完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

「断絶」の意味      ~2軒の店が閉まった~

2012年09月28日 | Weblog
私は初老男である。

やはり「暑さ寒さも彼岸まで」

しかし、今年はその落差が大きすぎる。

9月の中旬に熱帯夜が来て、その数日後の最高気温が20度に届かないのでは順応する体の方がどうかしている。

そんなこともブログUpの遅れの理由にするのはズルイだろうか?


と言うことで、私の近くの店が2軒続けて閉店した。


一つは食堂。

私が高校生の頃には、たいそう繁盛していた大衆食堂。

よく町にありがち平凡な食堂なのであるが、今月末で閉店だという。


名物は両面をカリッと焼いた厚いチャーシューののったチャーシューメン。

昔ながらのしょうゆ味に、メンマと炒めたもやしと刻みネギがチャーシューの脇を固める。

値段はちょっと高めの900円。


一度店舗を改装して、オープンキッチンになってこの値段になった。改装前はもう少しチャーシューが薄くて100~150円ほど安かったなぁ・・・。(そっちの方がよかったような気も・・・)

店は大将と和服でずっと通しているおかみさん。もう、65歳を超えたろうか。それに数年前まで娘さんが手伝っていたが、今は従業員のお姉さんがひとり。

後継者の問題が一番なのかなぁ・・・。


そして、もう一軒は・・・。

酒屋。(飲み屋ではない)

わが地域も、酒の量販店は幾つかある中でも結構有名だったのだが・・・。


私のその店に行って、酒を眺めるのが「趣味」でもあった。平気で30分くらいは眺めている。


その店は「酒全般」に力を入れている店だった。

特に焼酎・ウィスキーの品ぞろえはなかなかのものだ。

若いながら3000種類の酒を飲んだことがあるという店長さんと、いずれ話をしてみようと思っていた矢先に・・・。

結局、わたしはその店で大した酒を買わなかった。

そんな私が言うのもなんなのであるが、結局「アルコール好き」は多いが「酒好き」は少ないってことだ。

ほとんど何の癖もない甲類焼酎を水やお湯で割って飲むことで晩酌にしている人が多い多い。

酒の売り上げの7~80%がビールだという話がある。

それに甲類焼酎を組み合わせると酒屋の売り上げの90%近くがその二つで占められていることになる。

最後の10%を大切にしている酒好きが支持する店は・・・生き残れないってことだな。


変人を自認する初老男には、どんどん楽しみがなくなっていく。悲しい浮世なのである。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、閉店の店の思い入れを忘れませんように。


            May


本当はいろんな店が、毎日しまっていっているんだろうな。

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ことしの収穫おわりました。   ~稲作農家の悲哀~

2012年09月19日 | 農業
私は初老男である。

最近少々Upの間が空いた。(っていつものことだといわれそうだが)

一つの理由が「稲刈り」に時間を取られていたからだ。


稲作農家にとって一年の総決算事業である。


私が稲作農業を主体となってやり始めて10余年。

今年はその10数年の中でも「非常にむずかしい」年だった。


猛暑日が延々と続きほとんど雨らしい雨が降らない夏。

そう、おととしがこんな感じだった。


稲作は、というより農業のすべては、ほとんど「天気まかせ」の商売だから宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のように、ヒドリノトキハナミダヲナガシ  サムサノナツハオロオロアルキなのである。

まあ、賢治の時とは違ってナミダヲナガシただけで終わらせはしないが。

とにかく、例年と違う稲作のつらさが身に染みた年だった。

毎年毎年出来上がった「ブランド米」には、自信たっぷりとはいかないが、それでも今の自分にできる精一杯の精魂は込めたつもりだ。

皆さんの口に入った時に「感動させるだけの力」はあると信じている。


最後に宮沢賢治の最高傑作の全文を記しておく。心に染み入る私の理想の百姓の姿だ。


 「雨ニモマケズ」

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラッテヰル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノノ

小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ


今回も最後までお付きあいいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、デクノボーと呼ばれますように。

          May


サウユウモノニ ワタシハナリタイ

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「ダブル・ファンタジー」読み終わりました    ~遂にバケた女流作家~

