完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

私には理解できない・・・    ~「清盛」視聴率今年ワーストを更新~

2012年03月27日 | テレビ
私は初老男である。

この頃、マクラが長すぎて読者のみなさんの読む気が失せているような気がする。

大体、一回のUpで「1600文字以下」というのが私の流儀なのだが、それは人が小文コラムを読む力と言うのは400字詰原稿用紙で4枚までと思っているからだ。

しかし、もうこの意識は通用しなくなっている気がする。

なにごともスピーディな時代なのだ。

本当のところ、マクラなしで800~1200字くらいでないと、読み疲れてしまう気がしてきた。

読む方だって、タイトルと違う話を読むのは違和感があるだろう。


ちょっと、しばらくそんな形で行ってみようかなぁ・・・。


さて、「清盛」のこと。

先回の視聴率は


          「12.6%」

                  だったという。


しかも昨年の「江」の最低視聴率の13.1%よりも下だったという。

・・・まあ「江」をほとんど見なかった初老男に不思議がる資格はないのかもしれないが・・・。


今回の第12回「宿命の再会」は、とてもおもしろかった。


話の中心は宿命のライバル源義朝との再会。

それプラス形を変えた「男女の愛」が対比されていた。


宮廷内の「男女の愛」(鳥羽法皇と璋子のねじれた愛の形)が、幾つかあるドラマの一翼を担う。

…うん。やはり際物っぽい役をやらせると三上博史は絶品の演技をするなぁ。

壇れいも、やっぱり金麦だ。(意味が分からん)


そして、もう一翼は武士たちの「愛」

京に戻った義朝を待っていた由良御前(田中麗奈)は、最後に「ずっとお待ち申しておりました・・・。ずうっと・・・」と心情を吐露する。


明子を亡くし、精神的に不安定な清盛に、あまりにもあっけらかんと息子たちに近寄る時子(深田恭子)そして結ばれる二人。

この清盛と義朝が互いに結ばれるシーンもうまく対比されていて、二人とも怒りながら現れ最後に自分の本音をぶつける。そのぶつけ方に互いの性格の違いが表れている。

その表現の仕方が、やはり男の脚本だと思う。

細かいことは略するが、非常に「男に都合のいい」ように描かれているのがわかるだろう。


これだけ、構成がうまくいっていて、役者たちがハマっているのに「低視聴率」。

ちょっと私には理解できないのである。


・・・一つだけ気がかりな点が・・・・ある。


それは、


     「マツケンの演技」

                である。


松山ケンイチの存在感が薄いのだ。


ある意味これは、ドラマの根本が間違っているということだ。

これだけドラマの構成がうまくいっているのに「松山ケンイチでなければできない演技」が、いまだに見えない。

松山ケンイチの松山ケンイチらしさをわざと押さえているのだろうか?

監督の演出だろうか?それとも、本人の解釈?はたまた、国営放送の思惑なのか?


今のドラマの中では、彼でなくても同じぐらいの面白みを感じることができるだろう。



これからこのドラマが上向くとすれば、それは


       「松山ケンイチが松山ケンイチらしい演技をすること」

                            これに尽きる気がする。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいるみんなも、ドラマを見るときは自分が「監督」になった気で見ることに意味を見出しますように。


                         May


・・・結局、文字数が1600文字を超えてしまった。








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やはり思った通りの・・・    ~水谷修氏の講演~

2012年03月25日 | 
私は初老男である。

最近、本当に「初老」であることを実感する出来事に出合った。

本当に単純なこと。

あるホームセンターで知り合いに会った。

正確に言えばすれ違っただけだ。

10年ほど前には結構頻繁に顔を合わせていた人で、2人の大きな娘を二人連れていた。

当然、声を掛け合って・・・。


とはならないのである。

すれ違って、かなり経ってから「・・・今のは○○じゃあなかったか?」

そうなのだ、お互いのイメージは10年前のの顔であるから瞬間的にはわからなかったのだ。

「そうかな」と思っても「違うかもしれない」とおもうと、声が出ない。

今回はそうならなかったが、しばらく行ってからお互いに振り返り、バツが悪そうに会釈するなんてこともある。

これからは、こんなことが増えるのだろうな。


さて、大袈裟にいうと「一生に一度でいいから聞きたい」と思っていた講演を聞くことができた。


そう、

      「水谷修(夜回り先生)氏の講演会」

                        である。


この人の講演は、お金を出せば聴けるというものではない。

ある意味「神出鬼没」で、本人のホームページはないのでなないだろうか?

