私は初老男である。
今年は本当に雪解けが遅い。
初老男と自覚するまでの、50年余でもほとんど記憶にないほど雪解けが遅い。
それでも、いつもの通り「ツバメ」はやってくる。
・・・そして、わったしの車の上に大量の「フン」を落としまくるのだ・・・。
全然かわいくない!
と言うことで18日の「マツコ・有吉の怒り新党」での話。
テレビ朝日は、むかしからこの11時以降の番組はとても「うまい番組」を作る。
ここからゴールデンに進出した番組は結構多い。
ただ、元々の形を少しずつ変えてしまったりもする。
「Qさま!」なんてのは、もともと芸人たちを試す番組の一部分が、発展して今のクイズ番組になった。(違ったか?よく覚えていなきけど、はじめからこんな形じゃなかった)
いまだって、ゴールデンには絶対ならないだろうけれど「タモリ倶楽部」って名作がある。
ほかにも「ぷっすま!」(これは、逆に関東ローカルになっちゃったらしいけど)
とにかく、この局は「ちょっと羽目を外す」感じがちょうどいい。
その中でも、最近のお気に入りは「マツコ・有吉の怒り新党」である。
見たことのある人も多いと思うが、マツコデラックス・有吉弘行ともに「毒舌」を売りにしている、今「旬」のタレントだ。
しかも総裁秘書が「あの」夏目三久・・・。
これで品のいい番組になるわけがない。
こうした番組のキャスティングこそが、テレビ朝日の真骨頂でもある。
詳しいことは自分で調べてほしいのだが、この番組後半の「新三大○○調査会」が特に面白い!
過去にも「新三大プロゴルファー猿ベストショット」とか「新三大具志堅用高」とかマイナーなものからメジャーなものまで、結構名物的なコーナーだと思う。
そして、今回の18日の放送でのこの「新三大○○調査会」テーマは・・・
「新三大ゴルゴ13の超一流な狙撃」
であった。
これに関して、小学生でゴルゴを読み始めた初老男としては、ついついひとことUpしたくなったのだ。
①メデジン・カルテル ②フロリダ・チェイス ③スーパー・スターの共演
いずれも「超一流な狙撃」であることに異存はない。
異存はないが、これらが「新三大」に選ばれるべきかどうか・・・。
違う!そんなことが問題ではない。
問題なのは「超一流の狙撃」を三つ選ぶことで「本当のゴルゴのおもしろさ」が誤解されしまったであろうことだ。
ああした形で「狙撃」だけを、取り出して選んでしまうと
「そんなわけねえだろ・・・。」
てことになる。
ゴルゴ13の魅力は、確かにこうした「超一流の狙撃」にもある。
だが、ゴルゴにおいてはどんな狙撃であっても、ほぼ必ず成功するのであるからある意味読みどころではないのだ。
作者自身がそう言っているのだが、ゴルゴの存在やその行動(狙撃を含めて)が「破天荒」なのである。
であるからこそ、そのほかのディティールをちゃんと描かないと「全く現実味の無い話」になってしまう。
ゴルゴの狙撃以外にいかにリアリティを持たせるかで苦労している。故にディティールは本当に細部にわたって描いてあるのだ。
たとえばアメリカ大統領のホワイトハウスの執務室。
これは完全に再現されているし、細かい薬の種類は病気の種類ごとにパッケージ(カプセルかタブレットか粉薬か等度)もキチンと描き分けられているのだ。
なんでそんなことを知っているのかって?
小学生の時からゴルゴを読み始めて40年あまり。それなりのことは調べてあるのさ!
実際には過去のドキュメンタリーなどで、さいとうたかお・さいとうプロの特集などはチェックしているからね。
とにかく、この「新三大○○調査会」に選ばれたことで、今までゴルゴを読んだことのない人が、ゴルゴというのは「なんて馬鹿馬鹿しいマンガなんだ」と誤解した公算は強い。
ゴルゴにおいてのストーリーの秀逸さは、直木賞作家「船戸与一」がそれを担当したこともあったくらいだ。(もちろん、無名の頃だけど)
それくらいにストーリーが充実している。さいとう氏は「劇画ってのは映画と同じ」って感覚で作っているから、エンターテイメントとし耐えるだけの無骨さをちゃんと兼ね備えていることを分かって欲しい。
このブログを読んでいて「ゴルゴ13を読んだことが無い」って人がいたら、是非読んで欲しい。
男と生まれた人には、どこかにはまる要素が絶対あるから!