2012年09月17日 | 
私は初老男である。

おもしろくない芸人が何かをきっかけにブレイクする事を「バケる」などという。

元猿岩石の有吉などはその典型だろう。そうあの「毒舌」がきっかけに。


これはほかの職業にも言えることだ。

ずっと、注目していた女流作家がいる。

村山由佳という。


細かいことは、私がここで説明するより自分で調べてもらった方が簡単なので、そこんとこヨロシク。


彼女は


      「ダブル・ファンタジー」



で、文字通り「バケた」と思う。

3年前の本のことを今頃書いて、本当の読書家の方から「今頃何を言う!」と怒らせれそうだが・・・。


実際、この小説は現代文学界において珍しい「三賞受賞」という離れ業をやった。

ただ、彼女のファンとしてはひとこと忠告しておきたい。


残念ながら、彼女の最初の受賞作「もう一度デジャ・ヴ」や「天使の卵(エンジェルス・エッグ)」を「ダブル・ファンタジー」より、かなり前に読んでおかないと、本当の「ダブル~」の意味はわかるまい。


「作家」なる職業は、結局ヌード・ダンサーと同じで、自分の「恥部」を切り売りするのが商売である。

いや、失言だ。「恥部」ではなく「経験」であろう。

村山由佳も例外ではない。

どころか、その「経験」を一番効果的な形で具体化して「バケた」のだ。


調べれてみると、この小説はやはりかなりノンフィクションに近いのだろうと想像できる。


「柴田錬三郎賞」「中央公論文藝賞」「島清恋愛文学賞」の三賞の審査員も単にこの小説だけを評価したのではなく、一連の彼女のイメージから、直木賞作「星々の舟」を経ての本書の「バケ具合」に対しての選出であろう。


ただ、いま私が恐れているのは彼女のブレーキが完全に壊れてしまい、自己を見失ってしまうことだ。

文学と言う化け物に「呑み込まれて」しまわないかを危惧している。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも好きな作家を見つけ増すように。

        
           May


しかし、この人の人気作品「おいしいコーヒーの入れ方」は、完全の終わらせ方を間違った感があるね。もっとも、この作品は「キスまでの距離」で終わるはずだったんだからな・・・。
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苦戦した今クールのドラマたち    ~まあ、仕方ないか~

2012年09月10日 | テレビ
私は初老男である。

さて今クールのドラマの視聴率が低迷していることが話題となった。

猛暑の上にオリンピックという一大イベントがあったので、視聴者の感覚もくるってしまったのが第一の原因だろうが、現実のドラマ自身に魅力がなかったのも本当だろう。

昨日の夜(日曜日)も、9時からのドラマをちょこっと見て、これがあの「JIN」と「マルモリ」(ドラマ名が違ったっけ?)の熱いバトルを繰り広げた時間帯かとため息が出た。

まあ、近年ドラマもどんどん進化してその素材・原作不足気味であるから、致し方ない部分もある。

子役ブームの先頭を行っていた芦田愛菜などは、残念ながらすでに「賞味期限」が切れている。

こうしたときの子役というのは、本当にかわいそうだ。

いまや加藤清史郎って誰だ?って感じだものな。

さて、そうした中でやはり健闘しているのが某国営放送。

朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」は、前作「カーネーション」を上回る視聴率と人気を誇っている。

実は私もこのドラマを見ている。

いいわけがましいが、このドラマをみたいのではなくBSでその前に「ゲゲゲの女房」の再放送をやっているので、その後つい続けて見てしまっているのだ。

その上でいわせてもらうが「梅ちゃん先生」は、物語としてはあまりよい出来ではない。

キャストの良さと、各俳優の演技力でその内容の薄さをカバーしている感が強い。

まあ、高橋克実・南果歩・倍賞美津子・片岡鶴太郎・小出恵介・鶴見辰吾なんてメンバーは、民放ではそうそう集められるものではない。

だいたい主人公を「堀北真希」にした時点で、私はかなりがっかりした。

しかし、最近この女優も、少しはうまくなったなと思うようになった。

演技は相変わらず素人臭いが「間」をとれるようになったようだ。

後一ヶ月ほどで終了になるが、まあ、先々に劇的なエンディングが待っていることが無いと予想できるから、これほど安心できるのも珍しい。

私はこの後の夏菜のドラマに期待しているのだ。オーディションを2度落ちて3度目の正直で、主演をつとめることになったという。

当たり前だが、今回のものとは全く違ったものになるだろう。


何にしても、昭和生まれの初老男は初代「テレビっ子」なのである。

そのテレビっ子は実は良い「ドラマ」の出現を心待ちにしているのだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、視聴率のUpに貢献しますように。