だから、いつどこで講演会をするかを検索できないのである。(何か方法があるのかもしれないですが)

その講演会がこの20日の休日に我が市で行われたのだ。



世にはたまにこうした

            
         「人を超越した存在」

                       が出現する。


人間だれしろ「欲」と言うものにとらわれている。


本能的な「食欲」や「性欲」、物質的な「収集欲」。

目に見えないが故に厄介な「名誉欲」「権力欲」等々。


それらすべては「私欲」(自分個人に対する欲)であろう。


現実に「事を成す」人間は、この「私欲」が薄い。(無いとはいえないよなぁ)

そうでなくては人は共感しないし、付いていかない。


この水谷氏を支えているのは、この「無私」の意識だろう。



自分は講演をやったことはほとんどないが、人前でしゃべったことは少なからずある。


そうした人がほとんどだろう。


だから分かる。



彼のすごさが。


講演が始まったのが、午後の1時30分。

会場に入って30分ほどあった。

時間も時間だったので「ウツラウツラ」してしまった。


様々セレモニー的なお偉方のあいさつの間もずっとウツラウツラしていたのが、彼の第一声で目が覚めた。

少々早口で、自分が「夜の世界の人間である」話から講演が始まった。


彼のことはかなり前から知っていて何冊かの本も読んでいる。

そのために講演内容はほとんど来たことのある内容であったが、当然のことであるけれど、本を読んで知っているのと、本人の話を聞くのは全く別物と言ってよい。

・・・やはり、自分はどうやっても、彼のレベルに行けそうにない。

どんな内容においてであってもだ・・・。

せめて、その講演に感銘を受けた事のホンのすこしでも自分の行動に生かしていければ、良しとしよう。


講演の最後は、彼自身がかかわって亡くなった少年の話で締めくくられた。

その話は繰り返すようだが、知っていた。

それでも・・・。

私は思わず目頭を押さえた。


今回も最後までお付き合い頂きありがとう。これを読んだみなさんも水谷氏の講演を一度は聞きますように。

                    
                       May


水谷氏の精力的な活動はすでに「神懸って」いる。



                       






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やっぱりメディアは・・・・    ~意味不明のワイドショー~

2012年03月18日 | 酩酊
私は初老男である。

ちょいとばかり酒に酔っている。だから今回のカテゴリーは「酩酊」。

あまりにブログにUpしたいことが多くてパニックになりつつある。

ある種、分裂症気味なのではないかと心配になる。大丈夫だろうか・・・?


さて今朝、日曜朝のワイドショーを見ていた。

その中でこんなやり取りがあった。

原発再稼働賛成反対の意識調査で男性が41%賛成47%反対。

女性が15%賛成67%反対。(その他等は除く)

という結果になったという。


この結果にパネリストの女性が「男共は何を考えているのか!」と噛みついている。

これに対して男性陣がシドロモドロ・・・。

しかし、ひどく作為的なものを感じる。(わたしだけだろうか?)

この調査の結果の表示はなんなのだ? 

この無責任な感じ。


何人に聞いて、どんな年代層で、どんなふうに聞いたのか?

そうした細かいことがはっきりさせないでポンとフリップに書いて立てただけである。

(しっかり見てなかったので、ちゃんと表示されていたのかもしれないが、私にはそういう細かい表示があったように見えなかった)


それに対しても、女性パネリストがある種「ヒステリック」に「噛みついている」ようにしか見えない。


このワイドショーは好きで結構頻繁に見ていたが、こうしたことがあるとがっかりしてしまう。

だいたいが、こうした質問を「男女」で分けて聞く意味が分からないし、この結果によって何を引き出そうとしてるのかが不明だ。

感性として男性のそれと女性のそれが違うのは当たり前で、そのことが単純に男が「今の日本・世界」のことや「将来の日本・世界」のことをいい加減に考えているということではない。

