彼である。

もちろんそれらの曲によって彼がより多くの人に支持されたのは確かだし
その有名曲等で彼の核心の部分が揺らぐことはないだろう。
しかし、わたしは大衆受けした彼の一面だけを見て評価してしまっていた。

今回のステージを見ていると、現体験としての彼の「凄味」を理解
しなかった事への口惜しさがこみ上げてくる。

私の夢中になったのは「かぐや姫」のほうである。実際、歳から言っても
たくろうの60歳にたいして3歳下のこうせつが歌ったのは、とても
その時代の身近にある男と女の歌だった。

「社会」に対しての意識をそれほど強くもてなかった中学生の
男にとっては「かぐや姫」の身近な女性に対する「恋」の歌のほうが
興味をくすぐられたのだ。

この総集編の前に放送されたコンサートに対する「ドキュメント番組」では
「たくろうとかぐや姫」の2組が出演していたにしては、8:2位の割合で
たくろうに重点が置かれていた。全編を見てみると残念ながらそのことが
正解であることにうなづかざるを得ない。

かぐや姫の歌はほとんど全曲、昔のレコードのほうが出来が良い。
しかし、たくろうの歌は昔のレコードよりこのステージのほうが断然、
迫力がある。

彼らの歌は集まった3万5千人の中高年の人たちと、それをこうした
ビデオなどで見たすべての人たちの「人生」に直接的に大きな影響を
与え続けている。
そのことに「音楽のもっている底力」を今更ながら感じている「中年」なのだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

たくろうの「中島みゆき」とのコラボレーションでの
「永遠の嘘をついてくれ」は、正に「圧巻」一見をお奨めする。
                            may







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桜の散り際と日本人   ~横綱のけたぐり~

2006年11月20日 | スポーツ
私は中年である。
ダイエットというのは、本当にむずかしい。
特に中年になると基礎代謝が落ちてくるので、本当に体重が落ちない。
しかし、今回はなんとなく出来そう・・・。まあ、いつもそう思って
いるけどね。「中年」である。

さて、大相撲は今年最後の本場所が行われている。そこで相撲に対して
前々から感じていたことをUpしてみよう思う。

  「横綱朝青龍  けたぐりで勝つ」

・・・。こうしたことに文句をつけること自体が「中年」なんだろうな。
朝青龍が横綱になったときから、様々言われ続けている「横綱の品格」の
問題なのだ。

前のブログで書いたが、日本の格闘技は今は「スポーツ」として世界に
広まっている物がいくつかあるが、日本人には「武道」として認識されて
いるものがいくつかある。

「相撲」は「武道」ではないが、もしかするとそれ以上に特別日本特有の
文化としての存在である。
ゆえに、ほかのスポーツのトップよりまた違った目で見られることになる。

横綱にはある種精神的な到達者としての「品格」が求められる。

一時期の小錦(もしかすると、この力士がわかんない人もいる?)が
限りなく横綱に近かったけれど、なれなかった理由のひとつがこれだったと
記憶する。

それ以後、「曙」が初めて外国人横綱となるが、やはり日本人の求めている
「品格」を身に着けているとは言えなかった様な気が・・・。

今回の「けたぐり」は、私のは横綱がこれをかけたのははじめてみた。

本人曰く「先場所負けたことが頭をよぎり、何とかしなければいけないと
思って咄嗟に出た」とのこと・・・。

そのスポーツによるのだが、日本人は結果と同様に勝敗におけるプロセス
を重視する面がある。

横綱の品格の中には「無類の強さ」と「いさぎよい負け方」の両方を
持っていることを求められる。(少々釈然としない部分もあるが・・・)

朝青龍という横綱は、そのギリギリのところにいるという感じ。
間違いなく相撲において横綱としての「つよさ」を身に着けているが、
「いさぎよさ」を身に着けているかどうか・・・。

良いことか悪いことかは分からないが、日本人が「桜」を愛すのは、
その「散り際」の見事さからでだろう。
それはファンが「横綱」に求めている物によく似ている気がする。