今回も最後までお付き合いただきありがとう。このブログを読んでいる皆さんも「ゴルゴの魅力」を理解してくれますように。
May
このブログで、どっかにゴルゴのことをUpした記憶があって、探したら・・・なんと、ブログを始めた当初の2006年3月13日にあった。興味のある方は一読を。
今年は本当に雪解けが遅い。
初老男と自覚するまでの、50年余でもほとんど記憶にないほど雪解けが遅い。
それでも、いつもの通り「ツバメ」はやってくる。
・・・そして、わったしの車の上に大量の「フン」を落としまくるのだ・・・。
全然かわいくない!
と言うことで18日の「マツコ・有吉の怒り新党」での話。
テレビ朝日は、むかしからこの11時以降の番組はとても「うまい番組」を作る。
ここからゴールデンに進出した番組は結構多い。
ただ、元々の形を少しずつ変えてしまったりもする。
「Qさま!」なんてのは、もともと芸人たちを試す番組の一部分が、発展して今のクイズ番組になった。(違ったか?よく覚えていなきけど、はじめからこんな形じゃなかった)
いまだって、ゴールデンには絶対ならないだろうけれど「タモリ倶楽部」って名作がある。
ほかにも「ぷっすま!」(これは、逆に関東ローカルになっちゃったらしいけど)
とにかく、この局は「ちょっと羽目を外す」感じがちょうどいい。
その中でも、最近のお気に入りは「マツコ・有吉の怒り新党」である。
見たことのある人も多いと思うが、マツコデラックス・有吉弘行ともに「毒舌」を売りにしている、今「旬」のタレントだ。
しかも総裁秘書が「あの」夏目三久・・・。
これで品のいい番組になるわけがない。
こうした番組のキャスティングこそが、テレビ朝日の真骨頂でもある。
詳しいことは自分で調べてほしいのだが、この番組後半の「新三大○○調査会」が特に面白い!
過去にも「新三大プロゴルファー猿ベストショット」とか「新三大具志堅用高」とかマイナーなものからメジャーなものまで、結構名物的なコーナーだと思う。
そして、今回の18日の放送でのこの「新三大○○調査会」テーマは・・・
「新三大ゴルゴ13の超一流な狙撃」
であった。
これに関して、小学生でゴルゴを読み始めた初老男としては、ついついひとことUpしたくなったのだ。
①メデジン・カルテル ②フロリダ・チェイス ③スーパー・スターの共演
いずれも「超一流な狙撃」であることに異存はない。
異存はないが、これらが「新三大」に選ばれるべきかどうか・・・。
違う!そんなことが問題ではない。
問題なのは「超一流の狙撃」を三つ選ぶことで「本当のゴルゴのおもしろさ」が誤解されしまったであろうことだ。
ああした形で「狙撃」だけを、取り出して選んでしまうと
「そんなわけねえだろ・・・。」
てことになる。
ゴルゴ13の魅力は、確かにこうした「超一流の狙撃」にもある。
だが、ゴルゴにおいてはどんな狙撃であっても、ほぼ必ず成功するのであるからある意味読みどころではないのだ。
作者自身がそう言っているのだが、ゴルゴの存在やその行動(狙撃を含めて)が「破天荒」なのである。
であるからこそ、そのほかのディティールをちゃんと描かないと「全く現実味の無い話」になってしまう。
ゴルゴの狙撃以外にいかにリアリティを持たせるかで苦労している。故にディティールは本当に細部にわたって描いてあるのだ。
たとえばアメリカ大統領のホワイトハウスの執務室。
これは完全に再現されているし、細かい薬の種類は病気の種類ごとにパッケージ(カプセルかタブレットか粉薬か等度)もキチンと描き分けられているのだ。
なんでそんなことを知っているのかって?
小学生の時からゴルゴを読み始めて40年あまり。それなりのことは調べてあるのさ!
実際には過去のドキュメンタリーなどで、さいとうたかお・さいとうプロの特集などはチェックしているからね。
とにかく、この「新三大○○調査会」に選ばれたことで、今までゴルゴを読んだことのない人が、ゴルゴというのは「なんて馬鹿馬鹿しいマンガなんだ」と誤解した公算は強い。
ゴルゴにおいてのストーリーの秀逸さは、直木賞作家「船戸与一」がそれを担当したこともあったくらいだ。(もちろん、無名の頃だけど)
それくらいにストーリーが充実している。さいとう氏は「劇画ってのは映画と同じ」って感覚で作っているから、エンターテイメントとし耐えるだけの無骨さをちゃんと兼ね備えていることを分かって欲しい。
このブログを読んでいて「ゴルゴ13を読んだことが無い」って人がいたら、是非読んで欲しい。
男と生まれた人には、どこかにはまる要素が絶対あるから!
今回も最後までお付き合いただきありがとう。このブログを読んでいる皆さんも「ゴルゴの魅力」を理解してくれますように。
May
このブログで、どっかにゴルゴのことをUpした記憶があって、探したら・・・なんと、ブログを始めた当初の2006年3月13日にあった。興味のある方は一読を。