逆に「ヒステリック」にコメントする女性パネリストにも、なにか裏で指示を受けているかのように感じてしまう。

だから男性陣も、わざと「ツッコまない」のではないかと疑ってしまう。


こんなことにツッコみだすと、あまりにツッコみどころが多すぎていつも3倍ぐらいの文字数になってしまうので、一点だけ書いて終わりにしよう。


男女を問わず、人間の存在は「矛盾」でできている。

「原子力発電は怖いが、今の生活レベルが下がるのはイヤ!」って人がほとんどだろうし「被災地支援をするのはヤブサカではないけれど、汚染ガレキを自分の町で処理するのは怖い」ってのも本音さ。

現実、政治家たちだって「原子力発電」なんて、やめるっていう方が気持ちがいいに決まっている。

しかし「経済的」なことの勢いを削いでしまえば、そうでなくても世界的な経済悪化の中、あっという間に国民の生活に影響が出てくる。


勘違いしてほしくないのだが、わたしは原発廃止論者である。原発再稼働なんてもってのほかだ。

こうした「男女比で賛成反対がどれくらいであるか」と言うような形で「議論の芯」を外すのはルール違反と言うものだろう。

それこそ長くなるので、機会を譲るが今までの経済優先の政治は、戦後の「物不足」時代の名残だと思っている。

もうそろそろ「物欲」から「精神性」を求めるべき時期に来ているのだ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、こうした議論の時は「感情」でなく「冷静さ」で立ち向かいますように。


                            May


同じモーニングショーで瀬古がオリンピックのサッカーで、香川や宮市をメンバーに呼べないことに文句を言っていた。これも「勘違い」だ。陸上をやっていた瀬古には、オリンピックの「金メダル」以上の価値のあるものはないだろうけれど、サッカーにおいて(特にヨーロッパ諸国のプロサッカーチームには)は、オリンピックの金メダルは「それほど」意味の大きいものではない。

あ~長文疲れた。







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岩崎夏海著「もしドラ」読み終わりました。   ~本の「旬」と「価値」~

2012年03月17日 | 
私は初老男である。

昨日のサッカーオリンピック予選であるが・・・。

2-0の勝利だから、文句を言う必要はないのだろうけれど・・・。

あまり「良いサッカー」じゃなかったなぁ・・・。

最近ではBS放送等で海外サッカーも頻繁にみられるようになってきた。

そのため、テレビ観戦ながらわれわれ日本人も目が肥えてきているせいだろう。

その力不足がはっきり見て取れた。


まあ、プレミアリーグ・ブンデスリーガ・セリエAあたりのチームと同じレベルを求めるつもりはないが「意識」の部分が違いすぎる。

細かいところは忘れてしまったが、得点チャンスにトラップミスがあったのを覚えている人もいるだろう。
あれは間違いなく「ノートラップ」で打たねば、いかないシーンだ。

また、得点シーンでも、1点目の時にキーパーと一対一になった時に「サイドパス」を出したが、あれはシュートを打たねばいけないシーンだ。もし、止められたとしてもだ。

残念ながら、オリンピックに出場はできたがメダルどころか一次リーグ敗退の感じがする。

もう言い飽きたが「連携の取れた組織的なパスサッカー」と言うのは「打つべき時に打たないサッカー」ではないはずだ。

瞬間的にでも前が空いたらシュートに行かなければ「怖くもなんともない」のである。


日本人サッカー選手の「メンタル」な部分が変わるのはいつのことだろう・・・。



さて、マクラが長くなってしまった。

本の話である。

岩崎夏海著

        「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」


                                      読み終わりました。

・・・・「遅いよ!」ってツッコミが入りそうだが、初老男得意のリサイクルブックショップで「300円」になっていたので買って読んだ。

爆発的にヒットした本だから、読んだ人も多いだろう。

感想としては・・・「書き込み不足」

ヒットするだけに要素は備えているが、小説としては肉付けが足りない。

まあ、ほとんどデビュー作の本だから、これ以上の厚さにはできないだろうし・・・痛し痒し。

よく言う「行間」を、読ませる気がほとんどないように思われる。

「本」であるから文字にするのは簡単であるが、あえて「書かない」ことで読み手に伝えるという手法がまったく感じられないのが、読書家としては「足りない」気がするのである。


思うに、著者自身が言っていたが元々のイメージはみなみ=峰岸みなみだったという。(もっとも、性格は全く違う設定)