過去の様々な出来事にもその「国民性」が反映されている。
かわいそうだが朝青龍には、そうした日本人の根底にある「横綱感」を
求められているのだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

相撲人気は「衰退」の一途なんだってね・・・。

                         may





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スポーツ選手の給料   ~60億円は松坂が貰うんじゃないよ~

2006年11月18日 | スポーツ
私は中年である。
サスガに寒くなってきた。11月も半ばなら仕方ないか。
人間は不思議なもので、徐々に気温が下がって行くことには
あまり気にならない。
しかし、急な気温の低下にはわずか3~4℃の差にも過敏に反応する。
・・・どっちにしても寒いのは嫌じゃ!という「中年」である。

         「約60億円」

いま話題の金額である。5111万ドルって言ったっけ。
サブタイトルにも書いたけれど、この金額は松坂大輔自身が貰うお金ではない。
松坂を放出する見返りとして「西武」が手に入れた金だ。

松坂へ払った西武の今までの年俸の合計が約15億円ほどだという。
単純に考えれば、4倍の「商品」に育て上げたといえる。
まあ「損」をしたのか「得」をしたのかは良く分からんけれど・・・。

少なくとも西武の契約選手全員の年俸を全部足しても、60億円にはならない
だろうから数年間は得をしたことになるんだろうな。

前にどこかのブログに書いたおいたと思うのだが、アメリカの人口は
約2億5千万人ほどだったと思う。
つまり日本の約2倍なのだ。(たった2倍だぜ?)

ことを単純に考えれば、すべてアメリカの半分の力が日本にはあって
しかるべきだろう。

しかし、現実にそんなことはありえないし日本はいつまでも、アメリカに
「あこがれ」と「劣等感」を持ったままだ。

いろんなモノにそれは現れているが、とくに「プロスポーツ」においては、
その意識が強いように思えてならない。

その際たるものが「メジャーリーグ」だろう。あの世界を見ていると、
つくずくアメリカ人の「ゆがんだ価値観」を感じる。

前にも書いたが、長者番付の上位10人くらいで全国民の収入の半分を
占めてしまうことが「民主主義・資本主義」の本質だと言わんばかりの
国の姿は、とても正しい国の形とは思えない。

その状況は、ちょうど今、日本がその入り口にいるような気がする。

話がそれてしまった。メジャーリーグの話だ。
歪んだ国アメリカは、自分の国の価値観を全世界に押し付ける
クセがある。

残念ながら、その押し付けにのらなかった国が世界には多々あった。
そのため、かの国は自国でそのスポーツを肥大させ「自己完結」
させてしまったのだ。

そのために野球を志すものにとって「世界の舞台」より「アメリカ・
メジャーリーグ」で活躍するほうが「夢」や「大金」になってしまった。

それ自体が大して悪いことでないように思えるが、それは各国の野球界が
メジャーリーグの「予備リーグ」になってしまったことを意味する。

日本も今年、松坂・岩村・井川らが続々とメジャーに行くだろう。
それは自国の名選手の彼らを、我々の手の届かないものにすることを
意味する。

私の心が狭いのだろうか。

日本サッカー界における中田英寿や中村俊輔がヨーロッパクラブに
移籍した事と、松坂やイチロー・松井がメジャーリーグに行ったことが
「同じこと」と思うことが出来ず、素直に喜べないのだ。

「WBCがあるじゃないか」という声が聞こえてきそうだが、まだまだ
あれがサッカーにおける「ワールドカップ」に相当する大会とはいえない。

しかし、奇しくも第1回大会は日本が優勝したことが、ある意味で
自己完結してしまったメジャーリーグに一石を投じたのかもしれない。

日本では「巨人(ジャイアンツ)神話」が崩壊して、新しい秩序が出来ようと
している。

世界では新しい世界的スポーツ「Baseball」を作る第一歩が「WBCの日本
優勝」から始まったとすれば、これほど喜ばしいこともないだろう。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

しかし、松坂の年俸はどれくらいになるんだろう?

