完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

誰しろ、かならず感じる疑問   ~「いつから○○すれば・・・?」~

2016年03月21日 | Weblog
私は初老男である。



いったいどうしたことか?


ブログを二日続けてUpするなんてのは、何年ぶりだろう?


・・・なんて言っても、内容は「薄い」けどね。



ということでの「いつから○○?」であるが・・・。





2・3日前の話であるが、バスに乗ったのである。



大して珍しい話ではないと思っている諸兄も多いと思う。






しかし、地方都市であっても公共交通機関の充実している地域ならいざ知らず。



豪雪地帯の田舎に暮らすと「バスに乗る」というのは、年に数回しかないのである。



ということで、バスに乗った。



あったりまえであるが、バスには「優先席」がある。


私が乗り込んだら次々に席が埋まっていき、その「優先席」しか残っていなかった。



私は迷った。



           「座っていいものだろうか?」




と、考えるより早く私はその席に座っていた。



そして、私の隣に確かにどう見ても70代の御夫婦が「すいませんねぇ」と言いながら座った。



         「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」





これもあったりまえであるが、人間は歳を取る。



そして、あったりまえであるが、それは「時の積み重ね」であり、50歳の人間は1年という時間をかけて51歳になる。




まわり口説くなっている。



つまり



       「55歳の私は、『優先席』にすわっていいのだろうか?」



                                  と思ったのだ。





また、困ったことに「55歳」といっても「そう見える人」と「そう見えない人」がいる。






私は中学生のときから「白髪」があった。そして、今現在は頭髪の「ほぼ98.78943049%」くらいが「白髪」である。



ただ、近しい人たちからは「肌の色つやは、40代」と言われている。




結局、私は20分後の「終点」まで「優先席」に座っていた。




「完全なる初老男」を自認してる私は「優先席にすわること」を許されるのであろうか・・・・?




これを読んでいる若い人たち(少ないと思うけど)は、笑うかもしれない。



しかし、初老男を自認していると言いながらも、本当の意味での「老い」というものを自覚できる人間なんていない。



だから「優先席」に座ることに「躊躇」するのだ。もしかすると、それは「相対的」な問題であって、バスに乗っている人たちの平均年齢を調べそれよりも自分が上か下か考えた上で・・・・・。


バカか?私は?



ということで、55歳の私は「優先席」にすわっていいのだろうか?



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、いつかはこんなことを悩むようになる時が来ることを自覚しますように。




         May



超高齢化社会がくると、55歳でも「当然バスで立っていなければならない」時が来るんだよね。





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仕方のないことだろう・・・。      ~ゴルゴ13における時代変化~

2016年03月20日 | 
私は初老男である。


すっかり雪が消えて、豪雪地帯の我が地域では一か月ほど季節を先取りしている感がある。


この春からはある事情で、気持ちがあまり落ち込まなくてすみそうだ。



今私の手元に2冊のゴルゴ13がある。


2冊は最近コンビニで買ったものだ。


「ゴルゴ13別冊No.191(巨人共のシナリオ,もうひとりのプロフェッショナル,ミクロの油田)」



「ゴルゴ13ENCORE VOL.17(フルマーク,雪上の悪魔他4篇)」



いずれも、大変面白く読めたのだが、この2冊にはずいぶん差があるように思える。


アンコールの方は、とても印象深く、タイトルを聞いただけで内容が思い出せるが、最新刊の方は、面白かったが印象に残りにくい。



おもえば、私がゴルゴを初めて読んだのは小学生の時だった。


内容が理解できたわけではないが「砂漠に裸の女性が悶えながら死んでいくシーン」が、強烈に印象に残っている。



あれから40年余り。



ここ数年のこのシリーズも、もちろん欠かしたことはないし面白く読んでいる。


基本的に40年の間に起きた政治・経済・スポーツ関係のエピソードをネタにしたものが、燦然と盛り込まれたゴルゴである。


しかし、あまりに世界の状況が複雑になりすぎ、個人レベルであっても「パソコン」「スマホ」などを持っているのが当たり前になりつつある。


こうした状態は、昔の名言が証明しつつある。


そう「事実は、小説より奇なり」だ。


そうした中で、ゴルゴが以前のような印象深いエピソードを残すことは、難しくなってきているのではないだろうか。



数あるゴルゴの中で、内容までキッチリ覚えている射撃は多いが、私の「ベスト3」を選ぶとするならば。




   「すべて人民のもの」   「2万5千年の荒野」   「雪上の悪魔」




あくまでも、わたしの感覚であり、内容的に素晴らしいものはほかにもたくさんある。



「すべて人民のもの」は、数あるゴルゴの出生の秘密に関するエピソード。ゴルゴの兄弟と思われる人物・母親と思われる人物の描写が印象的。


「2万5千年の荒野」は、3.11を経験した日本人には、身に詰ませれる内容。初めて読んだときは、いつかこのような事態が起きるのでは?と不安になったものだ。(ちなみに1984年7月発表)


「雪上の悪魔」は、2冊目のアンコール17にも収録されているが、短編ながら非常に印象深い内容。いつも言葉少なのゴルゴだが、セリフは一言もない。



ゴルゴ13は、完全分業制で「映画製作」に近い形で作られていることが特徴だが、つまり脚本が様々な形で持ち込まれ劇画化される。


そうして意味でも「脚本」の部分に40年間の変化である「あふれる情報」などが、ゴルゴから「印象深いエピソード」を奪い去ってしまっている。


さらに、さいとうたかを氏も当年80歳にならんとしている中で、ゴルゴ13の終わりも近いのだろうか…?


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、劇的に変化する現在をしぶとく生き抜いていけますように。



               May



「小学生」が「初老」になるまで続いている漫画があるというだけで「偉大」なんだけれどね。

















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