その時点で、この本は映画にすることが前提になっていた匂いがする。

現実に読めば読むほど「台本」みたいに感じられる。



本には「今読まねばならぬ本」と「いつまでも読み継がれる本」がある

この「もしドラ」は完全に前者。

そういう意味では、私のこの本の読み方を間違っている。

しかし、この本は一年経った今でもおもしろく読めることを考えれば、ただの「一時のブーム」と簡単に言い切ってしまっていい本ではないだろう。出版社の売り方によっては、長く読み継がれる本になる可能性もある。

ただ、問題なのはこうした本を書いた後は「次の作品に苦労する」と言うこと。


本来、著者の岩崎夏海は「放送作家」であるという。しかも、それによって年収1000万円を得ていたという。

こうした人が、消雪を・・・。間違えた「小説」だ。(雪国住んでいるとこの時期パソコンで変換するとこういうことになる)

こうした本を書いてしまうと、残念ながら小説でこれから、彼はこの本以上のヒット作を書くことはできないであろう。

しかし、それ自体は問題ではなくマルチに活躍する「文筆家」としてなら、この本をヒットさせたことは「勲章」になれこそすれマイナスになることはないだろう。

そうした意味において、やはり私の最後の感想は


                「秋元康恐るべし」


                              である。

ずいぶん長くなってしまったので、理由はいつの日か。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、本を読む喜びを心底味わいますように。

                       May


しかし、この本のリサイクル本としての値段「300円」は正しい値段なのだろうか?










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賛否両論?!     ~「カーネーション」主役夏木マリに~

2012年03月13日 | テレビ
私は初老男である。

先週末からハードな毎日を過ごしていた。

その話はいずれUpする時がくるだろう。

予告だけはしておこう。

「親子」についてのことだ。


さて、本当に久しぶり某国営テレビの朝の連続テレビ小説にはまっている。

そう

     「カーネーション」

               である。

このシリーズは、東日本と西日本の地域が交互にその舞台(地域)を変える。

今回は完全な「大阪」しかも「岸和田」が舞台。


細かい話は、自分で検索していただきたい。


今問題になっているのは、主人公小原糸子役を好演した「尾野真千子」を、ラスト1ヶ月の時点で「夏木マリ」に交代させたことである。

実際、前のUpの中でもそのことに触れているが、尾野は娘時代はあまり良い出来でなく、私はほとんど見ていなかった。

しかし、後半の娘たちが大きくなるにつれて、話の展開と母親役の演技がマッチしがぜん面白くなった。

尾野真千子は末娘の聡子役の安田美沙子とほぼ同じ歳でありながら、きっちりと母親らしい演技をみせた。

気に入らないことがあるとキレて凄む演技は「素」ではないだろうか?


実際、3人の娘が独り立ちしたところで終わりにしてもいいくらいに、尾野が糸子と同化していた。

しかし、たしかにモデルとなった小篠綾子が世の人に知られ「活躍」したのは、現在放送されてる晩年の72歳以降である。


・・・やはり、この最後の1ヶ月は別の話。もしくは「第2部」「第3部」と名乗ってもう少し長め(せめてあと1~2週多目に)に作ることが必要だった気がする。


夏木マリに受け継がれてからのドラマも、なかなか面白い。

「違和感がない」と言う人。「違和感ありあり」と言う人。

様々である。

私は、これはすでに違うドラマととらえている。


最後に、夏木マリになってから気になっていることを幾つか・・・。

孫の里香(長女優子の娘)役の小島藤子がいい!

ドラマの中では15歳の高校1年生で「ヤンキー」だが、非常に大人っぽい雰囲気も持つ。

書道関係の映画に続けて出演したらしいが、私は彼女を初めて見た。今後の期待できる女優だ。

・・・そうじゃないかなと持っていたら「アホボン」(吉岡栄之助役)は茂山逸平ではないか!