                         may








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ザッピングブログ   ~小ネタ満載~

2006年11月15日 | Weblog
私は中年である。
半身浴をはじめた。様々な危機感からダイエットに良いと聞いた。

ゆったりと湯に浸かり「ゴルゴ」などを読むのを楽しみにしていた私にとって、
この入浴法は、なんとも不思議な感じだ。

汗が20分を過ぎた頃からジンワリと出てくる感じは、サッパリとはしないが、
なにかからだの奥底から出てくる感じがする。

いつごろ効果が現れるか?とても興味深く感じている「中年」である。

さて今回は、思いつくままに時事ネタを小ネタでつないでみようと思う。

     「陣内智則、藤原紀香と結婚」

ほとんどの記事が「藤原紀香が」結婚したと書いているので、ムカッときて
陣内がと書いてみた。

ドラマの共演きっかけだという。・・・しかし、最近「お笑い芸人との結婚」
ってのが女優のステータスなのか?

そうした意味での過去の傾向では「とんねるず」とか「Take2」(深沢が
田中美佐子の旦那って、説明しても分かんないよね)は、奥さん方がかなりの
大物だったわりに「離婚」しないなぁ。

  「矢田亜希子と押尾学」

これだけベタなカップルも珍しい。矢田亜希子曰く「女優に未練はない」
「27歳のお嬢様女優」ってものこの頃必要ないけど、確かに彼女でしか
ハマらない役は確かにあったね。押尾のバカさも手伝って長くはなさそう。

  「吉岡美穂とIZAMU」

これもかなりビックリ。しかも「出来ちゃった結婚」だいたいIZAMUがまだ
芸能界にいたってのもかなり凄い気がする。吉岡美穂も20代半ばを
過ぎようとする中では賢い選択なんだろうな・・・。でもIZAMUは×2に
なる気がする。

  「神田うのと大手レジャー産業
             日拓グループ」の西村拓郎社長(36)」

神田うのって女はかなり「したたか」で31って歳いう自分の歳と、自分の
今までの実績・人気・実業家としてのことを全部「嫁入り道具」として
相手を選んだって感じ。うのが日拓グループの経営を圧迫して離婚しそう。

ハッと気がつくと結婚ネタばっかり。しかも、時事ネタっていえるかどうか
・・・。(さらに別れるだろうって話ばっかり)

こうなるとついでに、離婚危機ネタを最後にひとつ。

  「中村獅童と竹内結子」

中村獅童って男は、スケベェだ。(って男はみんなそうなんだけど)というか
男って馬鹿だから、浮気をするときにはっきり分かっちゃうような証拠を
残してくる。それも人によるけど、スケベェなのにそうしたの奴が多い。

竹内結子といえば当時「飛ぶ鳥を落とす」勢いの女優だった。
先の4組の女性陣とは「結婚」における価値がまるで違った。
25歳という年齢も女優として「ノリ切ってくる」年頃だったろう。

そして、2年と経たず獅童のこのテイタラク・・・。しかも、コソコソ
コソコソと飛行場を変更して帰国とか・・・。そりゃ、アイソも
尽かされるわなぁ。

かの明石家さんまの名言が思い出される。

「浮気なんて、認めない限り浮気じゃなぃやん!」

ベットで今既にHの真っ最中を、奥さんや芸能リポーターに見つかっても
芸能人にとってはそれを浮気と「認める」ことをしない限り「浮気ではない」
のだそうだ。

ここまでくると呆れて「サスガ!」としか言いようがない。

獅童サンも、下手に出るか開き直るかしないと「芸能人としての価値」に
微妙な影響が出ますよ~~~!!!(どうせ、ヤッカミ半分ですよ~~~
くそ~あんなきれいな奥さんがいるくせに、次々に女優とかに手出しゃがって~)

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが良い結婚をして幸福になりますように。

そして、離婚なんかしませんように。
                           may








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年に1度は見るDVD   ~アニメ「銀河鉄道の夜」に寄せて~

