完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

中年の自覚を呼ぶもの  ~鬼籍に入った芸能人~

2006年09月29日 | 
私は中年である。
すっかり、田んぼに稲が無くなった。
「ワクワク」するようで「うんざり」する。

不安で不安で仕方が無いくせに気分が高揚して
仕方が無い。そんな、初秋がおわり中秋に
なろうとしている今日この頃だ。

そんな中で人生でも「秋」を迎えようとしている
「中年」である。

さて、私たちにとっては非常に「懐かしい」存在、丹波哲郎が
逝去した。「ボス」という呼び名が一番似合っていた男優は彼だろう。
(私らより数年年嵩の人たちにとっては「石原裕次郎」だろうけれど
 ・・・けど、裕次郎より丹波さんの方が年上か?)

土曜の夜は、まず「まんが日本昔話」そして「巨泉のお笑い頭の体操」
(もしくはクイズダービー)お待ちかね「8時だよ全員集合!」を見て、
トリは「キイハンター」(もしくはGメン75)だったねぇ・・・。

本当のところ、時空のズレがあるかも知れませんが「中年」の皆さんは
分かりますよね。その雰囲気・・・。
まだ、世間のみんなが同じテレビ番組で話を共有できた時代の話。

僕らにとっての「ボス」丹波哲郎に合掌。

最近、歳をとった芸能人が逝ってしまうことが多くなった。
(まあ、当然といえば当然なのだが・・・)
そうしたことを、若いときはたいしたこととは思わなかった。

こうして肉親以外では「一番身近な存在」の芸能人たちを
送ることで、自分の「歳や死」について意識するようになっていく。

「中年」になるって、こういうことの積み重ねなんだってこの頃思う。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

丹波哲郎はスピード違反で捕まりそうになったとき、窓を半分開けて
「Gメンだ!」と言ってその場を逃れたことがあるそうだ。

                        may










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懲りない猿たち  ~飲酒運転撲滅!~

2006年09月26日 | Weblog
私は中年である。
家の稲の収穫が終わり、ほっとしている。
農家にとって一大事業の区切りが付いたのである。

もう少し若いときは、思い切り羽目を外したものだが
今はすぐに「次のこと」を考えて、ついつい羽目を
外しきれない「中年」である。

人間はなんて愚かな生き物だろう。本当にそう思う。

福岡での22歳の市職員の「飲酒運転」からの「幼児3人殺害」
(間違えているのではない。あれは、間違いなく「殺害」だ)
事件は衝撃的だった。

しかし、それから飲酒運転からの事故は減るどころか増加して
いるようにさえ思える。


数年前のことであるが、夏のある日私はコンビニの駐車場で
信じられないものを見た。

コンビニから出てきた土建会社の社員らしき髭ボウボウの若い男が
「キラキラ光る500ml缶」をおいしそうに飲みながら、国道に
左折していったのだ。午後5時を少し回った頃の時間だ。

全く別の日の話。

私は高速道路をバスで移動していた。北関東から東京に向かっての
高速道路は直線の部分が多い。私は何気なくバスから下の車を
見下ろした。

愕然とした。直線コースが続くこといいことにハンドルの上に
「マンガ本」を広げて読みながら運転しているおじさんがいたのだ。

これは「あまり珍しくない」と言われそうだが、膝に犬や子供を
乗せたまま車を運転している人たち・・・。もし、ハンドル操作を
間違えて衝撃が来たとき、自分が助かっても膝に乗っている犬や
子供は間違いなく「死ぬ」

奴らは人間ではない。「猿」だ。

人間なら他人の「失敗・間違い」を自分のこととして行動に
生かすことができるはずだ。
(・・・もちろん、そんなに簡単だとは思っていないが)

しかも、幼い子供3人が死んだのだ。そのことの重みを自分の
こととして感じる感受性が無い人は人間ではない。「猿」だ。

幼い頃から自分勝手な親に育てられてたせいか、私は
「他人に起こりえることは、当然自分にも起こりえる」としか
感じられない。

私には子供を失った親の気持ちも、ひき逃げをした男の気持ちも
両方が身にしみて分かるのだ。

現に私は母を事故で亡くしたし(しかも親父の運転した車で・・・)
私自身が別の交通事故で人生の方向が変わった経験もある。
ここではまだ、そのことの詳しいことをUpする勇気が・・・無い。

