私は初老男である。
昨日のJリーグ第33節で今シーズンのチャンピオンが決まった。
優勝したサンフレッチェ広島にお祝いを申し上げたい。
本当におめでとうございます!
今のJリーグを見ながら思い出したことがある。
古い話で申し訳ないがJリーグが開幕したときの話だ。
実は「どうなることか・・・」とおもっていたのだ。
その当時はヴェルディとマリノスが日本リーグの時の勢いそのままに人気実力をもってリーグ戦が進んでいた。
サッカーの「日本リーグ」時代を知っている人には、この「Jリーグ開幕」に隔世の感を持っただろう。
私もその一人だ。
そして、このヴェルディ・マリノスを中心に進んでいく姿がプロ野球の「巨人・阪神」に見えた。
両チームには、長嶋・王・田淵・江夏に匹敵するカズ・ラモス・水沼・木村のようなプレーヤーもいたし・・・。
しかし、Jリーグがプロ野球と違っていたのだ。
Jリーグはチームがドンドン増えていき「J2」というカテゴリーができ、さらにその下にアマチュアの「JFL」が続く。さらにその下の「地域リーグ」も存在する。
そして、チーム数が増えついに「J1・J2入れ替え制度」が成立する。
プロ野球は、結局経営母体が「大会社」であり、その会社の利益のために存在する。
もちろん、そこに地元意識が存在しているにしてもである。
そして、プロ野球にはドンドンチームは増えず、下部カテゴリーもなくもちろん入れ替え戦もない。
プロ野球が衰退していっている一つの理由ではないだろうか・・・。
Jリーグにもそうした大会社が経営母体のチームはあるが、そうでない「ローカリズム」を標榜するチームが多数存在する。これこそが、プロ野球との違いだろう。
そして、わが地域にも「アルビレックス」というチームが出来たのだ。
最初は私もほとんど何の感慨もなく、このチームを見ていた。
しかし、ちょっとしたきっかけで「スタジアム観戦」を経験した。
・・・そして、ついに「非日常」を手に入れたのだ。
人間は毎日「たいくつ」な時間を過ごしている。
毎日がほぼ、同じ行動で出来ていて、同じような時間が流れていく。
歳を取ると本当にそう思う。
だが、タイクツな時間を破壊する「非日常」を手に入れることで、人間は人生に「ハリ」を持つことができるのだ。
今でも、はっきりと覚えている。
初めて見に行ったビックスワンで、今シーズン限りで引退を決めたモンティディオ山形の宮沢克行がフリーキックを決めた瞬間を!
ジャンプしたGKの手先をかわしたボールは、クロスバーに当たってからネットを揺らした。
その時の「3万人の咆哮」・・・。総毛立つような興奮・・・。
試合終了の後のスタジアムの外での、見知らぬサポーターたちとのハイタッチ・・・。
40代に入って「完全無欠の中年」(・・・なつかしい!って最近このブログを読み始めた人にはわかんないね。)になっていた私は、完全に「ハマッて」しまった。
あれから10余年・・・。
そのアルビレックスが「最大の危機」を迎えている・・・。
ちょっとしたスポーツファンなら、知っていると思うが9年間守ってきた「J1」のステージから「降格」の危機にさらされている・・・。
コンサドーレ札幌は、残念ながら早々にJ2降格が決まってしまった。
残り降格枠は2。
セレッソ大阪 41
ヴィッセル神戸 39
ガンバ大阪 38
そしてアルビレックス新潟 37
過去に例を見ない「超激戦」の降格争い。
アルビレックスが残留する可能性は・・・。
アルビレックスが「勝って」+3。
そして、ヴィッセル・ガンバともに「引き分け以下」で+1、ないし0。
得失点差は関係ない。
残留できる確率は、かなり低いと言わざるを得ない。
しかし、スポーツの中でもサッカーほど「劇的な出来事」が起きやすい競技もないのである。
「マイアミの奇跡」しかり「ドーハの悲劇」「ジョホールバルの歓喜」しかり。
・・・12月1日(土)我々アルビファンにとっての「世紀の大一番」が、近づいているのだ。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。このブログを読んでいる皆さんも、なにかの「非日常」を手に入れますように。
May
実はアルビレックスのサポーターも昇格時から見るとずいぶん減っている。10年も経つとその「熱」も冷めてしまうということか・・・。
昨日のJリーグ第33節で今シーズンのチャンピオンが決まった。
優勝したサンフレッチェ広島にお祝いを申し上げたい。
本当におめでとうございます!