             May


某国営放送で始まった、渡辺謙の「負けて勝つ」は、かなりおもしろいよ。
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そろそろはじめないと・・・2   ~秘密兵器の正体~

2012年09月10日 | ナイト・ウォーカー
私は初老男である。

先回のつづきをUpしようと思う。


思えば「ダイエット」と言うのは、人類の永遠の課題だろう。

大体、人類はその存在が始まって何万年の間「飢え」と闘ってきたのだ。

食物があればとにかく食べてしまう。食欲は本当に「原始的な」欲求であるから仕方がない。

本当に人類が「飢えなくなった」のはつい最近のことなのだから。


生物の本能として食物を確保することは最優先の事項だ。

しかも何万年の所の騒ぎではなく、昭和36年生まれの私であってもいかに他の兄弟よりも「おいしいもの」を「たくさん」手に入れるか腐心したものだ。

その時に今現在の歳に「メタボ検診にひっかかる」のことなど考えもしなかった。

そうした意味では、今は保育園・幼稚園の時からこの「食」の問題がクローズアップされているのは決して悪いことではない。

しかし、情報が多くなってもそれを行うのは「人間」である。

何より子供の健康ことを考えて、それを実行してやるのは「親の義務」だということを忘れないでほしい。

・・・最近とんでもない「親」が増えた。

5歳の息子を縛り上げビニール袋に包んで放置しておいて「しつけのつもりだった。殺すつもりはなかった。」とのたまう41歳の母親とかが存在する現実についついマクラを振ってしまった。


さて、勿体をつけすぎた。

「秘密兵器」の正体を明かそう。


それは

     パソコンソフト  「ダイエット7」

                       である。


知っている人にとっては「な~ンだ」と言われそうであるが、このソフトはかなりの「優れもの」である。

実は7~8年前に、フリーソフト版のこのソフトを使ったことがある。それによって、あまり苦労もせずに2kg体重が落ちた。


一時期「レコーディング・ダイエット」なるものが、流行したことがあるのを覚えている人も多いと思う。

食べた物を全部ノートの記録しておくことで、自分の食を見直しながら体重を減らして行くと言うダイエット法だ。

この方法は最初はよいのであるが、ある程度ダイエット効果が出てから、壁にぶつかったときはちゃんと食べたもののカロリーを計算していかないといけなくなる。

そうしたときに、面倒くさくて続けられなくなってしまう。

私がそうだった。


そのことが面倒でない人はそれでよいのだが、そこでくじけてしまう人も多いのではないだろうか?

その部分を解決してくれるのが、この「ダイエット7」である。

うろ覚えのデータで申し訳ないが、京都あたりの大学教授が作ったらしき話があり、使ってみるとわかるのだが、献立・食材にいかにもそれらしいものが多々現れる。

とにかく、自分の食べたものをアイコンで各食事の欄にクリックすることで、レコーディングしていく。

つまり、手で紙にレコーディングするのではなく、パソコンに入力することでレコーディングをする。

そして、入力したものを自動で計算して記録してくれる。

何よりもありがたいのは単純に体重が減るだけでなく、その日の栄養の偏りも示してくれるので何を食べたりなかったかが一目瞭然になる。

それによって、体の調子も良くなってくる。

使い方によっては一日の献立をシュミレーションすることもできるのだ。


ダイエットにおいて、何をどれくらい食べていいのかを知らせてくれる「お抱え栄養士」が欲しいと思ったことは無いだろうか。

このソフトはほぼ、それに近い存在なのだ。


もちろん、運動の部分も入力することで活動カロリーも計算してくれるし、シェアウェア版であれば血糖値とか、目標体重への減り具合、体脂肪管理等々の様々なダイエット要素が確認できる。