このブログを読んでいる人たちだけは、せめて列記したような
馬鹿な行動はやめて欲しい。「人間」でいて欲しい。

交通事故にかかわってしまうことは、本当に「悲惨」なのだ。
本当に本当に悲惨なのだ。

蛇足だが、昨日の午前中にも33名の保育園児の列に37歳の男が
運転するワゴン車が突っ込んで16~7名の死傷者が出た。

それは酒がらみのことが原因ではないかもしれない。しかし、
普通の運転状況でなかったことだけは間違いない。
人間はなんて愚かなんだろう・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなにだけは交通事故にあいませんように。

キラキラと光る500mlの缶の飲み物は「スーパードライ」
という「ビール」以外、少なくとも我が地域では売っていない・・・。

                        may










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久しぶりに、腹が立った  ~子猫殺しの顛末~

2006年09月23日 | 
私は中年である。
冷ややかな、秋の風がいつも以上に私を
「メランコリック」にする。
少女の物思いに耽る姿は絵になるが、
中年のオジさんの物思いは、借金の返済に悩んでいるようにしか
見えないから、考え込むのはやめようと思っている「中年」である。

さて、こんなブログを続けている「中年」おじさんは、やはり
どこかに「物書き」になりたい願望があった。

「小説家」という響きに「憧れ」を持ち続けて、この歳まで来た。

現実に私の弟の同級生が、高校の美術の教師をしながら、
小説家になった。(このことは、そのうちにUpします)

しかし、どんな仕事も「理想と現実」があるわけで、よい事ばかりの
職業などありはしない。

ただ、中年のおじさんにしては「大それた夢」ではあるが、
1冊でよい。本が出してみたいと思っている。(おそらくは無理だろう)


そんなことで様々考えてみたが「物書きになること」は、結局
自分の「恥部を晒す」ことなのだ、と考えるようになった。

現実、いやらしい読書家の私は、小説におけるSEXシーンは、
作家の現体験だと思って読むし、おそらくそれは間違いあるまい。

そのことを踏まえて、世間を騒がせた「子猫殺し事件」のことを
Upしようとおもう。この事件のことを知っている人も多いと思う。

知らない人は「坂東眞砂子」で検索してみて欲しい。
そして最後は、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000058-mai-soci

にアクセスして欲しい。

つまりは、作家と呼ばれる人(それもかなり有名な賞を取った人)が
自分の「本当の恥部」を本に載せてしまったことが、思わぬ騒動を
巻き起こしたというところだろう。

私はペットを飼ったことは無い。それは、自分のことさえチャンとできない
自分がどういう生き物であれ「自分以外の命」に責任を持てる自信が無いからだ。

様々な理由と事情でペットを飼っている人に「意見」をする気は、
さらさら無いが「坂東眞砂子」にだけは言ってやりたい。

「御託を並べて子猫を殺した言い訳をするな!」

偉そうに言うが「子猫」も「ねずみ」も「プランクトン」も「雑草」も
命の重さに差は無い。

だから、ハエを追うときも蚊を叩くときも、田んぼの畦の草刈を
するときも一生懸命心の中で謝らなければならない。

私もついついその「心」を忘れることがある。だからこそ
言い訳をし続ける「坂東眞砂子」が許せないのだ。

どんな言い訳をしても「子猫を殺した」という事実は変わらなく存在
している。(それさえも嘘だったというなら、ただのにぎやかしか?
それも許せんけど・・・)

これだけは言える。ペットの命に責任を取れない奴にペットを飼う
資格は無い。

猫を飼えば新しい命が生まれることは分かっていた筈だ。
その新しい命に責任がもてないなら、その命が生まれない様にするか、
新しい命を生み出す動物を飼わないかのどちらかしか無い。

様々な言い訳をして、矛先を変えよう変えようとする姿はあまりにも
見苦しい。

いっそ「これが私のホラー小説の源だ!」と言い切るほうがまだ
納得できるって言うものだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

酩酊気味だったので、少々過激だったろうか?
                        may

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スポーツ2題話  ~世代の差?~②

2006年09月21日 | スポーツ
私は中年である。
政治というものは、ある種の「緊張感」があってこそ
正常な状況なのだ。
それが、さしたる根拠も経験も無く単純に「人気」があるから
「自民党の総裁」になれる。
こんなことがまかり通る国に、不安を抱かない国民に
腹を立てている「中年」である。