今のJリーグを見ながら思い出したことがある。
古い話で申し訳ないがJリーグが開幕したときの話だ。
実は「どうなることか・・・」とおもっていたのだ。
その当時はヴェルディとマリノスが日本リーグの時の勢いそのままに人気実力をもってリーグ戦が進んでいた。
サッカーの「日本リーグ」時代を知っている人には、この「Jリーグ開幕」に隔世の感を持っただろう。
私もその一人だ。
そして、このヴェルディ・マリノスを中心に進んでいく姿がプロ野球の「巨人・阪神」に見えた。
両チームには、長嶋・王・田淵・江夏に匹敵するカズ・ラモス・水沼・木村のようなプレーヤーもいたし・・・。
しかし、Jリーグがプロ野球と違っていたのだ。
Jリーグはチームがドンドン増えていき「J2」というカテゴリーができ、さらにその下にアマチュアの「JFL」が続く。さらにその下の「地域リーグ」も存在する。
そして、チーム数が増えついに「J1・J2入れ替え制度」が成立する。
プロ野球は、結局経営母体が「大会社」であり、その会社の利益のために存在する。
もちろん、そこに地元意識が存在しているにしてもである。
そして、プロ野球にはドンドンチームは増えず、下部カテゴリーもなくもちろん入れ替え戦もない。
プロ野球が衰退していっている一つの理由ではないだろうか・・・。
Jリーグにもそうした大会社が経営母体のチームはあるが、そうでない「ローカリズム」を標榜するチームが多数存在する。これこそが、プロ野球との違いだろう。
そして、わが地域にも「アルビレックス」というチームが出来たのだ。
最初は私もほとんど何の感慨もなく、このチームを見ていた。
しかし、ちょっとしたきっかけで「スタジアム観戦」を経験した。
・・・そして、ついに「非日常」を手に入れたのだ。
人間は毎日「たいくつ」な時間を過ごしている。
毎日がほぼ、同じ行動で出来ていて、同じような時間が流れていく。
歳を取ると本当にそう思う。
だが、タイクツな時間を破壊する「非日常」を手に入れることで、人間は人生に「ハリ」を持つことができるのだ。
今でも、はっきりと覚えている。
初めて見に行ったビックスワンで、今シーズン限りで引退を決めたモンティディオ山形の宮沢克行がフリーキックを決めた瞬間を!
ジャンプしたGKの手先をかわしたボールは、クロスバーに当たってからネットを揺らした。
その時の「3万人の咆哮」・・・。総毛立つような興奮・・・。
試合終了の後のスタジアムの外での、見知らぬサポーターたちとのハイタッチ・・・。
40代に入って「完全無欠の中年」(・・・なつかしい!って最近このブログを読み始めた人にはわかんないね。)になっていた私は、完全に「ハマッて」しまった。
あれから10余年・・・。
そのアルビレックスが「最大の危機」を迎えている・・・。
ちょっとしたスポーツファンなら、知っていると思うが9年間守ってきた「J1」のステージから「降格」の危機にさらされている・・・。
コンサドーレ札幌は、残念ながら早々にJ2降格が決まってしまった。
残り降格枠は2。
セレッソ大阪 41
ヴィッセル神戸 39
ガンバ大阪 38
そしてアルビレックス新潟 37
過去に例を見ない「超激戦」の降格争い。
アルビレックスが残留する可能性は・・・。
アルビレックスが「勝って」+3。
そして、ヴィッセル・ガンバともに「引き分け以下」で+1、ないし0。
得失点差は関係ない。
残留できる確率は、かなり低いと言わざるを得ない。
しかし、スポーツの中でもサッカーほど「劇的な出来事」が起きやすい競技もないのである。
「マイアミの奇跡」しかり「ドーハの悲劇」「ジョホールバルの歓喜」しかり。
・・・12月1日(土)我々アルビファンにとっての「世紀の大一番」が、近づいているのだ。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。このブログを読んでいる皆さんも、なにかの「非日常」を手に入れますように。
May
実はアルビレックスのサポーターも昇格時から見るとずいぶん減っている。10年も経つとその「熱」も冷めてしまうということか・・・。