事実、ほんの3日ほどの私の体重は1㎏以上減った。

なんてったって、いかに自分の「食」が乱れているかがはっきり目に見えて分かるのだ。

その数字をみると、ついつい食べることを無意識にセーブするようになるし、脳が反応するのか少量の食事で満腹になってくる。

コツは、とにかく「正直に入力すること」だ。

ついつい、食べた量を減らしてみたり、食べたのに入力しなかったりするのは「厳禁」

そして、入力するのさえ「面倒だ」って人は・・・。


はじめから「ダイエットは無理だった」と思うべきだろう。


まあ、私がこのソフトを使いながらダイエットに挫折したのも、それが原因だったけど・・・。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、ダイエットに成功しますように。


                May


ナイトウォーク&ダイエット7のセットで、私はとりあえず「5kg減」を目指します!



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そろそろはじめないと・・・    ~ダイエットとナイトウォーク~

2012年09月07日 | ナイト・ウォーカー
私は初老男である。

もうずいぶん更新していないが、カテゴリーに「ナイトウォーカー」がある。

これが更新されないということは・・・。

「ダイエット」も、さぼっていたということだ。


前の「ナイトウォーカー」を読んでもらうとわかるのだが、メタボ検診にギリギリで引っかかり指導を受けている。

まあ、一番軽い指導で半年後に現況を知らせるようにと、返信用の封書が届く。



・・・胴囲(へそ回り)・体重・血圧を測って、今の取り組みを書いて送れと言う。

実際、その日は連休明けで少々・・・。

血圧計は無いので書かなかったし、胴囲は測ってみてびっくり!


大体、前回のダイエットの最大の理由は「入るスラックスがなくなった」からだ。


と言うことで、大体適当に書いて送っておいた。


ともあれ、このまま年末の人間ドックを受けるわけにはいかない。

大体、どうすればよいかは分かっているのだ。


こうなれば、いよいよ「ナイトウォーカー」に戻るしかない。


まあ、今年に入ってからもまったく「ナイトウォーク」をやっていなかったわけではない。

週に2度くらいの割合で45分程度のウォークはやっていたのだが、なにしろ「気合」が入らない。


まず、何をしたか?

そう、私のようなミーハーな男は「形・ファッション」から入っていく。


うまい具合にリーズナブルな「ウォーキングストック」が、手に入り、次にウォーキングウェア、ヘッドライトetc。(すべてリーズナブルなものね。)

こんな風に用品をそろえると・・・「やらないわけにいかなくなる!」

いかなリーズナブルと言っても、まあ、それなりのお金が出て行ったわけで、初老男にとっては
無駄使いは許されない。


昨年は、時間のないのにかまけて少々無理をした。

回数が少ない分を「負荷」で取り戻そうとしたのが、間違いの元だった。

この場合の「負荷」とは、つまり無理にウォークをJogにしたり、リュックに10kg以上の重りを入れて背負いいつも通りにウォークしてみたり・・・。

ある意味「一番やってはいけないこと」をやってしまった。


そうするとどうなるか?

簡単な話である。


体が「悲鳴」を上げるのだ。

右膝に痛みを感じ、少し「腫れ」も出てくる。

そのうちに和便器ではちゃんとしゃがめなくなる。

遂には痺れて感覚が鈍くなる。

なじみの「接骨医」に1ヶ月以上通ったが、かんばしくない。


しぶしぶ整形外科医に相談に行くと・・・。


「膝に水がたまってるね。とりあえず湿布して薬を飲みなさい。それでもダメなら水を抜かないとね・・・。」


膝に水がたまるのは、遺伝的なことは無いと整形外科医はいったが、私の母親は同じく右膝に水がたまって晩年は「引きずる」と言うより右足だけひどく「外を向けて」歩いていた。

結局、水を抜くところまではいかなかったが、いまだに「不安」という厄介な症状が消えない。


まあ、50歳という半世紀を生きてきた体が、生まれたての子供ような無傷の訳がない。

どう考えても生涯の後半に差し掛かっているのだ。

「心」と言う私を支えている「体」も、間違いなく私なのだから、それなりの「気」を使ってやらねば。


その経験からも、三つの結論に至った。


     「無理はいけない」「体の呟きを聞き取れ」「根性とは無理と同語」


そんなことでダイエットが成功するのか?と疑いの諸兄もいるだろう。

そう、じつは私もそう思う。


まあ、実は「秘密兵器」を手に入れたので、それにかけようと思う。

少々長くなったので、パート2に続く。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも人間永遠のテーマ「ダイエット」に成功しますように。