この人は、その昔「京ふたり」という同じ朝の連続テレビ小説で、主役の畠田理恵の弟役で小学生だった。

調べてみると本職は「狂言師」さらに、同じく連続テレビ小説「オードリー」(若林と春日のコンビではない)にも出演していた。

ちょうど10年おきくらいにこのドラマに出演していて、偶然にもその度に私がそれを見ている。

とても不思議な気分である。

もっと頻繁にテレビにでも出ていれば、それほどの感慨もないのだが、いきなり成長したような変な感じだ。

さすがに、今の彼は余裕のようなものが見える。

「狂言」という特殊な芸能を背負っているだけの自負心みたいなものだろう。普通の役者とちょっと違って見える。これこそが「見た目」ってやつだ。


後3週間20回くらいだろうか。糸子の最晩年をどんな風にまとめるのか楽しみだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、思い入れのあるドラマに巡り会えますように。

                           May

しかし、糸子が里香に言った言葉は名言だな。「服っちゅうんはな、里香。着て歩くことで、それに相応しいものごとを引き寄せてまうんや」・・・私の言う「見た目がすべて」ってのに通じるところがあるとおもわんけ?(岸和田弁がうつってしもてるなぁ)
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仕方のないことだろうなぁ・・・  ~50代の健康状態~

2012年03月07日 | Weblog
私は初老男である。

なでしこジャパンが、アメリカに勝った。

ワールドカップの時には、あまりの盛り上がりにツッコめなかったがPK戦になった時点で公式には「引き分け」扱いで、勝敗的には勝ったことになっていない。(ちがったか?)

しかし、それとてなでしこの優勝の価値が下がるわけではない。

ただ、初老男としてはどうしても「アメリカに初めて勝った!」的な喜び方を受け入れられなかった。


そして、今回沢抜きでアメリカに勝った。

アメリカの調子が様々な理由であまりよくなったとの話もあるが、とにかく公式には「初めて」アメリカに勝ったのだ。

不思議なもので、ワールドカップの後というのは階段を上がるようにまったく違うチームになったりする。(男女関係なくである)

今回も沢が体調不良でほとんどの試合に出られないと聞く。

決して沢抜きで大丈夫だとは思えないが、着実になでしこジャパンは変わっていくのだ。

決勝では、たしか勝つと思うよ。



さて、初老男は50代に入った。

ひとは一年で一つ歳を取る。

当たり前のことだが「50」と言う数を積み重ねてくると、ちゃんときれいに積み上がってはいない。

だいたい、自分が50歳になる(なった)という意識が、現実にその歳になっても実感できていないのである。


しかし、今の体の状態と言うのは紛れもない「現実」なのだ。

・・・なんか深刻な雰囲気になってきたなぁ。

そんなつもりはないのである。


毎年受けている人間ドックが、昨年末の12月にあり、まあ例年の如くいくつか点を指摘された。

そして、大丈夫だと思っていた



          「メタボリック諸侯群予備軍」

                         を、一昨年に引き続き指摘されたのだ。(あっはっは~)

昨年は、ぎりぎりだったがそれをクリアしていたのが、今回は逆にぎりぎりアウト!ってことね。

現実にウェストも85cmを下回ったし、減量もうまくいって自信があった。

しかし、体重「600g」オーバーで、BMI値が25を上回ってしまい上記のような次第。

・・・たった「600g!」

くやしいのである。

しかし、現実にどうすれば体重を落とせるかは分かっているのである。

問題なのはその「体重を落とす」とか、「体調を崩さない」というモチベーションを持ち続けられるかどうか、なのだ。

本当のところ、人生においての残り時間は完全に「半分」どころか1/3を切っている思う。

そうした中で、完全健康体になどなれるとも思っていないし、そうなるためにやりたいことの半分もできなくなることが、体の健康以上に大切な「心の健康」を崩してしまっては、何の意味もないのだ。

