私は初老男である。
・・・・・鳥肌が立っている。
先程7時頃にテレビをつけたら、全豪オープンの4回戦「錦織vsカレノブスタ戦」のLIVE放送がされていた。
2セットダウンの4ゲームオール。
どうにも、錦織の体が重そうに見える。
対してのカレノブスタは元気いっぱい肌の色つやもいいし「若いなぁ」って見える。(実は27歳で錦織より2つしか若くなかったけど)
プレースタイルもカレノブスタの方が、のびのびやってる印象。
「さすがの錦織もここまでか・・・・・」
と思って夕食に行った。
夕食後ゆっくりと風呂に入り、部屋に戻ってテレビをつけると・・・・。
なんと!まだ錦織は戦っていた。
2セットオールのファイナルセット。
しかも1ブレイクUpのリード。
信じられない。。。。
私は初老となってからは、へんなジンクスがあって自分が中継を見ていると「贔屓の選手が勝てない」というのがある。
ジリジリしながら観ていたが、とても見ていられず録画ボタンを押して、もう一つの関心事にチャンネルを回す。
アジアカップvsサウジアラビア戦である。
こちらはすでに試合が動いていて1-0で日本がリードしていた。
結局、サッカーの方は点がこのまま動かず日本がベスト8に勝ち上がった。
アジアカップの話は、もう少し日本が勝ち進んだらUpしようと思う。
その間もチョコチョコとチャンネルを錦織戦に合わせてみるが、ヒヤヒヤするばかりの展開。
第6ゲーム長い長いデュースの果てに錦織がキープする。
そして錦織リードのまま錦織の5-4のサービング・オブ・ザマッチ。
だが、ここで錦織が痛恨のブレークダウン。
もうすでに有名であるから、このブログの読者の貴兄はご存じだろうけれど・・・・。
錦織のファイナルセットまでもつれ込んだ時の勝率はなんとほぼ「75%」なのである。
「4戦に3勝」するのである。
しかし、ネガティブは私は「4戦に1回負ける」と感じてしまう。
しかも私が疫病神だし・・・・・・。
そして、この全豪から採用された「10ポイントタイブレーク」に突入した。
錦織はすでに、この新しいシステムを経験している。
テニスをやったことのない人には、普通の12ポイントのタイブレークと何が違うのか?と思うと思う。
これはある意味「全く違う」といっていい。
「相手と2ポイント以上離して7ポイント取る(2ポイント離すまでポイントは続く)」というのと「10ポイントに先に届けばよい」のでは、戦略的にも精神的にもかなり違ってくる。
錦織は最初の1ポイン以降は、ずっと後手に回る。
ミニブレイクをすると、すぐに自分にもミスが出る。
そして、問題の錦織3ポイントダウンの「5-8」からのポイント。
錦織のサーブからカレノブスタのリターン。
中央へ浅いボールが返り、錦織それをフォアで叩いてネットへ。
カレノブスタのダウンザラインのショットは、ネットに当たり少し跳ねてライン際へ落ちた。
錦織があわててカバーしオープンコートへ決める。
そして、錦織のボールが決まるか決まらぬかの時にラインジャッジが「OUT」のコール。
カレノブスタがそのコールにチャレンジ。
チャレンジは成功して「IN」であるが・・・・判定は変わらず錦織のポイントで6-8。
カレノブスタとしては、ラインジャッジが「OUT」のコールをした時点でプレーが中断しているはずだから、ポイントのやり直し(錦織のサーブから)だといいたかったのであろう。
主審は「IN」であっても錦織が、そのあとのショットで決めたから彼のポイントだ。という判断をしたのであろう。(確認してません。正式な発表を待ちましょう)
結局、錦織は5-8から1ポイントも落とさず最後は「サービスエース」で試合を決めた。
中継では写していなかったが、カレノブスタが自分のトーナメントバッグを投げつけて怒りを爆発させていた。
錦織に怒っていたのではない。ちゃんと握手もしたしハグもしていた。
しかし、やはりあの5-8からのポイントは錦織のポイントだろう。
カレノブスタがあれだけ拘ったのは、やはり錦織の粘りが怖かったし、事実それから彼は1ポイントも取れなかった。
錦織圭は今、間違いなく最高の状態になっている。体力的には消耗しているだろうけれど。
次はあの「ジョコビッチ」戦。
14連敗中・・・・。
しかし、テニスのゲームだけは「やってみなけば分からない」のである。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、錦織圭の活躍を目に焼き付けますように。
May
今大会のジョコビッチの総試合時間と錦織の総試合時間の差は「4時間」もあるという。
・・・・・そんなもん、関係あるかい!