さて、今回の安倍晋三の総裁就任については、言いたいことは
山ほどあるのだが、今は興奮して冷静な文になりそうに無い。
回を改めてUp使用と思う。

前回の続きである。同じ題の「スポーツ2題話~世代の差?~①」を
先に読んで頂きたい。

「柔道世界国別団体選手権(W杯)5位」の話であるが・・・。
日本柔道は、サッカーにおける「ブラジル」と思ってさしつかえ
無いと思う。

柔道発祥の国であり、輝かしい今までの記録をみても「最強国」だと
いえると思う。
しかし、サッカーでブラジルが負けることより、日本が柔道において
大会に優勝できなくなったことのほうがあまり「驚き」に値しなくなった。

特に今回は、団体戦だったから「オーダー」というものに、勝敗が
大きく左右されたのは間違いない。

しかし、しかしだ。日本の柔道は「国際的スポーツ」になったときから
既に衰退が始まっていたのではないかと思う。

我々の中には、柔道をいまだ「武術」の枠に捉える意識が少なからず
残っている。日本人は特に格闘技に関しては、すべてにおいて
その傾向がある。ゆえに「心」の修練を他の国より重きを置いているし、
それが勝ちにつながると考えている。

どこかに「いさぎよい闘い」「美しい技・立姿」等を重視して、その上に
勝利を期待する。そこにこそ「武術」の匂いがする。
しかし、国際的スポーツになった現在は、ルールの網の目を徹底的に
掻い潜ってポイントを取る柔道こそが「勝つ柔道」になっている。

特に今回、捨て身の投げ技が「掛け逃げ」に取られにくくなったから、
首を傾げたくなるような試合が続いた。日本人選手にそうした戦略を
使うような素振りは微塵も見えなかった。(もしかして、知らなかった?)

日本はそのいさぎよさ故に「きれいな一本」を取りに行き惨敗した。
結果的に一番頼りにしていた「野村・泉」の二人が、完全に計算外で
優勝どころか、メダルにも届かない「5位」に終わった。

     伸び代のあるサッカーの若い世代の代表
     
      いっぱいいっぱいの柔道の今の代表

ちょうど正反対のものを、見せてもらい「世代の差」というものを
痛感させられた連休明けだった。

小さい頃から「テレビっ子」で特に、スポーツは訳の分からない
特殊なモノまで見ていたので、そうしたものにまで最低退屈しない
位にルールと見所を身に付けている。

そんな「中年」にとっては、これからが各スポーツの「全日本選手権」
つまり、総決算の季節である。秋から冬は寂しいけれど、それだけは
楽しみな今日この頃なのだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

それにしても、プロ野球にすっかり興味が無くなったなぁ。
そのことについてもそのうちUpしますね。
                        may

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スポーツ2題話  ~世代の差?~①

2006年09月20日 | スポーツ
私は中年である。
台風の季節になり、私は眠れない。
13号が九州・四国地方に大きな打撃を残して
北海道に再上陸したという。
子供の頃のあれほど「風」が好きだった私が
今はその風におびえて、睡眠不足になる。
ア~眠い・・・という「中年」なのだ。

さて、先週後半から連休にかけてスポーツの話が
多くあって面白かった。その中でも、とても対照的な結果がでた
大会が二つあった。

そこで二つの大会の結果を比較しながらUpしようと思う。
その二つとは、

  「U-17アジア選手権優勝」
  
  「柔道世界国別団体選手権(W杯)5位」

                   の二つである。

まずは「U-17アジア選手権優勝」について。
ある種の「衝撃的」だった。
現実にブラジルで「サッカーが下手」ということを揶揄するのに
「日本人みたい」と表現されていたのはつい最近までのことと聞く。
(今でもそうって気がするけど)

そうした、日本が来年のU-17世界選手権の出場権をかけて
この大会に出場したのだが、さすがに生まれてすぐにJリーグを
見てきた世代だ。今の日本代表が持っていないものを持った少年達だ。

日本人のコンセプトに、サッカーというスポーツは今の段階で
マッチしていないと「ワールドカップ」を見ていて思っていた。
ブラジル人と比べてしまうのは、あまりに乱暴だが彼らの発言に
「なるほど」と思ったのを思い出す。

