完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

エラソウになっちゃったかなぁ・・・。   ~落語ディーパ「大工調べ」を聴いて~

2020年09月08日 | 落語







私は初老男である。






この歳になって、自分が「エラソウ」になってしまったのかなぁ・・・・。







って思うことが多い。









そう思いながら記すのだが・・・。









先日、不定期に放送される某国営放送局の「落語ディーパ」なる番組で特別編が放送された。









一席まるまるを放送するという。









「大工調べ」である。









演じるのは柳亭小痴楽。










私から見ればかなりの「若手」に見える。











調べると31歳。昨年真打になったばかりとのこと。











まずはとにかく聴いて見ることに。










早い。









喋りが早すぎて、よく聞き取れない。










私の歳のせいはあるのだろうが、この速さで江戸っ子のセリフをしゃべられると細かいところは聞き取れなかった。











収録時間の関係もあるのだろうか?










他の噺家のモノを聴き込んでいるので、たぶんそういっているのだろうと思って聞いたが。










落語も時代によって変化するのは当然のこと。










今の時代においては、このペースが正解なのかもしれない。









ただ、この速さでしゃべると与太郎が与太郎っぽくない。










与太郎ってゆっくりしゃべってボケないと。











そして、やっぱり演じている小痴楽自身が若い。










良い意味でも悪い意味でも「若い落語家のエネルギッシュさ」が溢れた落語だった。










小痴楽も最後に言っていたが







          「大工調べ『序』でございます」






                              と。









この噺は、この後棟梁が奉行所へ訴え出て大家との白黒をつけるところまで行く。











その間の奉行と与太郎のやり取り、そして棟梁のヤキモキからサゲの奉行の裁き。












私はその最後までの噺を「古今亭志ん朝版」で聞き込んでいる。












生まれながらの江戸っ子であり、その聞き取りやすいしゃべり口は「絶品」である。











そうした意味で、小痴楽の20年後の「大工調べ」を聴いてみたい。













落語はたのしい!












今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「比べること」の楽しさを知りますように。









                   May








落語には最後まで行かず、途中で切るのが当たり前になっている噺も少ないくない。「替り目」なんて最後まで聴かないとなぜその題名になったかが分からない。

これは桂枝雀のモノが絶品。酔っぱらいをやらせると枝雀はすごい。










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