2006年11月13日 | Weblog
私は中年である。
あなたの風邪はどこから?
と訊ねるられれば、「僕はノドから」と答える「中年」である。

さて、私の風邪予防法は一風変わっている。しかし、これは
かなり効果がある。一度試して欲しい。

ガーゼで出来たマスクに水を含ませて軽く絞り、それを「鼻を出した状態」で
かけて寝るのだ。

寝ているときに喉の粘膜が乾くことで、風邪の菌が体内に入りやすくなる。
それを防ぐため、適度に吸い込む空気に湿気を持たせて粘膜を乾かさないように
するのだ。

風邪を引いてからも、それなりの効果がある。と信じている「中年」である。


さて、誰しろ思い入れのある「映画」や「ドラマ」「アニメ」などがひとつや
ふたつはあるはずだ。

私の場合、様々上げていくとキリが無いのだが、一年に一度は必ず見る
「アニメ」ある。それを紹介しようと思う。

それは「銀河鉄道の夜」である。1985年に公開だから今から20年以上前の
作品で当時の文部省特選だった。

何度見てもこの作品は見飽きない。

人間というのは、不思議なことに「確実」なものを非常に欲しているくせに、
全く逆に「不確実」なもの、「非現実的」なものを完全否定せず心のどこかに
しまっておく性質があるようだ。

私にとっての、その「混沌とした不思議さ」の感性にぴったりなのがこの
「銀河鉄道の夜」なのだ。

「銀河鉄道の夜」の話は、説明の必要は無いと思うが一応紹介する。

「貧しい少年ジョバンニと親友の裕福な少年カンパネルラの二人は、
 星祭の夜に、夜空に向かって走る「銀河鉄道」に乗って不思議な旅をする。」

簡単すぎるだろうか?
しかし、これ以上の説明はこの童話の持っている「深み」を消してしまう。
是非一読をお奨めする。そして、本を読んだ後にこのアニメを見て欲しい。

重要なプロットをばらしてしまうが、このアニメは主人公を「猫」に
擬人化している。
それがこのアニメのすべてといっても過言では無い。
音楽をYMOの細野晴臣が担当して、非常に幻想的な曲を数多く提供している。

「不確実・非現実的」なものというのは、その人の感性そのままを表すから
この作品を「全く面白くない」と思う人も当然いると思う。
実際幻想的ではあるが「不気味」と感じる部分もかなりある。

児童(小学生ですね)が見たら「感動」より「気持ち悪い」という子も
多いだろう。(細野氏の音楽がそれに拍車をかけている)
そうした意味でも、このアニメは子どもより大人向きのアニメといえる。


この童話は、宮沢賢治の童話の最高傑作と呼ばれている作品で様々な形で
映像化さている。

そのため、様々な作品との比較も自分の「感性」のバロメータとして
鑑賞してみるのも面白い。

私の場合、全く違う感覚で描かれた絵本(東逸子・くもん出版)と
絵本のイメージで作られたCD(久石譲)も、たまに開き・聞く。
これは本当に「やさしく」心に響く作品で、こちらもお奨めだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

原作に無いラストのジョバンニのセリフは、とても感動的だ。
そして、これまた原作に無い常田富士夫の滔々と読み上げる詩も良い。
   
                           may



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週末の酒 (6) ~なぜかスコッチ~

2006年11月11日 | 
私は中年である。
エルニーニョが発生しているらしい・・・。
そうすると暖冬だという・・・。
またまた・・・もう信じないぞ!気象庁なんて・・・。
「中年」である。

さて、しばらくこのシリーズをUpしていなかった。
当然、毎週末酒は飲んでいたのだが、ここで紹介するような酒は、
残念ながら無かった。

まあ、安酒だけは飲んでなかったけど。

今日はここにUpするに足りる酒を「飲って」いる。うまく紹介できるか
分からないが、はじめてみよう。


酒には「流行」がある。

今は間違いなく「焼酎」の時代だ。

20年ほど前に「チューハイ」なるものが現れてから、徐々にそのブームが
軽い「焼酎ベースのカクテル」の道と「本格焼酎」の道へと分岐していった。

カクテルの世界は格安の「缶」へと広がり、あまりに廉価になり(一缶50円
そこそこだって?!)低年齢への酒の広がりに一役(?)買っている。
つい眉をひそめてしまうなぁ・・・。