                May


本当に「ダイエット」はむずかしいね。そりゃそうだ、人間って生き物が「飢えなくなって」まだ数万年しか経ってないもん。それ以前は、とにかく「食糧確保」が「人生」そのものだったのだからね。



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そうだったのか~!     ~中国関係の本3冊読みました~

2012年09月03日 | 
私は初老男である。

人間は「初老」になると、ささやかな「悦び」をもらえることがある。

若いときに疑問に思っていたことの「答」が、ある日突然見つかるのだ。

それは本当にうれしいものだ。

ことに「知的好奇心」を満たされる時に、初老男はえも言われぬ悦びを感じるのだ。


私のライフワーク(カテゴリーの「ライフワーク」を参照)の、スピンオフ的な興味として「東アジア史」がある。

「大東亜戦争」(太平洋戦争とは呼ぶべきでない)の、最大の山場はもちろんアメリカとの太平洋をはさんだ海とその周辺の群島での戦闘だろう。

しかし、そのアメリカとの戦争の大義名分にしていたものが「東アジアでの共存共栄」いわゆる「大東亜共栄圏」であった。

となれば、日本を恐怖に陥れた維新期の「阿片戦争」での「清国の没落」が直接的間接的に日本を戦争に突き進ませた原因でもある。

つまり、中国を中心とした「韓国・北朝鮮・台湾」の歴史自体が、大東亜戦争に大きく関わっていることを無視して話は進められない。


前置きが長くなったがタイトルの通り、3冊の中国関係の本を読んで目から「ウロコ」がおちだのだ。


       
     「私はなぜ『中国』を捨てたか」「中国人の正体」 石 平著


           「中国人と日本人」   邱 永漢著


の3冊だ。


これまで中国に関心を持ち、若いときには「憧憬」さえも感じていた私が、どうしても理解できなかったことをこの3冊の本は完全に解決してくれた。


前2冊を書いた「石平」氏は、ほぼ私と同時代の帰化日本人であり、毛沢東・共産党に「人民解放」の夢を託し、無残に砕け散ったことの反動で日本の本当の良さを日本人よりよく理解している。

後1冊の「邱永漢」氏は、今調べたところつい先日5月に逝去しているが、この本を私はもっと若いときに読んでいれば、数十年も悩まずに済んだのに・・・。と悔しい思いをさせてくれた株の名人で「金儲けの神様」である。


様々なドキュメント番組を録画し、それに関連した本などを読んでほぼ暗誦できるくらいに「毛沢東」から「小平」時代までの中国史を勉強した。

しかし、どうしても「或る一点」において判断を下せない事象があった。

それをこの3冊は完全に言い切っている。

そう「毛沢東は『善人』ではない」と言うことを。

共産党と言う道具は彼の欲望を満たすために使われた道具だということを。


中国と言う大国に新しい時代を開いたのは、そうした「私欲」を極力抑えることのできる人だと私は信じていたかった。

現に日本においては、記憶・記録に残る政治家・偉人はほぼこの定義が当てはまる。

人口が多く、頂きにいる政治家がこうした人間だと国民は本当に不幸だということ。


あまりに興奮しすぎて、まとまらない。

最後にこの3冊の本から、私が一番教えられたことを記して次回以降につなぐことにしよう。

東アジアの国々において「国」を一番信頼しているのは「日本人」だということ。

中国人は「国・共産党」など、信じてはいないということ。(正確に言えば長い歴史の中で信じることができなくなってしまったと言うこと)

私たち日本人は「世界に誇れる豊かな心」を持っているということ。

しかし、中国人と付き合うときは、その「豊かな情感」など何の意味もないということ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも歳を重ねることに、得も言われぬ「悦び」が待っていることに気が付きますように。


      May


中国人は私の憧れてた「大陸的仙人」ではなく、時代に翻弄された「憐れな農奴」ばかりなのだ・・・。









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