「日本は、全然怖くない。だれもシュートを狙ってないもの。」
正論だ。ブラジル人は、たとえDFであっても、いくら遠くても
絶えず相手のゴールを狙っている。

日本にはそのプロセスで「責任」を負わないことを一番に考えている。
日本の旧陸軍・現在の官僚たちを見ればよく分かる。それが日本人の
感覚だろう。

決勝戦の北朝鮮戦は、0-2からの鮮やかな逆転で4-2で優勝。
確かにA代表との技術の差は、比べるべきもないが、その
「ゴールへの意識」は完全にA代表を凌駕している。

特に1点目の柿谷のトラップも「日本人ばなれ」したテクニックだった。
そして、最後の4点目はキーパーとの1対1。こうしたときに日本の
プレーヤーはほとんど決められなかった。それを、落ち着いて決めて
見せた。

日本の若手は、世界に対してまだまだ「伸び代」があることを、
実感する。ブラジルはすごいが、あれ以上の伸び代はもう残っていない。
つまり、その距離は詰まっていく公算が非常に高いのだ。ムフフフ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

一度に話を進めようと思ったのだが、結局長くなりそうなので、
次回に続きます。ゴメン!

                        may





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週末の酒 (5) ~そろそろ日本酒~

2006年09月18日 | 
私は「中年」である。
昨日の夜、下の娘が玄関の近くで
大声を上げた「ひぇ~~~~!」

何事かと思って駆けつけると・・・。
「猫がいた~~」・・・。

そして、今日の昼は上の娘が大声を
上げた「蛇がいた~~」・・・。

我が家は田舎である。玄関や勝手口を開けっ放しに
している。・・・そう夏の間は・・・って、もう秋じゃ。
売れないお笑いのような突込みをマクラに使ってしまう
「中年」である。


さて、最近テレビの話ばかりUpしていたので、
久しぶりに酒の話をUpしようと思う。

暑さがおさまり、渇いた喉を潤してくれたビールも
さすがにこのごろ量を飲むには、腹が張るようになった。
汗になって出ていってはくれないからなぁ。

ゆっくりじっくり週末に酒を飲みたいと思うようになった。
そこで「日本酒」の季節といえるだろう。

しかし、いつも言っているように「いい酒」を飲みたい。
中年男の悲しい佐賀である。じゃ無くて「性」である。

だが・・・。事情があってこの日は酒を買えなかったのだ。
不思議なもので、買っておかないときほど酒は飲みたくなるものだ。

焼酎も、ビールも、ウィスキーもあるのに、買ってない「日本酒」が
飲みたい・・・。(女性は男は馬鹿だ!と思うでしょうね)

仕方が無い・・・。取っておきを開けるか・・・。
「何だ、あるんじゃないか」と突っ込まれそうだが、やはり、特別な
酒は取っておくのが人間いうものだ。

その酒とは、

           菊水大吟醸 知命

                            である。

菊水酒造は、我地域でも個性的な酒を作る会社だ。アルミ缶の
「一番しぼり」は全国区の酒ではないだろうか。

昔、酒に1級酒・2級酒の区分けがあった。(若い人はそのことさえ
知らないか?)酒は瓶詰めされ、ある一定期間おいて売り出される。
その時点でアルコール度の比率等の審査され、1級・2級が決まるのだが
ある一定期間を過ぎずに直接瓶詰めしてすぐに売ると、すべてが2級酒と
分類された。

つまり、2級酒でありながら中は特級以上のアルコール度とうまみを
持つ酒ができることになる。(値段は今で言うオープンプライスだけど)

私の知る限り、この方式をとっていた酒はこの「菊水一番絞り」だけだ。

今ではない、私が酒を飲み始めた頃の話だ。とんでもない決断力が
必要だったろう。

さて、その菊水酒造が創業50周年を迎えた。それを記念して
醸造・販売されたのがこの「知命」なのだ。

「知命」の意味は「50にして天命を知る」からきている。
(論語だっけ?)
私は40代半ば「不惑・40にして惑わず」である。
(惑ってばかりって気もするけど・・・)

さて、この特別な酒を我慢できずに開けてしまったのだが、
「いやしさ」の代償がきてしまった・・・。

もう時季もよかろうと、すぐに開けて利き猪口で一口飲んだ。
・・・・やはり、吟醸系は冷やしておかないと一番の良さ
「すっきりとしたキレ」がぼけてしまい、少しもおいしくない。

それでも一合ほど、飲んでしまうところが「不惑」の40男の
いじきたないところである。

特別記念醸造の酒は昨年に販売されてあまり量が残っていない
はずである。そんないい酒を・・・・。
オレのばか~~~~。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

週末にUpするつもりが週明けになってしまったじゃないか!