このシリーズを読んでもらうと分かるのだが、私は「バーボン党」だ。
しばらくバーボンしか飲まなかったし、その飲み方も様々試して見た。

しかし、人間とは我儘な生き物だ。

そんなバーボン党の私が今週末はどうしても「スコッチ」が飲みたくなった。
しかもずっと言い続けているように、安酒は飲みたくない。
時間がなくて、どうにもならない中でそれを探しに量販店によることにした。

店に入ってびっくり・・・。

世は「いざ波景気」以来の好景気が続いている・・・、なんぞと政府が発表
しているが、ふざけるんじゃない。

一般庶民でそれを実感できる人間がどれくらいいるというのか。

それが実感できていれば「発泡酒」や「第3のビール」や2.7ℓの焼酎とかが
これほど売れるわけが無い。(ちなみに量販店の売り上げの8割がそれらの
酒類だそうだ)

わけの分からないところでキレてしまった。話を戻そう。

店とすれば、当然「売れ筋」のものに力をいれ、大して売れないものは
隅っこに置かれるようになる。

まあ、ウィスキーの棚の寂しいこと・・・。あっても、当然日本産の
ウィスキーが中心で、スコッチなどもアイラのシングルモルト物ばかりが
幅を利かせている。(何を言っているか分からない人は、本文末尾のHPに
アクセスしてみて、結構奥が深くて飲んでみたくなるから)

結局、気に入るものがなくて3軒の量販店を回って、まずまずのスコッチを
手に入れた。

その酒は   
  
     「MACALLANN 12」

                     である。

味覚的には慣れている「ジョニーウォーカー黒」にしようかと思ったのだが、
あまりにミーハー(私の若いとき黒はある種の「ステータス」だった)で、
ひねくれものの私としてはタイプに違うスコッチを飲みたかった。

昔アイラモルトに少し凝っていた。今回はそれに対してのスペイサイドモルト。

海岸沿いにある蒸留所で潮風に当たり、ヒースという花から出来る炭が独特の
香りをつけるアイラに対して、スペイサイドはあくまで滑らかだ。
(何を言っているか分からない人は、ちょっとアクセスしてみてって、
前に言ったか)

今は気温が下がっているので、余り冷やす必要がない。1:1の水割りにして
ミックスナッツとともにじっくりと飲る。

先日ブログにUpしたベートーベンの「交響曲第7番」を流しながら
歴史物の本を読む。傍らにはスペイサイドの「マッカラン」

う~~~ん。若者には分からんだろな。「中年」になるのも悪くない。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが良い酒を飲んで幸福になりますように。

決して販売協力をする気は無いけれど興味があったら、下記のHPへ
アクセスしてみて。

http://www.suntory.co.jp/whisky/dictionary/                
                           may




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諸行無常の響きあり   ~バレーボール競技の衰退~

2006年11月08日 | スポーツ
わたしは中年である。
本気になったのである。メタボリック症候群は怖いのである。
しかし、私のウエストは正に86cmにならんとしているのである。

間食をやめるのである。一日一度は汗をかくのである。
納豆を食べるのである。豆腐を食べるのである。
青汁を飲むのである。ぶどう酢を飲むのである。

と、いつまで続くか分からないが切羽詰った「中年」である。

中年になると、どうしても「過去の栄光」というものにとらわれて
「現在」を見る癖がある。

私の歳の「45歳」というのは、東京オリンピックは本当にオボロゲながら
覚えている程度で、しっかりとした記憶としては「ミューヘンオリンピック」
からだろう。

そのミューヘンオリンピックの時に金メダルを取ったのが「男子バレーボール
チーム」
その前の東京オリンピックで金メダルを取ったのが「東洋の魔女」こと
「女子バレーボールチーム」だった。

どちらも、世界の強豪の「高さ・身体能力」の壁を「技術と頭脳」で打ち破って
奪取した金メダルだった。

信じられないかもしれないが、いまの数ある「クイック」や「時間差・一人時間差」
なんて技術は、ほとんど日本男子バレーボールチームが考え出した物なのだ。

一人時間差の生まれた逸話は有名で、スパイク練習をしているときに
上がったトスにジャンプしようとした瞬間、靴の紐が解けていることに
気づいた選手がジャンプをやめたことがきっかけでこの攻撃ができたのである。

