私は初老男である。
日曜日の夜9時。
某BSの番組に「カセットテープ・ミュージック」というのがある。
出演はマキタスポーツとスージー鈴木。(+女性アシスタント)
実は今「お気に入り」なのである。
番組名になっている通り、カセットテープが若者にとっての音楽の最大の媒体だった当時の音楽界を分析しているのであるが・・・。
まあ、80年代を懐かしみながらも、面白おかしく解明している。
そうした中でマキタ&スージーのコンビは絶妙。
さらに元アイドリング(よく知らないけどB級アイドルグループだったらしいです)のメンバーを一人ずつアシスタントしているのが良いアクセントになっている。
Upの内容が・・・・タイトルと全然違う!と怒っている貴兄もいらっしゃるでしょうか・・・。
問題なのは、この番組で取り上げられるのが単純に「歌謡曲」だけでなく80年代の「洋楽」もチョコチョコと取り上げられていることだ。
「ビートルズ」から「ローリングストーンズ」さらに「レッドツェッペリン」「ディープパープル」果ては。。。。
そう「ヴァン・ヘイレン」までテーマにしているのである。
マキタスポーツは初老男より10歳下。
スージー鈴木は初老男より4~5歳若い。
ありがたいことに、彼らの音楽的感性に私はピッタリであり番組を毎週楽しみにしている。
しょうも無いことを縷々述べてきたが・・・・。
つまり彼らから初老男位の人々は「80年代の音楽」というモノにトンデモナイ影響を受けた世代なのである。
しかもこの「80年代」というのは、音楽界において「一大変革期」であることが問題。
とにかくこのことだけで頷いてもらえると思う。
「MTVの放送開始」
Music Televisionが81年に開局して、あの「スリラー」をはじめとするミュージッククリップを24時間流し続けたのだ。
その波の中で、一大ムーブメントとして現れたのが「エディ・ヴァン・ヘイレン」というギタリストである。
私はどちらかと言えば・・・「スティーブ・ルカサー」派であったのだけど。(その当時TOTOは、日本では便器会社の方が有名だったっけ)
それほど洋楽に詳しくない私でも、エディという人が「それまでの音楽を変えてしまったギタリスト」であることは分かった。
ロックギタリストは「ジェフ・ベック」「エリック・クラプトン」「ジミー・ペイジ」が創成期の3大ギタリストである。(わたしの好きなリッチーブラックモアが入っていない・・・・。)
その3人の流れをついに変えたのが「エドワード・ヴァン・ヘイレン」だった。
いまとなっては理解してもらえないだろうけれど、あのギタープレーを初めて聞いた時は私には「全く違った音楽」に聞こえたのだ。
前出のリッチーブラックモアは「どんどん出てくる新しいギタリストは、どれも同じに聞こえる。さらに加速したエディ・ヴァン・ヘイレンみたいだ」とコメントしたという。
グッバイ・エディ・・・・・安らかに・・・・・・。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、歴史的転換点になったギタリストと同時期を生きれたことの幸せを感じますように。
May
マイケルジャクソンのアルバム「Thriller」の「Beat It」の間奏部分はやっぱりエディだったのね。そうじゃないかと思ってたんだ。
他の曲はほとんどスティーブ・ルカサーだって。あの曲のギターソロはルカサーにしてはハジケ過ぎてるもんね・・・。