                        may





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日本人に失われていく感性  ~飲酒運転の果てに~

2006年09月14日 | Weblog
私は中年である。
今年の天候は偏っている。

雨が続いた7月・異常に暑い日が続いた8月
そして、また気温が下がり雨の続く9月・・・。
週末には台風が近づくという・・・。
そんなことでため息ばかりついている「中年」である。

人の死に方には様々ある。
   
    「病死・事故死・自殺」

その状況も様々である。

100歳以上生きても、生き足りなかったと思って老衰で
死ぬ人も居る。

しかし、20歳になる前に「十分生きた」と考えて自殺する
少年も居る。

しかし、世の中には「理不尽な死」というものが多々あるのだ。

その中でも、今回の幼い子供3人の死はあまりに

       「理不尽」
              
               過ぎるのだ。

私は、ひどく「自分勝手な」父親を見てきた。

小さいことのようだが、車庫の中に後から私の車が入ることが
分かっていながら、ど真ん中に自転車を止める。

人のスリッパやサンダルを、行く先々に履いていって放り出して
おく。

刺身の盛り合わせに、4切れしか入っていない中トロを一度に
3切れ箸につまんで口に運ぶ。

そのわがままさが、最後は「悲劇」につながったといえる。
(詳しくは、このブログの「東京タワー読み終わりました」を)

今の親父は、それでもたいして自分の過ちに気づいていないようだ。

73歳になる親父でさえ、そうなのだから22歳の男が、
「酒を飲んで車を運転することぐらいで」人が死ぬほどの
事件が起こると思っていなかったろう。

若い内は「いろんなこと」が分からない。分からないことが
「強み」でもある。

だが、それでも「越えてはいけない一線」がある。

おそらく一度も「飲酒運転」をしたことのない人は・・・
いないと思う。

しかし、その体験を、そのことの意味を少なからず感じ取って
ある一線を越える前に引き返す。

22歳の彼には「運が悪かった」ところが無いとはいえない。

しかし、「結果」として3人の幼い子供の命を奪ったことに
変わりは無い。

もし、子供たちが死んだことを知らなかったにせよ、姑息な手段を
使って罪を逃れようとすることは許されない。

そのことが許されないことさえ、分からないうちに彼はこうした
事件を引き起こしたのだろう。

世間の人たちは、この事件の当事者である彼に「危険運転致死罪」を
適用することを要求するだろう。

私もそれを躊躇しない。運が悪くても結果について責任を
取らせることでしか、やったことの意味を分からせることはでいない。

ホンの10数年前まで、その越えてはいけない一線を、子供たちは
「家庭」で教わり実行してきたはずだ。

それを実行してきた筈の今の親たちが、子供たちにしっかりと
その「一線」を教えていない。

失ってはいけない日本人の感性がいっぱいいっぱいある。
それを少なくとも自分の周りに伝えなければならない。

そうしたことでしか、こうした「悲惨な事件」を止めることは
出来ない。

中年のみんな!今の世の中を正すのは、我々の勇気だということを
肝に銘じようじゃないか!!

そのことで、幼い子どもの命が1つでも2つでも助かるのなら、
振り絞れない勇気なんか無いはずだ・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

突然、命を絶たれた3つの幼い命のために合掌・・・。

                        may









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天才女優 ~本当にあった「ガラスの仮面」~

2006年09月12日 | 
私は中年である。
最近、パソコンに向かい「報告書」ばっかり打ち込んでいる。
しかし、ブログをUpするのよりぜんぜん楽しくない
「中年」である。

「ガラスの仮面」を知って知っていますか。
美内すずえの「大河マンガ」であり、1976年に連載を
開始して以来、未だ完結を見ていない少女マンガの代表格である。
私が中学生の時に連載が始まり、いまだ完結しないというのは
正に「大河」という言葉がふさわしい。

このマンガの主人公「北島マヤ」は、天才少女として存在していて
平凡の女の子が「演技」に入るとまるで別人になり、見ている人を
引き込んでいく・・・。

実際、こんな女優が居るわけが無いと思っていた。
それくらいに、このマンガは良く構成されている。
これだけの時間をかけて、本当の「ヤマ場」に差し掛かりつつある。
この結末を見ずに「死ねない」と思う。