私は初老になって、本当に実感している。

人間は本当に「あっけなく死ぬ」し「なかなか死なない」のである。

明日をも知れぬし、もしかしたらそこいら中悪いところ抱えて100まで生きるかも知れないのだ。

50年も生きてくれば、いつ最後の時を迎えてもよいような覚悟をしなければならないのである。


今回も最後までお付き合い頂きありがとう。これを読んでいる皆さんも「本当の健康」の意味を考えますように。

                          May

体重を落とすコツは・・・・とにかく「モチベ~ション」を落とさないことだよ~~~。


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「起」が終了。    ~大河ドラマの序盤~

2012年03月05日 | テレビ
私は初老男である。

訳あって禁酒している。

それほど大事な理由があるわけではない。

だいたい、私は基本的に晩酌をしない。

晩酌はやらないが、毎週末にハイボールをゆっくり飲るを唯一の楽しみにしていた。

飲るのを止めように思って1~2週の週末は、ムズムズした。何かすごく損をしたような気になって辛かった。

しかし、3週目の先週末はほとんど何の痛痒もなかった。


ただ私は自分でもよくわかっている意志の弱い男である。

しかも、酒を止めている理由が大して大事なことでない。

酒を一杯でも口にしてしまえば、すぐにやめていた時と同じ、いやそれ以上に飲んでしまうだろう。


はたして、いつまで禁酒していられるやら・・・。



さて、今年の大河ドラマが「良い出来」であることは読者のみなさんに度々紹介してきた。

今回の第9回「ふたりのはみだし者」もとてもよかった。


だいたい大河ドラマは45~48回ほどの放送回数であろう。

とすると第9回というと、ほぼ5分の1が終わったことになる。

すると、俗にいう「起・承・転・結」の「起」の部分が終わったと考えてよいと思う。


特に「起」の部分の最後と思える今回に、清盛の終生のライバル「雅仁親王(後の後白河天皇)」が登場。

しかも演じるのは松田翔太。

この人は、与えられる役によってその存在感がずいぶん変わる役者だと思う。

前回の大河ドラマ出演は「篤姫」の時、篤姫の義理の息子14代将軍「徳川家茂」だった。


この役も重要な役なのだが、何しろ若くして病弱で結局早死にする役だ。

そうした役では、この人のゾッとする位の殺気が生かされない。


今回は非常に良い役に抜擢されたと思う。

ドラマの最後の部分での清盛との「双六」のシーンは秀逸だった。


とにかく今回の大河ドラマのキャスティングは見事なり。

白河法皇の伊東四朗。鳥羽上皇の三上博史。得子の松雪泰子。崇徳天皇のARATA(井浦新)。

ここいら辺の宮中の役所は、過去の大河ドラマの中でも屈指の名配役だと思う。

「伊東の不気味さ」「三上の心理的鬱屈の表現」「松雪本人が持っているの女の情念」「井浦の持っている何ともいえぬやりきれなさそうな表情」

どこにも違和感がない。


今回の大河ドラマのキーワードとなっているのが

       
         「物の怪(もののけ)」と「双六(さいころ)」

                                      であろう。

白河法皇が清盛に言い残す自分の血に宿る「物の怪」のおぞましさ。

母舞子からもらった「運の強さ」(双六の強さ)。

これらが、これからのドラマの展開の中でも重要な意味を成してくだろう。


最後の雅仁と清盛の「双六合戦」は、いい見所だったなぁ。


とにかくこれまでは、登場人物の紹介で終わった感がある。

それでも上手に話を展開してきた。

これからが「起承転結」の「承」になり、益々期待が高まる。(ワクワク)


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんが視聴率が高くなくても、よいドラマはよいと感じられますように。

                                   May

しかし、今の子役はすごいね。清盛の息子「清太」も義清の「娘」も3歳に満たないのだろうけれど、ちゃんと演技して存在感を示してたからねぇ。


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ザッケローニはわかってる。   ~それとも私の見る目が・・・~

2012年03月03日 | スポーツ
私は初老男である。

何年振りかで某国営放送の「朝の連続テレビ小説」を見ている。

ドラマと言うのは、結局「作り事」だから、リアリズムを求めたりしてはいけない。

・・・と十分わかっているのだが、今回の「カーネーション」はかなりキャストに無理がある。

どう見ても、主人公の糸子(尾野真千子)より娘たちの優子(新山千春)直子(川崎亜沙美)の方が年上に見える。

かなりの違和感を持って見ていたのだが、人間と言うものは不思議なものだ。

最後の一か月にさしかかる3月初旬の今は、ほとんど違和感がなくなっている。

さすがに晩年を夏木マリに交代するという。

ここまでくると、逆にその方が違和感を視聴者に与えることになるんじゃないかなぁ・・・。

(ちなみに、末娘の役の安田美沙子と尾野真千子はほぼ同じ年なんだよね)



さて、先回の予告通り昨日のワールドカップ最終予選ウズベキスタン戦のことをUpしようと思う。

だらだらと経過など書いても意味がないので「独断偏見満載」の「敗戦のポイント」を列挙してみよう。


            「準備足らず」

いくらなんでも、海外組と国内組の合流が3日前と言うのはひどすぎる。(違ったか?)