バレーのネットに「アンテナ」がついたのも、日本の攻撃が「高さ」に対抗
するために「横幅」を広く大きく使ったことで規制されたしまったからだ。
(なんか、スキーのジャンプやコンバインド{複合}競技の話に似てる)

各テレビ局は、様々なタレントを使って「ワールドカップ」「世界選手権」
等々のバレーの大会を盛り上げようとしている。

会場も伝統の「ニッポン!チャチャチャ」を連呼しているが、そうした
「強かった日本」を知っている者には、なにやら「むなしさ」だけが
去来するのだ・・・。

現実にこれだけ進化したバレーボールのゲーム性において「頭脳」の
入り込む余地は、ほとんどなくなってしまったし「技術」は、これだけの
「パワー」が跋扈する世界のアスリート達が集まるの中では、そのパワーに
技術が追いつことはほぼ不可能だ。

日本人の体格・筋力からいって、バレーボールは再び「世界の頂点」に立つ
ことの出来ない競技になってしまった気がする。

ほかにも「体操・卓球・自転車」なんて競技は、一時の栄華を忘れさせられて
しまう状況だ。

人口が減少に転じて、これから徐々にスポーツ人口も当然減り、才能の
あるアスリート達も減っていくだろう。

これからの日本のスポーツは、競技を絞り強化をしていく形を取らないと
着実にスポーツ三流国になっていくんだろうなぁ。

でもそれじゃ面白くないし、スポーツ観戦大好きの中年男にとっては
とても悲しい状態になるなあ・・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

「横山」とか「白井」って女子バレーボールの選手知ってる?
 凄かったよね~~~~!!                
                           may
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私の注目ドラマ    ~のだめカンタービレはおもしろい~

2006年11月05日 | 音楽
私は中年である。
11月7日は「立冬」である。初めて冬の気配が現われてくる日。
なのだそうだ。

現実だいたいこの頃、山に初雪が来る。
天気予報では、その予報どおりに寒くなるという。
あ~あ、ヤダヤダ・・・。「中年」である。

さて、私はテレビの世界で言う「1クール」(一年を3ヶ月で区切り
それをシリーズの単位とすること・・・だと思う)のなかで
ちゃんと見るドラマは、まあ1本あればよい方で、いつもはほとんど見ない。

そして、この10月から年末にかけての秋クールでのそのドラマは、
1本あった。

      「のだめカンタービレ」
                      である。

原作は同名のマンガで、私は読んだことがない。しかし、ドラマになる前から
クラシック音楽をテーマとして、かなりの好評を博していることは、
知っている。


なんにせよ、その題名は謎だった。「カンタービレ」は知っている。
「のだめ」とは何ぞや?

それが知りたくて、このドラマを見始めたといっても良い。

いざ、ドラマを見始めると「のだめ」とは「野田恵」(のだめぐみ)の
省略系のあだ名だということがわかった。(固有名詞なら分からんわな)

実際、上野樹里の演じる「のだめ」はマンガっぽいがとても魅力的だ。
この子は、たしか映画「スイングガール」の主人公だったような?

この「のだめ」は若い女優がやるには(若くない女優じゃ無理があるが)
かなりむずかしい役だ。彼女はとても良くやっていると思う。

さて、11月6日の放送でベートーベンの「交響曲第7番」が
演奏されていた。

私の今回のブログで一番言いたいことは、この「第7番」は、
是非全曲を聴いて欲しい。ということだ。

クラシックに興味のない人も多いと思うが、是非とお奨めしたい。
ドラマの中で演奏されていたのは、1楽章の途中と最終4楽章の最後だけだ。

じつはこの7番の一番の聴きどころは「第2楽章」なのだ。
ベートーベン自身は、たしかにこの曲に「運命」や「英雄」などの
名前をつけなかった。

しかし、シューマンはこの主題を基に変奏曲を遺しているし、ワーグナーは
この楽章をさして「不滅のアレグレット」と呼んでいる。

「葬送行進曲」としての重みは、同じベートーベンの第3番「英雄」の
第2楽章、マーラーの第5番の第1楽章に勝るとも劣らない。

クラシックはどうも・・・。って人も多いと思うけど、人生において
聞いておいたほうがいい曲って、ジャンルじゃないから。

ちなみに、この楽章を「のだめ」の千秋はどう表現したろう?

