私は前期高齢者寸前男である。
先ほどの昼のニュースで
「日本人アルピニスト滑落」
との報道があった。
「平出和也と中島健郎」両氏である。
世界第2位の山「K2(8611m)」の7000m付近からの滑落だという。
私は登山が嫌いである。
周りには登山が趣味と言い知り合いが大勢いるが、自分は全く興味を持てない。
登山をするくらいなら「グランド100周」の方がいい。
グランド100周は、途中でやめればそれで終わりだが、登山は途中でやめても「下山」しなければならない。
だから登山が嫌いである。
しかし、そのことの裏返しなのか「アルピニスト」という人たちには、とても深い興味を持っている。
何冊かの登山に関する本も読んでみた。
今回の二人は、度々ドキュメント番組に取り上げられている「世界的アルピニスト」だから、知っている貴兄も多いと思う。
このK2登頂を計画していることも、かなり認識されていたはずだ。
平出は45歳。
K2登頂を計画している時点で自分の年齢に言及していた。
アルピニストにとっての40代は、非常にむずかしい年齢で「引退」がチラついていると。
39歳の中島も、アルピニストとしてはベテランなのは間違いない。
むずかしい登頂を得意とし「世界の果てまでイッテQ!」でサポートしたり、
8000m全14座の登頂「竹内 洋岳」氏のダウラギリ登頂時のパートナーであったりする。
「アルピニストは有能であればあるほど遭難しやすい」という。
自分の限界まで攻めてしまい、度々それをこえてしまうからだという。
とにかく、とにかく・・・今は二人の無事を祈ろう。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「求道者たち」の偉大さを認識しますように。
May
当たり前なのかもしれないけれどアルピニストって本当に「小食」なんだね。
「欲」というモノの方向性が普通人と違うのだろうなぁ。