さて、日曜日の夜に現実の「北島マヤ」を見たのだ。
「情熱大陸」という番組の中にその娘はいた。

その娘は決して美人ではない。しかし、カメラの前で演じる
姿はまったく別人に見える。そして、その演技には信じられない
「感性」で成り立っていた。

訛りの勉強のために、セリフ以外のアドリブのために台本も
読まずに地元の劇団の少女たちと雑談し「セリフの練習を
家でしない」と簡単にいい、新しい仕事は「台本を読んでから」
決める、という。

レンタルビデオの映画を見ても、ストーリーよりカメラアングルや
音楽の入り方が気になる彼女は、あの岩井俊二監督をして
「彼女を見ていると、少なくとも自分が天才でないことがわかる」
と言わしめた。

圧巻だったのが「ある1シーン」が出来上がるまで。
暗い体育館と思われる場所。リハーサルでは、たった二言の
セリフがうろ覚えなのだが、3~4回のカットを重ねていき、
本番になると、そこには「彼女」ではなく、映画の中の
「フラダンサーを目指す娘」だけがいた。


「ガラスの仮面」のマヤは、ヘレン・ケラーを演じるために
本当に目隠しをして1週間を過ごす。そのことでヘレンになる
ヒントをつかむ。

彼女は盲目の少女の役をやるために、盲目の少女に会うという。
「そのことによってセリフの言い方が変わってくる?」と問われて
「おっきな差は無いかもしれないけれど・・・自分の中の自信には
 なりますね・・・・ちゃんと理解してるっていう・・・」

そして、いまだ「女優は、自分にとって天職とは言えない」と
言い切る。

この夏に彼女は21歳になった。彼女の名は

         「蒼井優」

「はちみつとクローバー」の天才画家「はぐ」役をやった女優だ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

「こんなのただの思い出作りですよ」岩井俊二の映画に
出演した彼女には、彼にどんな女優になるつもりかと問われ
そう答えた。                 may








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深夜ドラマにハマる  ~テレビ朝日の金曜深夜~

2006年09月09日 | テレビ
私は中年である。
秋が来たのである。
大雨が来て、台風が来るのである。
稲刈りが始まるのである。
どちらも「不安」と「期待」が押し寄せてくるのだ。
精神的にも不安定な「中年」である。

さて、勤め人の金曜夜は「パラダイス」である。
このブログの「週末の酒」シリーズは、もちろん
ほとんどが金曜の夜に飲んだ酒のことをUpしている。

そして、大抵はパソコンとTVをつけっぱなしにして
楽しんでいるのだが、このところ金曜の夜のテレビ朝日の
ドラマにハマっている。

この時間帯はテレビ朝日の「お家芸」だ。
テレビ朝日は、ゴールデンタイムにはなかなか他の
テレビ局に水を開けられているが、この時間帯から
深夜に向かっては俄然独特の「のびのびさ」を発揮する。

金曜のこの時間帯のドラマには、最近でも「トリック」や
「特命係長 只野仁」とか釈由美子の「スカイ・・・」
(何だっけ?まあそんなドラマあったよね〉とか秀作が多い。

現在のこの時間のドラマは「黒い太陽」永井大の主演で
様々な事情は割愛するが、キャバクラでのし上がろうとする
若い男の話。(原作 新堂冬樹)

何よりキャストがなかなか良い。吹越満(このひと本当は
芸人さんだってね?)伊原剛史・田中要次・・・みんな渋い!

しかし、やっぱりキャバクラが話の舞台だけに女優陣が
見ものだ。

ヒロインは井上和香・そして準ヒロインが酒井若菜
新旧の巨乳グラビアアイドル対決って感じなのだ。

昔のグラビアアイドルは、本当にただエロいことを売り物に
した人ばかりだったが、最近の娘たちは違う。

二人とも演技がしっかりしていて、ドラマを壊していないのだ。
特に酒井若菜の演技は、たいしたもので過去にも他局のドラマで
クセがある役だが好演していたのを思い出す。
今回もキャバ嬢同士の陰険なケンカを凄い迫力で演じていた。

井上和香も、ついついグラビアアイドルのイメージで見てしまうが
元々演技はしっかりしていて、こうしたハマッた役にはイキイキと
している。


・・・ということで何が言いたいかというと「残念」なのだ。

これからのことはわからないが、井上和香といい
酒井若菜といい、これだけのものを持っていながら、結局
「グラビアアイドル」の域を抜け出すのは容易では無いと
いうことが「残念」で仕方が無い。