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんながベートーベン「第7番」を聴いて
幸福になれますように。

初心・初級者には、カラヤン指揮(ベルリン・フィル)・ワルター指揮
(コロンビア・フィル)の物を。
中上級者には、朝比奈隆指揮(大阪フィル)ないしはフルトベングラーの
ベルリン帝国放送局のテープ録音版をお奨めします。



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ラジオスターの悲劇 ~みんなそんなに聞いてないのか・・・~

2006年11月01日 | Weblog
私は中年である。
先週の終わりに、娘がズルズルと鼻水を出していた。
その後に熱を出して寝込んで「学習発表会」に出られなかった。

そして、私にその風邪が感染したしまったようで喉が痛い「中年」である。


さて、私は中学生の時から「テレビっ子」でありながら「ラジオっ子」でも
あった。

中学生時代は、フジテレビ系列のニッポン放送の集中リスナー。伝説の
「鶴光のオールナイトニッポン」の大ファンであった。

いまや押しも押されぬバラドルの大家「松本明子」の干された時期に
出演していた数少ない番組である。

彼女の干された理由が「オ○○コ」という言葉を生放送で連発したからだ
というのは有名な話だが、この番組の中でも何度かその4文字を発していた。

まあ、鶴光だから許されたのか、彼も「オ○○コ」(男子編)をその番組で
発して「放送コードもないもあらへん!」と叫んでいたのを懐かしく思い出す。


さて、最近はもっぱらFM放送のリスナーとなっている。

その私が好きなのが「ラジオドラマ」である。
実は、このラジオドラマ今はほとんど放送されていない。
 
わずかに残っているのが某国営放送の夜10:45からの15分間放送されて
いる「青春アドベンチャー」これはかなりの長寿番組である。

私はこの番組の第一回放送をテープで持っていたのだが紛失してしまった。
ただ、内容は良く覚えている。

それが今、盗作問題で主役を演じている松本零士氏の代表作「銀河鉄道999」
だった。(なんと劇団四季の若いときの市村正親が出てたんです)

この番組からは、名作が数々生まれていて前にこのブログにUpした
今映画公開中の「天使の卵(エンジェルスエッグ)」の村山由佳氏の
「おいしいコーヒーの入れ方」なども放送されている。

さてそんなラジオドラマに、実は民放で短時間で挑戦した番組が5年目を
迎えていることを知っている人は、あまり多くはないだろう。

それが、知る人ぞ知る!「エネオス・オン・ザウェイコメディ道草」
なのだ。

この番組は、地域によって放送時間が違うが大体PM5:30頃から
7~8分の短いラジオドラマを毎週月~木曜日の4回でひとつのドラマを
完成させている。

主演は「怪優・西村雅彦」変幻自在のキャラクターで、毎週見事に
別人を演じている。

そして、毎週相手役にゲストを迎え本当に「コメディ」を堪能させてくれる。

今は、5周年記念の人気投票上位5作品を再放送している最中だ。

私のお気に入りは「松井秀喜の恋人」ともうわさされてる戸田菜穂が
西村演じる梅本誠の奥さん美智子を演じる「梅本夫婦モノ」である。

ラジオなど聴いたことのない人も多いと思うが、一度聞いてみて欲しい。
沈んだ気持ちがスウッとするのだ。

そして、なんとこの番組がCD化されるという。
私は狂喜乱舞している今日この頃なのだ!

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

当然のごとく「道草」にもHPがある。まずそこへ
行くことをお奨めする。
http://www.tfm.co.jp/michikusa/archive/index.html
                        may




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