私は中老男である。
今年は雪が少なかった。
だが、その分気温が低い気がする。
だから、春の訪れはいつも通りなんだろう。
でも「花粉」だけは早い感じね。
さて、4月の末のお祭りに向けて「お囃子の笛」の練習をしている。
お囃子の屋台の中には「大太鼓1・小太鼓2・笛4~5」の人員が必要なのだが、ほぼ1日中お囃子を奏で続けるので、それが「二組」必要になる。
つまり18~20人のメンバーが必要なのだ。
しかし、新人で招集できたのは・・・・「5人」
経験者に声をかけて非常招集。
それでも12~13人だろうか。
中でも「小太鼓」がいない。
実はお囃子のなかで「小太鼓」は「最重要の存在」なのである。
大太鼓はお囃子の「華」であり、目立ちたがり屋が担当することが通常。
小太鼓は「冷静さ」と「正しいリズム感」をしっかり持った人でないと務まらない。
小太鼓が乱れるとお囃子全体が収集がつかなくなる。
かなり不安であるが・・・。
考えても仕方がない。
さて、笛の件である。
自分が「教える側」に回ってみると、気が付くことがある。
「やる気のある人」に教えるのは「簡単」だということ。
そうなのだ。
乾いたスポンジはすぐに水を吸い込む。
楽器を教えるのは「感性を伝える」ことなので「知識を教える」のとはかなり違う。
特に和楽器は五線譜で表わされる西洋楽器と違うので、なおのこと「互いの感性」が大切になる。
そういえば時代劇などでも「〇〇町のお師匠さん」てお人が、一対一で小言を言いながら教えている。
あれが和楽器や和の音楽・芸能なんだろうと思う。
日本は学校の「音楽」の授業で、かならず何かしらの「楽器」を経験する。
なので、たいていの人が「西洋楽器」の方式で音楽をやろうとする。
だが、縷々述べているように和楽器は特に「感性」で取り組まないとうまくならない。
これは俗にいう「頭の良い人」ほど、こうしたことが苦手のようだ。
それでも「やる気」のある人は、ゆっくりでも曲を覚えていく。
いまのところ、覚えなければならない「4曲」のうち2曲まではそれなりになった。
週に2日の練習しかしていないにしては上出来だろう。
しかし、前途多難だなぁ。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、やる気を出してことに当たりますように。
May
このUpをしていて思った。和楽器の習得って「英語のコミュニケーション」に似てる。日本の英語って教科はコミュニケーションをとることを目指しているのじゃないもんね。
学科としての「英語ができるとこ」と「英語が喋れるコト」はまったく違うことだもの。