日本サッカーが世界に伍していく時の最大の武器は「連携」(組織力)しかない。

ほんの少しの「ズレ」が、その連携をズタズタにする。

最低1週間位の時間がなければ、昨年のアジアカップのようなゲーム運びはできない。しかもアジアカップは、試合を重ねるごとに連携が取れたからね。

  
           「各個人のキレの悪さ」

上の理由と同じで海外組の体のキレが、やっぱりよくなかった。

特に「ハーフナー・マイク」「内田」の二人はひどく見えた。長谷部もよくなかった。


            「交代のミス」

最後の長友の交代は仕方がないのかもしれないが、ハーフナーが先発で李が交代ってのは、逆じゃないかな。まあ、まさか最後に「パワープレー」のなるとは思っていなかったから仕方がないか。

藤本の先発もちょっと解せないし、中村憲剛の先発を外したのも解せない。

更に藤本に代えて乾ってのもわからん。


だいたい、遠藤が徹底マークされて機能しなかったしね。

・・・長友の交代がなければ宮市が出場したのも・・・。



            「毎度おなじみ、シュートを打たない」

まえまえから言っている。今回もテレビを見ながら「打て!」って何度も叫んだ。

ウズベキスタンの選手は楽だったろうなぁ。

連携が悪いうえに、遠目からはほとんどシュートを打ってこないチームなんて怖くもなんともない。


とは言え、岡崎のシュートがバーを叩かないで入っていたら、展開は全く変わっていたろうけどね。


こうやって自分勝手に振り返ってみたら、何のことはないザッケローニ監督の試合後の談話とほとんどおんなじだった。

ってことは、まあ、ザッケローニはやるべきことは分かってるってことだ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも自分勝手な評論を展開しますように。


                   May


最終予選は「かなり」苦戦するよ。間違いなく・・・。



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いよいよ明日!    ~宮市日本代表デビュー・・・か?~

2012年03月01日 | 
私は初老男である。

トランぺッターの「モーリス・アンドレ」が死んだ。

クラシック音楽に興味のない人には、なんのことかわからないと思うが、この人は不世出のトランぺッターだった。

まるでフルートやピッコロのようにトランペットを吹いた。


一枚でいいから彼のCDを聞くことをお勧めする。

トランペットと言うと、管楽器のエースであり一般的にその音色を聴いたことのない人はいないだろう。

そのイメージを、まったく変えてしまうくらいに彼の演奏は素晴らしい。

また、偉大なアーティストが一人この世を去って行った。


合掌



さて、新カテゴリー「顔」の第2弾は・・・・



        「宮市 亮」

                     である。


もちろん、読者のみなさんは何者かを知っているだろう。(知らない人は、サッカーに興味のない人だな?)

明日のワールドカップ最終予選ウズベキスタン戦に、初召集された日本期待のサッカー選手だ。

この人を初めて見たのは高校サッカー選手権だった。

この人の顔は、その時からほとんど変わっていない。

しかし、顔下半分は幼く見えるが、上半分は完成されてる。

強い意思を表す太い眉と、大きく見開く眼がいい。


やはり「なにか」を「持ってる」顔だ。

何しろサッカーの本場ヨーロッパで、物おじせずにあのプレーを展開するのは「怖いもの知らず」なだけではないだろう。

最近彼のインタビューを聞いた。

それで「おや?」と思ったのは、意外に野太い「声」だということ。

サッカー選手において「声」は重要だ。

チームとしてゲーム中のコミュニケーションをとるときも、その声の質と大きさは重要なポイントだ。



オリンピックの日本代表には、ぜひ彼が必要と思っているがなかなか召集しにくい事情があるんだろうなぁ。


と言っているうちに、現在3月1日午後9:00。

結局宮市の出番がなかったのは、ご承知の通り。

昨日のウズベキスタン戦については次のUpでじっくりとやろうと思う。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、自分の顔つきに自信が持てますように。

                                  May

宮市見たかったなぁ・・・。




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