自分の特徴を生かして芸能界に入ることは常套手段とは言え、
二人の「胸元」についつい目が行ってしまうのだ。
これは単純に私がスケベェだというだけではないだろう。

なぜなら、女性でも彼女たちを見れば胸元に一番に目が行くと聞く。
(エッ行かない?こりゃまた失礼しました~・・・古い・・・)

そして「胸元」以上に、彼女たちの今までのバラエティでの
イメージがチラついてしまう。そうしたイメージが強すぎるのだ。

繰り返すが「これから」のことはわからない。このドラマを
きっかけに二人が「女優」に化けるかもしれない。
むしろ、もっともっと大きな女優になって欲しい気がしている。

そして「元グラビアアイドル」だって言っても、誰も信じない位に
なって欲しいと思う。「本物」であれば絶対そうなれるから・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。
人気キャバ嬢は時給2万円を超えるって言う・・・。
やっとられんわ!!            may




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小説の映画化 ~キャスティングのむずかしさ~

2006年09月05日 | Weblog
私は中年である。
ブログの更新は、とてもしたいのだが
何しろ雑務が多い。しかも若いときは
その「やらねばならないこと」より、
ブログを優先させられたのだが、さらにそれより
ゴロリと横になることを優先させてしまう「中年」である。

さて、この秋に「天使の卵(エンジェルス・エッグ)」と
いう映画が公開される。
村山由佳という女流直木賞作家のデビュー間もない時の
小説が原作なのだが、たしか「すばる文学賞」を受賞したはずだ。

実はこの人の本は、既に映画化されている。「きみのためにできること」
という小説なのだが、残念ながら何の評判にもならなかった。

今回の「天使の卵」は、小西真奈美が主人公(いや、本当は
市原隼人なのだろうけれど・・・)であり、はっきりいうと
この人が映画のすべてを決めてしまうだろう。

まさか、小西真奈美を知らない人はいないだろうと思うけど、
「おつかれさま、ぐびなま飲も!」といって発泡酒を差し出して
いる人だ。そして、いま公開中の「UDON」にも出演している
まあ、売り出し中の女優だ。

実際、私は彼女に好感は持っているが、残念ながらその実力に
おいては「大きなもの」を感じていない。
「主役」を張るにはいかにも器の小さい女優ではないだろうか。

そして、この原作「天使の卵」は恋愛小説としては非常に良い。
ストーリー自体は・・・。説明を避けるが、なにしろその文体が
すばらしい。みずみずしい新鮮さがある。

私のような「中年」のおじさんを「キュン」とさせる小説は、
そうそう無い。(もっとも、これを読んだのは10数年前だが)

だからこそ、映画としては非常に「むずかしい」と思うのだ。
文章で良い物を映像化して成功した例はほとんど無い。

小説を読んだ人は、たいがいその登場人物を自分自身で映像化
しているものだ。そして、そこに感情移入をして読んでいく。

映画化した場合、そのイメージと完全に一致することはありえないし
奇跡的に一致したからといって、小説の「みずみずしさ」を
監督が、俳優たちが完全に再現してくれることは、まずありえない。

ずいぶん昔の映画で悪いが「優駿」(宮本輝著・斉藤由貴
緒方直人主演)なども、原作を読んでいないとまったく意味が
わからなかった。

過去にも、小説を原作にした映画は数々あったが唯一成功していた例が
「映像を逆手に取った映画」だろう。頭の中で想像したものより
強烈な視覚に訴える映画などが成功しているといえるだろう。
(「犬神家の一族」等々)

昔「見てから読むか、読んでから見るか」というキャッチフレーズで
ずいぶん角川映画が一世を風靡したものだ。
今回のこの映画を見ようと思っていて、さらに小説を読んで
いない人がいたら、まず、本を読んで欲しい。とにかくその文体の
すばらしいさを味わって欲しいと思う。

それから、映画がどれだけその文体を映像がしているか、
確認する意味で見て欲しいと思う。そうでないと、原作の良さが
台無しになってしまう。それでは「本」がかわいそうだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。
ちなみにこの「天使の卵」有名なジュエリーの名前だそうですね。
「中年」はまったく知りませんでした。            may

コメント
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